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健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

グレートバリアリーフの長期見通し

2019-09-17 08:30:41 | 研究
オーストラリアの世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)の環境の長期的見通しが、初めて「非常に悪い」に格下げされたそうです(AFPBB NEWS)。グレートバリアリーフを管理する豪政府当局が8月30日、発表したそうです。グレートバリアリーフ海洋公園局(Great Barrier Reef Marine Park Authority)は、同サンゴ礁の状態について5年ごとに報告書を発表しているそうです。最新の報告書は、気候変動による海面温度の上昇が、グレートバリアリーフにとって最大の脅威になっていると指摘。記録的な海面温度がもたらした重大かつ大規模な影響により、サンゴ礁の生息環境は『悪い』から『非常に悪い』に移行したと報告。また、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産(World Heritage)にも登録されているグレートバリアリーフを救うために、世界、地域、現地レベルで強力かつ効果的な管理措置を講じることが急務であると警告したそうです。

https://www.afpbb.com/articles/-/3242226?cx_part=top_category&cx_position=3

iPS由来の角膜細胞の移植

2019-09-16 08:30:08 | 研究
大阪大学は8月29日、他人の細胞をもとにしたiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った目の角膜の細胞シートを、重い目の病気「角膜上皮幹細胞疲弊症」を患う40歳代の女性患者の左目に移植する手術を行ったと発表したそうです(読売新聞オンライン)。手術は7月25日に実施。女性は日常生活に支障がない程度まで視力が改善しているといい、今月23日に退院したそうです。iPS細胞から作った角膜の細胞を移植する手術は世界初とのことです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20190829-OYT1T50213/

スーパーコンピューター「京」

2019-09-15 08:30:32 | 研究
理化学研究所は8月30日、8月16日に運用を終了したスーパーコンピューター「京」の電源を切ったそうです(読売新聞オンライン)。解体、撤去されるそうです。京は計算速度が毎秒1京回(京は1兆の1万倍)を超える性能を備え、2011年3月にシステムが部分稼働。同年6月に計算速度で世界1位を達成し、12年9月に本格運用開始。気象、防災、宇宙など幅広い分野の研究と計算に活用されたそうです。理研は同じ施設内に約100倍の性能を持つ後継スパコン「富岳」を設置し、2021年頃に本格運用を始める予定だそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20190830-OYT1T50320/

人工衛星「つばめ」から停車中の「つばめ」を撮影

2019-09-14 08:30:07 | 研究
JR九州と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月31日、宇宙を飛行する人工衛星「つばめ」から、熊本総合車両所(熊本市南区)に停車中の九州新幹線「つばめ」を撮影した画像を公開したそうです(読売新聞オンライン)。JAXAの「つばめ」は2017年12月に打ち上げられた超低高度を飛ぶ小型の試験衛星。つばめや宇宙への関心を高めようと、JAXAが同名の新幹線を運行するJR九州に呼びかけ、コラボが実現したそうです。8月29日早朝、人工衛星が高度約230キロから撮影。地上では、車両の近くに「つばめ」と書かれた縦約4メートル、横約15メートルの巨大な横断幕を広げ、JR職員らが手を振ったそうです。画像は、31日に熊本市で開かれた市民向けの「宇宙教室」で披露されたとのこと。当日は雲が多かったが、車両と「つばめ」の文字がくっきりと確認できたそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20190901-OYT1T50076/

世界初ポータブルCDが未来技術遺産に

2019-09-13 08:30:00 | 研究
国立科学博物館は9月3日、未来に引き継ぐ科学技術の資料「未来技術遺産」に、ソニーが開発した初代ポータブルCDプレーヤーなど26件を新たに選んだと発表したそうです(読売新聞オンライン)。世界初のポータブルCDプレーヤーだったソニーの「D―50」は1984年に発売。その後の同社の「CDウォークマン」の原型で、CDの普及の起爆剤に。ソニーが82年に発売した最初の据え置き型CDプレーヤー「CDP―101」とともに、未来技術遺産に登録されるそうです。未来技術遺産は、暮らしや文化に影響を与えた科学技術の成果を後世に伝えるため、2008年度に登録が始まった。登録件数は今回で計285件となるそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20190903-OYT1T50148/

新種の光るクモヒトデ

2019-09-12 08:30:32 | 研究
オーストラリアのクリスマス島の海底洞窟で、新種の光るクモヒトデが発見されたそうです(読売新聞オンライン)。海底洞窟に生息する発光生物の発見は、今回が初めてとみられるということです。このクモヒトデを、発見場所にちなんで「クリスマスイルミナンス」と名付けたそうです。見つかったのは、「盤」と呼ばれる体の中央部分の直径が約6ミリ、5本の腕の長さがそれぞれ約8・5センチのクモヒトデ。海底洞窟の砂に埋まっていて、掘り起こして触ると、腕が緑色に光ったそうです。光る理由はわかっていないそうですが、敵に襲われた時に光り、より大きな生物を呼び寄せることで、敵を追い払おうとしているのではないかと話しているそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20190824-OYT1T50137/

