健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

子宮頸がん予防ワクチン

2010-05-14 05:28:48 | 日記
子宮頸がん予防のためワクチンを学校で集団接種する全国初の取り組みが、栃木県大田原市で始まったそうです(YUOMIURI ONLINE)。1人約4万5000円の接種費用を市が全額負担することもあり、事前の調査では、対象となる市内の小学6年女児334人のうち98・5%が接種を希望しているとのことです。子宮頸がんは、性交渉によるヒトパピローマウイルス感染が主な原因であり、ワクチン接種によって予防できる唯一のがんと言われています。このヒトパピローマウイルス感染は必ずしも子宮頸がんを発症させるわけではないそうです。病気をもたらす原因を増加させるリスク因子としては、多産の女性、セックスパートナーが複数の女性、初交年齢が若い女性、喫煙者、経口避妊薬(ピル)服用者、免疫系の低下している女性、ということのようです(財団法人国際医学情報センター)。しかし、これらリスク因子があるからといって、必ず子宮頸がんになるとは限らないようです。また、リスク因子がないからといって、将来子宮頸がんにならないわけでもないようです。ちなみに、ワクチンの接種は半年間に3回必要で、その効果は一生ではなく最長で6年程度ということです。
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