今回も、ラン科でなくて、「ラン」という名前がついている植物です。
アオノリュウゼツラン(水戸市植物公園 小吹町504)
キジカクシ科。先に日本に入った斑入りが、リュウゼツランとして名前が定着してしまったので、「アオノ」がついたそうです。「青の龍舌蘭」と書くようで、葉を龍の舌にイメージしたようです。数十年に一回開花して枯れるそうです。テキーラはこの仲間からつくられるそうです。
ガンコウラン(水戸市植物公園 小吹町504)
ツツジ科。日本では中部以北の高山の岩場や海岸で育ち、「岩高蘭」と書くそうです。写真は秋の野草展で見たものです。
コウモリラン(ビカクシダ)(水戸市植物公園 小吹町504)
ウラボシ科。コウモリもビカク(麋角(大鹿のツノ))も、その形からのようです。明治の初めに日本に入ってきたそうです。
ノシラン(大井神社 飯富町3475)
キジカクシ科。茎や葉が平らで、熨斗(のし)に似ているのでノシランだそうです。実が緑から清紫色になるそうです。
マツバラン(水戸市植物公園 小吹町504)
マツバラン科。日本で唯一のマツバラン科の種で、茎、地下茎だけで葉も根もない植物だそうです。秋の山野草展で展示されていました。