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水戸の見て歩き

水戸の乳金物

2020-02-22 19:39:34 | 水戸

 門の扉に付けられた乳のような形の釘隠しを、乳金物(ちかなもの)というそうです。門に重々しい雰囲気を醸しだすアイテムの一つですが、同じ形が多いようで、変化には乏しいようです。

 

薬医門(水戸第一高等学校 三の丸1-5-38)
 突起の下が菊の花のようになっていて、花弁状のものは16あります。この水戸城本丸入口に県指定文化財県指定文化財です。

 

常照寺(元吉田町2723)
 中央に一つ乳金物があって、そのほかは一般の釘隠しに似たかたちの金物が使われています。これは、2番目にある山門です。

 

偕楽園表門(常盤町1-3-3)
 黒門とも言われる表門では、花弁状のものは12です。表門が偕楽園本来の入口のようですが、今は、東門が普通に入園する入口になっているようです。

 

偕楽園南門(常盤町1-3-3)
 南崖下にある門ですが、ここの乳金物は質素な門にあわせたようで、ちいさなものです。偕楽園をつくった徳川斉昭は、舟で来園して、この門から崖道を登ったそうです。

 

六地蔵寺(六反田町767)
 復元工事が行われた四脚門にある乳金物です。新しい金物に取り替えられています。突起下は切れ込みのない花弁状になっています。

 

大手門(三の丸2-9)
 この乳金物の花弁状のものは16です。6億円をこえた建設費用がかかったという大手門は、さすがに見事です。

水戸の釘隠(2)

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