既に報道されてご存知の方も多いと思いますが、アルツハイマー病の発症前に原因たんぱく質の状態が分かる血液中のマーカーが発見されたそうです(YOMIURI ONLINE)。アルツハイマー病は、原因たんぱく質「アミロイドβ」が脳内に蓄積し、脳が萎縮して起こると考えられています。アミロイドβが蓄積し始めてから発症までに15~20年要すると考えられている。脳内のアミロイドβの蓄積を調べるには従来、脊髄に針を刺して脳脊髄液を採取するなど患者の負担が大きかったり、大がかりな画像診断機器が必要だったりするのが課題だったそうです。今回の研究では、血液中の微量のアミロイドβ関連物質の増減を調べることで、脳内のアミロイドβの蓄積を確認できることが判明したそうです。アルツハイマー病やそうでない人を含む65~85歳の62人を対象に解析した結果、事前に行った脳内の画像診断の結果と92%以上の精度で一致したそうです。
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