日本一周川下り

カヌーで全国一級河川を中心に川下りをした旅日記。
日本一周の楽しいやり方等、カヌーとは無関係に楽しめるでしょう。

 同 【2003年 9月14日】

2006-12-08 07:28:17 | Weblog
《なの花温泉「田田」にて、打ち込み》

 夕べは台風の影響らしく、大風が吹き、テントは風に押されひん曲がり、うなっていたが、「柳に風」で、結局は平気の平左、ニーキュッパ(2980円)のテントでも立派なものだ。改めて感心した。
 まだまだ整理しておかなければならないので、今日は早朝から、「田田」へ行き、休憩室だけ¥200也で使わせて戴き、終日、整理に明け暮れる。
 今日は日曜日とあって、多くの人が朝から、温泉、休憩室どちらも満席状態。ばばちゃま達が食べ物や弁当持参で、また、じじはカップラーメンに隣の湯沸し室で湯を入れて、すすっている。食後は午睡をむさぼって、平和なものだ。
 一人のばばちちゃま、私に飴を一つまみ下さり、『食べながら、やってください。』 『ありがとうございます。』ばばちゃま達は3時頃、二度目の風呂に入り、上がってまたおしゃべりに花を咲かせ、帰る前にまた温泉に浸かり、しっかり温まって、帰路に着かれた。一日三回も温泉に浸かり、早朝から夕方まで、休憩室で遊んで、昼寝して、たったの500円。これは人が集まる筈だ。中々素晴らしいレジャーだ。だけど、こんなに湯に入ると、肌が綺麗になり過ぎて、返って肌が荒れるのじゃないかな?まあ、もう皺(しわ)だらけだからかまわないのかな?

 一人のばばちゃま、『一生懸命、何してんだ~?これがコンピューターかね?』と、近寄ってこられた。それに釣られて、他のばばちゃまも近づいてきた。ノートパソコンは余り見ることも無いのだろうけど、やはり女性は未知の物に興味があるのか、積極的に問いかけてこられた。立派なものだ。人間、これでなきゃ!『はい、そうです。パソコンです。これは、こんなに小さいけれど、ほとんど、どんな仕事でもしてくれるんですよ。』 『孫も使ってるけれど、私らには何にも判らん。』 『そうですよね~。でも、これからの時代、これが使えなかったら、仕事ができないですからね~。』 『ほんで、あんたは今、何しとんなさるんな~?』 『ハイ、今、カヌーで川下りしながら、日本一周しているんですけど、その、記録を書いているんですよ。』 『日本一周?すごいことしてるんだね?』 『すごく楽しいです。こうして、各地の色々なお方とお話しができるのが、一番楽しいですね。』

 ここ、庄内地区の三川町は「全国方言大会」を開催し、今年18回目の同大会が10月5日、ここ「なの花温泉」で開催されるそうだ。今、全国で方言が消えかけている、何としても方言を残すべきだ。ヨーロッパの人は5ヶ国語が話せる人が多いと言う。日本人、せめて、方言と標準語くらいは自由に話せるようになるべきだ。家ではその地の方言でどんどん話そう!友達同士も、学校でも、方言を使おう。対外的には標準語で話せば良い。そして、方言に誇りを持とう。なまりが出たって良いじゃないの。別に、恥ずかしがる必要は全く無い。誇りを持って、方言を使おう。東京だって、東京弁なんだから…。

 そんな中、一人のばばちゃま、『私らの言葉分らないじゃろうな?』と、原語で話してこられた。『全部は分らないけど、大体は分りますよ。でも、ここは「全国方言大会」が開かれる所で、方言を大事にしようと、方言を復活させようとしているから、素晴らしいことですね。今、子供たちが方言使えなくなってるので、お家では方言をどんどん使って、子供たちに方言を教えといてくださいね。』と、お願いした。ばばちゃまも『んだな、それが良かんべかな~?』 『んだよ~!』と、私。私も福山弁をもっと使い、広げるようにしよう。きちゃにゃ~けどな~(汚いけどな~)!
《三川橋河畔駐車場泊》

”宗さんのHPへ戻る”