日本一周川下り

カヌーで全国一級河川を中心に川下りをした旅日記。
日本一周の楽しいやり方等、カヌーとは無関係に楽しめるでしょう。

 同 【2003年 9月29日】

2006-12-24 06:13:06 | Weblog
《移動》

 夕べは満点の星空、大丈夫だと、シートカバーを張らなかった、所が5時前頃。ポツ、ポツと言う音、雨だなと思いながらもそのまま横になっていた、が、テントの防水性が毎日畳むことにより、劣化し、雨が漏る所ができているので、たくさん降るとやばい、それで、早々に畳むことにした。
 車の中で朝食、最近は、朝と昼にご飯を食べ、夜は食べなかったり、麺類にしたりしている。すると非常に便利になった。人間と言うものは、兎角、今まで通りの習慣を続けたいもので、新しい方向へ中々シフトできない、私は比較的そうでなく、ころころ、ころころと変えて行き、新しいことに常に挑戦する方なのだが、それでも、過去40年余り、続けてきた朝食に米を食べない習慣がこの旅に出て、3カ月も過ぎた頃から、ようやく変更し、朝、お米のご飯を食べるようになった。

《梯川》
番号 河川名 全長(km) 備考
44 梯川 42 不可

 さて、次なるは「梯川(ていがわ)」だ、とナビを8号線に掛かる橋にあわせた。道中、小雨が降ってきたが、着いて、土手道へ入ろうとすると、ちょうど、正面に、半分もないけど虹が見え、久しぶりの虹だ、朝虹なんてめったに見ることはない。
朝の虹
 ここ「梯川」は上流へ行くが、狭く、浅く、これではどうにもならない、下流へ移動。地図上で見て、「梯川は小さいなぁ」とは思っていたが、行って見ると、福山の高屋川より狭く、水も少なく、浅い、上下架も難しい、が土手の草道をゆっくり走っていると、前をキジのメスがとことこと走って逃げている、暫くついて行ったが、木陰へさっと逃げ込んだ。残念!昨日・今日と連続に♀キジが姿を見せてくれた。うれしい!
 下流へ行っても大同小異、これでは川下だりは出来ない!残念だが、次!

 福井県「九頭竜川」へバウを向けた。
 途中、山中温泉「ゆけむり健康村」と言う看板、クイッとそちらに入り込んだ。温泉の「ゆ~ゆ~館」の開場は10時、まだ、9時半、社員さんは準備に立ち働いている。『電源使用できますか?ロビーで待っても良いですか?』と、お聞きしたら『電源はOK、外でお待ち下さい。』とのこと。今日はここで打ち込もう。開場までの間、車中で打ち込む、時間があれば少しでも片付けておかないといけないので、ボケーとしている時間など全く無い。

 「ゆ~ゆ~館」ここは町民と外来者との価格差が決められている、これは良いことだ。私、個人的には、高くなるので賛成したくは無いけど、「外来者入浴不可」よりは遥かに良いことだ。10時頃になると、続々とお客さんが到着。キリが良くなった、10時半頃、入館すると、もう大勢の人が入っておられる。最近は、どこにでもこのような地域の温泉があり、私のような貧乏旅行者はこれを活用させていただくのだが、設備も良く、明るく、正に健康的で、地域密着スタイルで、食べ物を持込したり、昼寝したり、地域の社交場のようにもなっている。そして、安いので、家で風呂入るより、こちらの温泉へ通う方が楽しくて、良いのかもしれない。それ位、どこの温泉も大変に流行っている。
 一風呂浴びて、綺麗さっぱり。風呂上りのビールはまた、格別。ここは、レストランもあり、休憩室まで運んでもくれるし、館側にも、「チンー」で出せる簡単な安いメニューもある。私は普段絶対に食べない「チンー」食品、好奇心もあり、「チンー」の昼食にしてみた。味はまあ我慢できるけど、何となく健康感とか、安全感が無く、やっぱり不安感を抱きながらの昼食だった。
 3時頃まで、電源を使わせていただき、次へ行かねば成らない。

 丸岡町を通り過ぎて、丸岡と言えば昔の素敵な思い出があるけどその話は割愛しよう。

 「九頭竜川」の永平寺町の近く「五松橋」へ着いた、下にパークゴルフ場があり、降りて見ると、泊地としての条件は満たしている、『よし、今夜はここだ。』決~めた!
 下見をしようと出かけた所、近くに「九頭竜資料館」「国土交通省福井河川国道事務所」の看板、まだ時間も間に合うからと、訪問。すごく立派で、新しく綺麗な建物、一階の広いロビーの真ん中に受付嬢、理由を伝えると、電話で伝え、『お二階へどうぞ!スリッパに履き替えて、おあがり下さい。』とのこと。

 事務所へ行くと、地図を広げて、頭首工の説明。『ちょうど、事務所の前が大きな大きな頭首工。下流は「九頭竜橋」の下、「天地河川公園」の近くにある』とのこと。等、お聞きした。最後に、『鮎の釣り師がいるので、カヌーは止めた方が良いですよ。我々にもクレームを言うのだから…。』 『いえ~、言ってきたら、こちらも言ってやりますよ、川は皆のもの、釣り師だけの川ではないと、タバコでもくわえていようものなら、吸殻捨てるなよ、川を汚すのではないよ!』って、言ってやりますよ。『自信があるならどうぞ!』と言う。なぜ、鮎釣り師に遠慮しなければならない、間違っているよ。向こうだって、カヌーやラフティングの通路を邪魔してるんだぞ~!
 今日はもうこれで十分。スーパーの場所を聞いて、『さて。今夜は何のご馳走にしようかな~?何と、やずの半身二つで200円?決めた。今日はたっぷりの刺身、と煮魚。贅沢っ!』
《九頭竜川五松橋泊》

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