健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

海外留学者が減少

2010-10-11 06:34:59 | 研究
共同研究などのため海外に長期(31日以上)にわたって派遣される国内の研究者が、ピーク時の半分以下に減少しているそうです(YOMIURI ONLINE)。今年のノーベル化学賞受賞が決まった日本人2博士は、海外での研究が原動力になったと言われています。文部科学省の調査結果によると、国公私立大などの研究機関から昨年度、教員など所属機関との雇用関係を維持したまま海外に派遣された研究者は3739人。ピーク時の2000年度は7674人だったそうで、半分以下になったようです。確かに、大学での業務が多くなり、なかなか留学の機会に恵まれないという事情もあると思います。国内定職を持たずに海外へ渡る研究者も多いです。でも、いずれ日本へ戻りたいと考えても、日本の研究者の主な職場である大学では人員削減、ポスト削減などが行われており、少ないチャンスを得るために海外へ出ることを躊躇する研究者もいるでしょう。日本の科学研究を推進するには、研究費はもちろんですが、ポストの問題を解決する必要があるのではないでしょうか。現状でも定職に就けないポスドクがたくさんいるのに・・・・・。日本でないなら海外で獲得するという選択肢もあるでしょう。でも、それはたやすいことではありません。何か国家戦略が必要と思われます。
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ノーベル平和賞の波紋

2010-10-10 06:42:54 | 日記
今年のノーベル平和賞は国の民主活動家・劉暁波氏に決まりました。劉暁波氏が平和賞の候補者になっているということは報道されていました。その報道というのも、中国がノルウェーに劉暁波氏に平和賞を与えないように外交的な圧力をかけているというものでした。しかし、ノルウェーの選考委員会は、こうした圧力をものともせず劉暁波氏を平和賞に選びました。ひょっとしたら、中国の圧力が決定に何らかの影響を与えたのかもしれません。この平和賞の決定に関しての中国の対応にびっくり。ノーベル平和賞の受賞者を発表する衛星放送を中断させるなどの報道統制を行っているというものです。こうした報道規制は全世界に発信されてしまうでしょうし、中国政府に対する世界の国々のイメージに対してマイナスになるのは間違いないです。このリスクを覚悟の上での報道規制だったのか、それとも突発的だったのかは分かりませんが、中国にとっては・・・・・。確かに、中国政府にとっては劉暁波氏は政治犯であり、現在服役中であるので、犯罪者がノーベル平和賞を受賞することはあってはならないということでしょう。何らかの形で抗議するようなコメントを出すのは理解できなくもありません。でも、衛星放送を突然中断させるというのは・・・・・。さらに、ノルウェーに対して対抗処置を考えているということです。もし、対抗処置をするようであれば、中国が世界から孤立することも十分に考えられるのではないでしょうか。なぜなら、ノーベル賞を選考しているのはノルウェー政府ではなく、私的な財団ですよね。私的な財団が行ったことを、政治問題にしてしまうのは・・・・・。この問題の解決はどうなりますでしょうか。
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アルゼンチンを破る!

2010-10-09 06:37:43 | 日記
サッカー日本代表。世界ランク5位のアルゼンチンを1-0で破りました。前半、ゴールキーパーがシュートをはじいたボールを岡崎選手が詰めてゴール。この1点を守り勝利。よい戦いだったと思います。守りに徹することなく、常にチャンスがあれば攻め上がるという、これまでの日本代表に見られなかった戦い方だったように感じました。アルゼンチン代表は、少し動きが鈍く、スピード感に欠けてはいましたが・・・・・。そうした中でも、メッシ選手のプレーはやはりすごかった。監督選出に少しごたごた感がありましたが、それを払しょくする戦い方だったと思います。次のワールドカップまで、あと4年弱。この調子でさらに強くなればかなり期待できるのではないでしょうか。日本代表が変わったような気がした試合でした。
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ベンゼン環の結合

