碁点を出発、
恐山の水がまだ残ってはいるが、「名水100選の月山湧水場」目掛けて行く、月山志津温泉を過ぎても、見つからない、月山荘で尋ねると、頭をひねり、
『そこに月山の水引いてるからどうぞ!』と、親切に言ってくださった。
この近辺では「名水100選」はあまり問題にしていないようだ。まぁ、山奥だから、どこでも水は101選目の名水なのだろう。
空のボトルを全てに満たし、ありがたく頂戴し、先へ進んだ。
山道を、と言っても旧国道112号線、昔はこの道を通っていたんだ、狭く、曲がりくねってて、危ない道だ。今では滅多に対向車も来ないから、その辺は楽だけど…。
進むと、大分下り、今度は湯殿山温泉に出た。ここでは山水がどんどん流されていて、「ご自由にどうぞ!」と、なっていた。折角だから、6㍑ボトルを入れ替え、わずかなものを売店で買った。
赤川の上流、道の駅「月山」を狙って来たが、水量がまだ少なく岩がごろごろ出ている、深い谷、これでは駄目だと、下って行くと朝日村へ到着。
先ずは朝日村の役場へ行くが、朝日村は狭く、すぐ下は櫛引町で、『赤川のことはここでは分らない』からと、地図を下さり、「国土交通省赤川出張所」を紹介していただいた、近いので行く。
『赤川は小さいけれど、山から急に平地へ出て、急流河川と言われ、暴れ川なので川を制しようと昔から努力が色々され、床止め工、水制工等と頭首工や堰が非常に多い川で、フリーの所は、三川橋の下のヤナ場から38号線の橋の少し上までの間。』とのこと。
今まで交通省へはいくらか尋ねたがここは非常によく説明の出来るお方で大変助かった。これほどきちんと説明していただいた役所は記録だ。今までのお方、ごめんなさい。記録は破られるためにあるのだから…。
下見に川下へ。土手を通れるところは走って行くのだが、ここの河川敷は畑の連続、そう言えば、交通省で話していた中に、『ここ赤川は昔から河川敷が畑なので、彼等は非常に強く、我々の意見は通らないのですよ。』と。
畑には川の方へ向っての道は結構あるのだけれど、川面まで下りれるところはほとんどなさそうだ。
「峨眉橋」のたもと右岸が、40段位の階段ではあるが上陸は可能だ。
「蛾眉橋」下流にある沈下橋の暫く下流、左岸の疎水を30mほど登り、右岸側に柿畑の中の通路へ上がれる。急坂の土手ではあり、疎水を上るのが一寸大変だし、柿畑まで急坂を登るのも大変だが…。この沈下橋のもう少し下流に今、大きな橋が建設中だ。
次は、両田川橋の真下、右岸側、狭く少し急坂ではあるが、柿畑よりは楽に上げれる、が車が四駆なら川面のすぐ側まで行ける。が、私の車では近くまでは無理だ。
猪子地区少し下流、現在川原の工事中の区域内だが、今日は工事していないので、入って行きずっと下の水制工があるところへ上陸可能。今は工事中で一応入れないが、完成間近の様なので、1~2年先には、完成し、楽に上陸できるようになるのだろう。
結局、柿畑を上陸地と定め、MTBを待機させた。
泊地は三川橋の上、河川公園の駐車場に決めた。
そこから4km余りの所に、『なの花温泉「田田(でんでん)」』の休憩室¥200也で整理をする。入湯料は¥300也。でも、今日は入浴は止めだ。
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