声帯組織を培養することに成功したとの研究成果がScience Translational Medicineに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。培養された声帯組織は、遺伝子操作によりヒトに似た免疫系を持たせたマウスの体内で、約3か月間にわたりその形態を維持することができたそうです。また、死んだ犬の体から摘出した無傷の喉頭に移植すると、音声振動を生成したとも。培養組織の感触や湿り気、弾力も一般的な声帯によく似ているそうです。今回の研究は、声帯の機能不全がある人々にとっては明るいニュースとなりうるそうです。声帯機能不全の患者数は米国だけでも2000万人に上り、現時点では有効な治療法も存在していないそうです。
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