2010-10-08 06:30:08 | 日記
ノーベル化学賞。日本人の研究者が受賞しました。受賞者は米国デラウェア大学のリチャード・ヘック名誉教授、米国パデュー大学の根岸英一・特別教授、北海道大学の鈴木章名誉教授の3人(YOMIURI ONLINE)。日本人の化学賞受賞は、2008年の米国ボストン大学の下村脩・名誉教授以来の2年ぶりです。授賞理由は「有機合成におけるパラジウム触媒を用いたクロスカップリング」。この技術により高度な化学物質の合成が可能となり、製薬、電子産業に広く応用されているということです。いろいろ調べてみるとこの技術では、ベンゼン環同士の結合を意図したように正確にできるというものらしいです。そこで、ベンゼン環の結合を説明したニュース番組があったようですが・・・・・。その時、誤った図を出して、鈴木先生にあきれられていたそうです。ニュース番組というよりはニュースショーなので、多少は愛嬌でしょうか。でも、それなら普段のコメントも・・・・・。勉強不足なのでしょう。やはり、人前で話をする場合には、しっかりと準備をしてほしいです。でないと、聞いている人は全て正しいと思いますね。
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食べても太らない方法!?

2010-10-07 06:37:17 | 研究
食欲の秋、到来。食欲の秋だからこそ気になることがありますね。おいしいものをついつい食べ過ぎて、太ってしまう。こんなことを考えている方は多いと思います。だからこそ、食べても太らない方法。多くの方が知りたいことではないでしょうか。そんな衝撃的な記事が!毎日jpにあったのですが、まず3つの「ア」のつくものを一緒に摂らないようにすることだそうです。3つの「ア」とは、アルコール、甘いもの、油分、だそうです。確かに、これらはカロリーが高いですね。1つだけでも、なんとなく抵抗のある方が多いのではないでしょうか。考え方としては、3つ一緒に摂らないようにするというのは、良い考えかもしれません。1つずつだとどうしても食べたい時があると思いますが、3つ一緒というのなら我慢が出来るのでは。現実的ですね。それから、もう1つ。摂りすぎている物を減らすのではなく、不足している物を補うという考え方だそうです。なるほど。これも納得ですね。特にタンパク質の摂取。これは重要ですね。気を付けないといけません。とにかく、消化吸収にもエネルギーを使うはずです。おいしいものをおいしいと感じながら食べる。これが健康には良いのだと思います。
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報道されない「デモ」

2010-10-06 06:08:18 | 日記
先週の土曜日、東京をはじめ日本の7都市でデモがあったようです。CNNによると、そのデモは尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件をめぐる中国に対する抗議デモだったということです。参加者らは日の丸を掲げ、「中国の領海侵犯を許さない」などと主張していたそうです。デモを主催したのはあの田母神俊雄・元航空幕僚長だそうです。田母神氏によると、尖閣諸島は日本固有の領土だとの立場から、日本が防衛しなければ中国はこれを取り上げる行動に出ると述べ、中国側を非難するというものだったそうです。デモに参加したある男子学生は中国への強い怒りを示し、衝突で破損した日本の巡視船の修理費用は中国側が支払うべきだと語り、、55歳の女性参加者は中国よりも日本政府の「弱腰」外交を批判したいと話し、「私たちは国としての誇りを取り戻すべきだ」と主張していたなど、結構詳しく報道されています。しかし、いわゆる日本の主要報道機関はこのデモに関するニュースは取り扱っていないようです。全く知りませんでしたし、知らなかった方も多いのだと思います。確かに、いろいろなデモ行進が行われていると思うので、それらの全てを報道するとは限らず、報道するかどうかは報道機関の自主的な判断に任されているのでしょう。でも、これだけ大騒ぎしている問題に関するデモ行進なのに、全く報道されないというのはちょっと気持ちが悪いですね。何か裏があるのでしょう。小沢議員の強制基礎の報道と言い、我々一般人に対する情報提供について何となく解せないことが頻発してしますね。
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ノーベル医学・生理学賞

2010-10-05 06:04:06 | 研究
今年のノーベル医学生理学賞は体外受精技術の開発者である英国ケンブリッジ大学のロバート・G・エドワーズ名誉教授に決定しました。カップルの10%以上は何らかの理由で、赤ちゃんができない不妊に苦しんでいると言います。エドワーズ博士は不妊の夫婦の精子と卵子を用い、試験管内で受精させることに成功し、その受精卵を妻の子宮に戻し、1978年7月25日、世界初の体外受精児となるルイーズ・ブラウンさん(32)が誕生しました(YOMIURI ONLINE)。これまでに、体外受精によって世界で約400万人の子供が生まれているそうです。この体外受精技術は、生殖医療を根本から変えたこととなり、このことが高く評価されたそうです。山中先生、残念でした。随分と有力候補ではないかというような情報が流れていましたが・・・・・。でも、いずれ受賞するものと思います。というのも、iPS細胞の周辺技術がかなり数多く開発され、臨床応用に確実に近付いているからです。もちろん、受賞には臨床応用が必要だと思います。
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ベストとは何か?

