健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

胸焼け抑える薬

2015-06-27 08:30:17 | 研究
胸焼けを抑える市販の制酸剤は、心臓発作を起こすリスクを20%高めることにつながるという研究結果がPLoS ONEに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。約300万件の保健記録を使って、大量のデータからある傾向を見つけ出す、いわゆるデータマイニングに基づいた研究により明らかになったそうです。研究対象となったのは、Prilosec、Nexium、Prevacidといったプロトンポンプ阻害薬として知られる世界で最も広く処方されている医薬品の一部で、その売上は年間約140億ドル(約1兆7300億円)にものぼるそうです。研究では、制酸剤が心臓発作を引き起こすとは証明していないが、心臓発作への明らかなつながりがあるとしているそうです。一方、別の種類の制酸剤でヒスタミンH2受容体拮抗薬やH2ブロッカーとして知られている薬は、心臓発作のリスクの高まりを示しさないとも。
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