goo blog サービス終了のお知らせ 

えすみの日記

ふつーの主婦ですが、日本の未来を真剣に考えたい!

財務省が増税をしたがるのはどうして?

2011-04-27 14:27:36 | ニュース
またまた、三橋貴明氏と中野剛史氏のTPP合同講演の動画。
こちらの動画に、私がどーーしてもわからなくて
もやもやしてた疑問について、両氏がこたえている場面がありました。
慣れてないですが、がんばって文字起こししてみました。
こちらの動画の9分20秒からです↓

6/8【TPP】 中野剛志氏&三橋貴明氏 合同講演会



(起こしここから)ーーーーーーーーーーーー

《質問》財務省は増税をしたがっているように見えるのですが、財務省は増税をしたら、どう☆☆(注、よく聞き取れず。“対応”かも)するのかよくわからない、というのと、消費税あげたとして、消費者が買わなくなって税収さがることを財務省は考えないのかなと思うのですが、お二人の見解を聞きたい。


《中野》僕もよくわからないのですよ(笑い)。財務省の人たちみたいに偏差値高くないんで・・・(笑い)。
仮説で、想像ですよ。役人とかの気持ち考えると・・・、
90年代にバブル崩壊した後、財政出動やらされたし、80年代は内需拡大って、アメリカから要求つきつけられたんで、景気がいいし、別にほしいものがないのに財政出動させられた。そういう時が続いた。

かつ、財政出動すると利権てのが生じるので、政治家の根回しとかいろんな県下の陳情団とか山ほど来て、そんなの相手にするんですよ。

そうすると役人一人のレベルでは、

『そんな仕事うんざり。僕はもっと天下国家のために仕事しようと官僚になったのに、なんでこんなお金ちょーだい、お金ちょーだいって奴らのたわごと聞いてなきゃいけないんだ』

という気持ちで仕事してるんですよ。

それで財政出動ってのは意味がないんだって身を持って、ミクロな体験としてね、感じちゃう人多いんですよ。

こういった人たちは

『俺が幹部になったら、こんなこと絶対やめさせる』
ってひとたちが、今幹部になってると。いやほんと冗談みたいな話なんですけど、もしかしたらそういうのかもしれないなという所があるんですよね。


《三橋》実は財務省の前は大蔵省なんですが、日本の大蔵省、財務省は増税大好き。これは文化、伝統じゃないかなと。いま(質問者さんが)おっしゃっているその財務省の増税をしたがっている人たちっていうのもいるんですが、財務省の別のちゃんとわかっている人たちもいるわけでして。
問題は何かというと、増税をしたい主計局ってのがあるんですが、そこの権力がでかすぎるってのが、一番問題だと。

要は増税したいって人がいてもいいんですけど、反対する声もあって、
それが議論にならなくちゃいけないんですよね。本来は。それは財務省の中もそうなんですが、日本国民全体としてもそうです。

ところが今その議論が流れないようなそういう情報の流通になっているというのが一番の問題だと。

いいんですよ。本当、全部の情報をオープンにして
国民の総意を得て、
消費税あげますって。それならかまわないんですが、そうじゃないんですよね。
で、実際、例えば97年に消費税上げました。財政健全化が目的だと思うのですが、
結果、消費税あげたんですが、法人税と所得税が減って、税収減っちゃったんですよ。財政悪化したわけですよ。

そういう事実も踏まえて、国民の総意を得て、消費税あげるというなら、私も反対はしない。いや反対はするけれど、従いますよということですけど。

(財務省は)そういう情報をかくしてるわけですよ。それが一番の問題と思います。で、その情報の隠しかた、歪みは国民に対してもそうだし、財務省の中でもそうだと想像してます。

(起こしここまで)ーーーーーーーーーーーーー


↑私がしりたかったのは、財務省が増税をしたがる理由なんですが、質問者さんもそれを聞きたかったんじゃないかと。お二人ともはっきり答えてはいませんでした。中野氏の答えは財務省が財政出動を嫌がる理由に刷りかわってましたが、その仮説が正しいとすると、財務省が増税したがる理由はなんとなくわかった気がします。ただ本当の理由は財務省主計局の人たちにしかわからないって、ことでしょうね(残念)