2010-10-04 06:14:45 | 日記
ベストとは?対象とするものによって多少ニュアンスが変わるのでしょうか?相手がいる場合でも変わるのでしょうか?政治的な判断にもベストがある?一連の尖閣諸島に関する日本国の対応について、様々な意見が出ています。大方の世論は、なぜ?という疑問を投げかけるものでしょうか?この問題に対する対応に関して、ベストな対応と考えている人はいないのでは?と、思っていたら、ベストだと主張する方が。もちろん、有名人です。あの仕分け人の蓮舫大臣です。何を思ったか、今回の対応はベストだったと答えたようです(産経ニュース)。これにはびっくり。そもそも政府はこの問題について一切の判断をしていないと一貫して主張していますね。つまり、海上保安庁・検察による逮捕と釈放がベストということなのでしょう。何を持ってベストとしているのか全く理解できません。蓮舫大臣はそもそも今回の問題が勃発した際に、「領土問題」ということを発言して、その後、発言を修正しています。政治家は言葉に気をつけたいですね。もちろん、行動も大切なのですが、言葉が・・・・。前政権時代はこうしたいわゆる失言で、何人もの大臣が更迭されていました。それが今は・・・・・・。なんでもありですの時代ですね。
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ウィルスを使わず、RNAによりiPS細胞を作る方法

2010-10-03 06:42:47 | 研究
様々な組織の細胞に変化できる新型万能細胞(iPS細胞)を、安全に効率よく作り出す新手法が開発されたそうです(YOMIURI ONLINE)。iPS細胞の作成には、遺伝子を組み込む必要があります。この遺伝子により、どんな細胞にでもなる能力を獲得するのです。成熟(分化)した細胞に遺伝子を組み込むには、一般的にウィルスを使います。いわゆる遺伝子導入方法としては一般的です。しかし、ウィルスはもともとあるDNAを改変するので、最悪がん化する危険が残るという問題がありました。がん化とは、その遺伝子を改変した細胞が際限なく増殖してしまうことです。iPS細胞を有効利用するには細胞数を増やす必要がらいますが、その制御がきかなくなる恐れです。しかし、新たに開発された方法では、人工的に合成したリボ核酸(RNA:伝令RNA)を細胞に入れることで、ウィルス導入した際と同じ4種のたんぱく質を作らせることに成功したというものです。遺伝子を改変しないため、がん化の恐れが少なく、従来の手法より速く効率的にiPS細胞が作製できたそうです。さらに、筋肉細胞に特異的なRNAを導入し、iPS細胞から筋肉細胞を作ることにも成功したそうです。こうしてiPS細胞の周辺技術が開発されると、臨床応用は意外と近いうちに実現するかもしれませんね。そして、山中先生のノーベル賞も。
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スペースシャトルの飛行を1回追加

2010-10-02 06:27:51 | 宇宙
スペースシャトルの打ち上げはあと2回となっており、現在の予定では来年2月のエンデバーの打ち上げが最後とされています。ここでも何度も取り上げてきましたが、スペースシャトルの退役はすでに決定されています。しかし、スペースシャトルの後継機は何度も使いまわすシャトル形式ではなく、いわゆる1回使い捨てのロケット型になっています。つまり、あの飛行機のようなスタイルで、優雅に滑空し地球に帰還する姿はあと2回で見納めのよていです。しかし、米国航空宇宙局(NASA)の2011~13会計年度の実施計画を定める予算権限法案が米国下院で可決したというニュースが(ASAHI.COM)。この法案にはスペースシャトルの飛行を1回追加して退役させることや、国際宇宙ステーション(ISS)を少なくとも20年まで運用することなどが盛り込まれているそうです。追加される最後のフライトは、来年6月にNASAの飛行士4人が乗り組むアトランティスの打ち上げとなるようです。この法案は上院で可決済みということで、あとは大統領の署名により成立するそうです。
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