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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

新型コロナウイルスのウイルス量を評価する方法RT-PCR(Reverse transcription Polymerase chain reaction)

2020-04-14 00:21:46 | 研究
新型コロナウイルスのウイルス量を評価するには、RT-PCR(Reverse transcription Polymerase chain reaction)法を用います。

RNAのRCR
 RNAからDNAを逆転写して、cDNA(相補的DNA)を合成して行うPCR

RT-PCRにより、特定の細胞や組織に含まれるRNA量を定性評価する。この方法は、遺伝子の転写産物であるメッセンジャーRNA(mRNA)の評価に用いられる一般的な方法。

ある特定の遺伝子の転写産物が多いということは、その遺伝子の転写が盛んであるということ。すなわち、その遺伝子の持つ機能が強化されるつある状態。

新型コロナウイルスはRNAウイルスである。このウイルスは、細胞に自分のRNAを送り込み、増殖させる。この増殖具合を評価しているのが、いわゆる「PCR」検査。実際には、リアルタイムRT-PCR(real time RT-PCR)という方法。

PCRの精度は、プライマーと呼ばれる増幅する部位を特定する設計に大きく依存。

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