コンゴ民主共和国ではしかの死者数がエボラ上回る

2019-09-10 08:30:03 | 研究
アフリカ中部のコンゴ民主共和国で、麻疹による1月からの死者数が2758人となり、エボラ出血熱による年間死者数を上回ったそうです(AFPBB NEWS)。国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」が先日(8月17日)、明らかにし、国際社会に「巨額な資金投入」が必要だと呼び掛けたそうです。はしかは感染力の高いウイルスによっておこる感染症。子どもが感染することが多く、重症化すると脳炎や肺炎などの合併症を発症することもあり、予防にはワクチン接種が有効。MSFによると、はしかの流行宣言が出されたコンゴでは、今年1月から8月初旬までのはしか感染者が14万5000人を超えたそうです。

https://www.afpbb.com/articles/-/3240298?cx_part=search

HPVウイルスによるがんの92%はワクチン接種で予防可能

2019-09-09 08:30:52 | 研究
米国疾病対策センター(CDC)は、ヒトパピローマウイルス(HPV)によって発症するがんの約92%は、HPVワクチンの接種によって予防可能だと発表したそうです(AFPBB NEWS)。CDCは、HPVワクチンの接種率を向上させることが重要な優先事項だと訴えているとのことです。CDCの最新報告によると、2012年から2016年の間にHPVが原因で発症したと推定されるがんは、年平均約3万4800例。このうち年間3万2100例以上のがんを未然に防げた可能性があるとのことです。HPVによるがんは男女ともに発症し、発症部位は女性器の外陰部や膣、子宮頸部、男性器の陰茎の他、肛門、中咽頭など。CDCでは、11~12歳に達した全ての子どもに対し、ウイルスに感染する機会にさらされる前にHPVのワクチンを接種することを推奨しているそうです。しかし新たな統計によると、13~17歳の予防接種率はほとんど増加していないそうです。CDCの報告はさらに、HPVのワクチン接種は通常26歳以上には推奨されていないが、27~45歳の間で接種を受けたことがなく感染リスクがある場合は、接種の効果を得られる可能性もあるため、医師と相談することを勧めているとのことです。

https://www.afpbb.com/articles/-/3241034?cx_part=search

飲料水中のマイクロプラスチック

2019-09-08 08:30:48 | 研究
世界保健機関(WHO)は、飲料水に含まれるマイクロプラスチック(プラスチック微粒子)について、現状では人体に危険はないと発表したそうです(AFPBB NEWS)。ただし、将来的な潜在リスクに関してさらなる研究が必要だとしているそうです。マイクロプラスチックの人体への影響に関するWHOの調査報告は、これが初めてとのこと。

https://www.afpbb.com/articles/-/3240893?cx_part=search

肉食をやめれば・・・・

2019-09-07 08:30:51 | 研究
地球温暖化を食い止めるために菜食主義者やビーガン(完全菜食主義者)になる必要はない。しかし、人類が肉を食べるのをやめれば、温暖化対策は楽になるだろうとする「特別報告書」が国連(UN)の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)により公表されたそうです。気候変動と人間の食生活との関連性についてまとめたこれまでで最も包括的な報告書の要点は、非常に明白だそうで、気候変動は世界の食料供給を脅かしており、食料の生産方法でさえ地球温暖化に拍車をかけているということだそうです。熱帯地方では、気温上昇により収穫量が減少し、主要穀物の農地が奪われ、食用植物の必要養分も失われ始めているそうです。一方、世界のフードシステム(食料の生産から流通・消費までの流れ)は、世界で排出される温室効果ガスの少なくとも4分の1を占めているとのこと。世界人口は今世紀半ばまでに20億人増加すると考えられているそうですが、安易に食料生産量を増やせば、地球の平均気温は危険レベルをはるかに超えることに。今日、食料関連の温室効果ガス排出量の半分以上が畜産業によるものだそうで、うち半分は、羊や牛の飼育に関わるもので、牛の割合が特に高いそうです。畜産業は、気候にとって二重の脅威となっている。特にブラジルの亜熱帯地域では、二酸化炭素を吸収する森林が放牧地や牛の餌となる大豆作物を育てる畑に変わっている他、家畜が排出する大量のメタンガスは温室効果ガスの発生源にもなっているそうです。米首都ワシントンに本部を置く政策シンクタンク「世界資源研究所(WRI)」によると、同量の牛肉の動物性たんぱく質と標準的な植物性たんぱく質を比較した場合、平均して肉牛の飼育には植物栽培の20倍の広さの土地が必要となり、温室効果ガス排出量も20倍となるそうです。こうした理由から、植物性食品を中心とする「バランスの良い食生活」に移行することにより、気候変動の原因を大幅に減らすことができるとIPCCは結論付けているそうです。この結論は、菜食主義を全面的に支持しているようにみえるかもしれないが、IPCCは世界中の人々に対し肉食を一切やめるよう義務付けたり奨励したりしているわけではないとも。

https://www.afpbb.com/articles/-/3239273