上は大ざっぱな灯籠の部位名称です。
東照宮(宮町2-5-13)
徳川頼房献納の灯籠です。「慶安4年」(1651年)、「頼房」の名前が彫られた灯籠で、徳川斉昭の廃仏政策や、戦災などの歴史を生き延びてきたということのようです。
薬王院(元吉田町682)
かつて寺院では仏堂の正面に灯籠が1基配置されるのが普通だったそうで、薬王院はその様式を残しているといえるのでしょう。祇園寺も同様です。
吉田神社(宮内町3193-2)
「神燈」「文政13年」(1830年)と刻まれた本町の商人たちの寄進によって作られた灯籠のようです。大変大きなものですが、地震で火袋から上が落ちてしまったようで残念です。
桂岸寺(松本町13-19)
2代水戸藩付家老・中山信正墓のとなりにある、これも中台の上がなくなっている織部形灯籠です。
中根寺(加倉井町595)
本堂前にある石の上に据えられた雪見灯籠です。笠が大きくて背が低い、庭園用の灯籠だそうです。