日本一周川下り

カヌーで全国一級河川を中心に川下りをした旅日記。
日本一周の楽しいやり方等、カヌーとは無関係に楽しめるでしょう。

 同 【2003年 9月13日】

2006-12-07 05:21:47 | Weblog
《赤川》

番号 河川名 全長(km) スタート地 ゴール地 難易度
備 考
25 赤川 <nobr>70(内約6)</nobr> 三川橋下ヤナ場 新橋の手前左岸疎水 超易 朝日村は渓谷、もう距離は少ない。

 935:三川橋から1kmほど下流のヤナのすぐ下側をスタート。このヤナは水量により、左岸側のテトラから6m程の所の杭の間はそのまま滑り降りることができそうだ。
ヤナ
 赤川は河川敷がほとんど畑で、川との境は樹木で覆われ、川から見る赤川は自然がいっぱいと言う感じ、だがここも鳥達の逃げ足は非常に速い。まだ、点にしか見えていないのに向こうはもう飛び立って逃げてしまう。この川は猟銃禁止なのだが、「人間を見たら早く逃げるんだぞ!」と言った情報が伝わっているのだろし、人間恐怖に落ちいっているからだろう。
 ここはトンビが多く、綺麗な澄んだ声を聞かせてくれた。

 鳥の逃げ方にも色々あるが、ダイサギやトンビなど大型の鳥の逃げ方は?と言うと、カヌーが近づくと、ダイサギは早くから首を伸ばし、こちらの様子をじっと伺っている。そして、「変なやつがきたな~、逃げようかな?それとも大丈夫かな?」と、思案している風情、「大分近づいたなぁ、しゃない、ぼつぼつ逃げようか、よっこらしょ」と、重い腰を上げるように飛び出してゆく。やはり大型らしい余裕が見られる。
 一方、カモや鵜は比較的遠くから逃げて行く。
 小さいセグロ、キセキレイなども、さっさと逃げていくが、川下へ川下へと逃げていくので、同じ鳥を何度も見ることが出来る。

 自転車で土手を走っていると、風がきつい時によく見る光景に、カラスは風上に向って止まっている。キット、風に飛ばされたイナゴやバッタなど餌が飛ばされてくるのをちゃっかりと待っているのじゃないかと想像しているのだが…。その内、時間に余裕が出来たら、観察してみたいものだ。尤も、鳥は風下に向くと羽根があおられるので、風が強い時は、風上にしか向いておられないのだけれど・・・。
 鮎釣り師が声を掛けてきた。『一人?』 『ハイ、一人です~。』聞こえなかったらしく、指を二本に広げて、『二人だろう!』と、言うような仕草。一人では川下りが出来ないことだと思っているようだ。それで不思議そうな顔。こちらも、指を一本立てて『自転車で車取りに戻りま~す。』やっと、納得してくれた顔。

 国交省でお聴きしたように、赤川は人工の手が多く入っていると言うことだったけれど、この川下り間はそれほどでなく、所々にコンクリート護岸はあるけれど、川面から見る赤川はほとんど自然のまま、と言う感じだ。
 あまり話題になるようなことに遭遇しないで、ゴールが段々近づいて来る。
 沈下橋を過ぎ、左岸寄りに下っていくと、疎水への入り口へ到着。
 逆流を暫くパドリングで上るが、石など障害物が増え、また、流れの力で中止。降りて、押したりひっぱたりして30mほど上がる。目印の溝のところへ到着。急坂の土手を上の柿畑まで引き上げる。ふと、疎水の突き当りの樋門のところを見ると道路工事の休憩時間と見えて、大勢の人達がこちらを見ていた。
 1038:着。
 昨日から、待機させていた自転車で1045:スタート、1114泊地に到着。

 早々とカヌーを片付け、「田田」で今日は風呂に入り、さっぱりして、昼真っから、ビールをキューッと一本、昼食には、生まれて初めて、見・聞きした「麦きり」なるものを一盛。『麦きりって?』とお聞きすると、うどんに近いもので、うどんと少し違い…と、言われたが、うまく説明は出来ないようだ。ただ、この庄内地区、独特の食べ物だそうで、私にすれば「うどん」だが、今度、スーパーで気をつけてみよう。乾麺があるかもしれない。
《三川橋河畔駐車場泊》

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