県庁所在地の水戸ですが、それほど広い面積ではないものの、自然にふれあえる散策を楽しめる場所があちこちにあります。今は少し時期的に早いのですが、暖かくなったらのんびりと歩いてみてください。ただし遊具はありません。念のため。
水戸神社周辺の笠原水源林(笠原町)
水源池から石段をのぼっていって、笠原不動を右に見て左に行くと林になります。不動山国有林というようです。徳川光圀は、田を開墾するために笠原の木を伐ったらという側用人の言を、水源保護ということからしりぞけたことが浴徳泉碑にあるそうですが、その水源を守っている林です。
渡里町(わたりちょう)の湧水地帯(渡里町)
長者山のある渡里町崖下から数百メートルにわたって連なって流れ出る湧水地帯にある林地です。田野川に沿ってあります。トンネルにコウモリがいるそうですし、ホタルが見られたり、色々な野草が楽しめます。地元にある渡里湧水群を活かす会が中心になって保存等の活動をしているそうです。
桜川膳棚周辺(河和田町と見川5の境)
源義家(みなもとのよしいえ)伝説の残る桜川・膳棚のあたりから、下流の桜川団地児童公園あたりまでの散策路です。途中に地元では磁石池といわれた桜川から取り残された三日月湖や、若林橋という風情のある木橋もあります。公園には光圀が植えさせたという桜を復活させているそうです。
大井戸湧水地周辺(上国井町)
小河川・阿川に湧き出している大井戸湧水地あたりから、その崖上にある鹿島神社へのぼる道です。ホタルが舞ったり、ツリフネソウやクサギなどが見られます。国井小学校などがホタルの管理をしているようです。
森林公園100年桜の森(木葉下・森林公園西部)
市制100周年記念に、小学校の児童を中心にした市民が、桜の植樹を行ったという桜の森という所にいたる、森林公園からの道です。ここから木葉下の信号方面に下りて行くと、金山跡があります。金山跡方面まで行くと、急坂なので、ちょっとした山歩きが楽しめます。
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