釣針(埋蔵文化財センター 塩崎町1064-1)
縄文時代前期に作られた、魚を獲るための釣針だそうです。たいへん堅い鹿の骨を、石器で削って作るそうです。大串遺跡から出土したそうです。
針供養(別雷皇太神 元山町1-1-57 )
日頃お世話になり、使えなくなった針を供養する行事が、2月8日に現在も別雷皇太神にある淡島神社で行われているそうです。針を、豆腐やコンニャクに刺して供養するそうです。写真は、ずいぶん前ですが平成24年のものです。ここでは、供養針と彫られた、針を入れるらしい石造物が見られました。
千人針(水戸市立博物館 大町3-3-20)
戦時中、出征する人に贈られた、武運長久を祈る腹巻きなどとして使ったお守りを、千人針といったそうです。1mくらいのさらし布に、針で赤い糸を刺して結んだもの(玉留め)を1人1目で、1000目つくってもらうのだそうです。時とともにいろいろな形ができたようで、写真のように「千里を行き、千里を帰る」といわれたことからトラの姿を縫ったり、五銭玉(死線を越える)や十銭玉(苦戦を越える)などを縫い込んだりしたものもあったそうです。
レコード針(茨城県立歴史館 緑町2-1-15)
78回転だった黒いレコード盤の頃に使われた針なのでしょう。少し使うと音が悪くなって、針を替えたような記憶があります。その後、カートリッジ式の針や45回転という回転数の少ないプラスチック盤が出てきたりして、音質がずいぶんよくなったようです。写真の針入れはピーコックという社名が見えます。
針山(水戸市立博物館 大町3-3-20)
針仕事という言葉が日常的にいきていたころに使われていた針刺しなのでしょう、縫い針やまち針が刺してあるようです。今これがある家庭はほとんどないのでは…。写真背後は裁縫箱だそうです。
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