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心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

心配しないで

2016-12-04 | 心の片隅
目的は同じ

ゴールも同じ



大丈夫

必ず約束は守るから



あなたとは

ちょっと違う道を行くけど



あなたと

同じ速度では向かえないけど



あなたのしない

寄り道を少しだけ

してしまうかもだけど



そんなに心配しないで

私のことも信用してほしい



目的は同じ

ゴールも同じ



大丈夫

必ずあなたと会えるから

白い心

2016-11-27 | 心の片隅
吐く息の白がとても綺麗



早朝の図書館

出入り口前にできる行列



自習室を求めて中高生が

耳にイヤホン

手には勉強道具



まだ開館までには

二時間以上あるのに



待つことは

何でもなさそうに

暗記してるのか

ブツブツ言ったりもしてる



席の確保は

自分の居場所の確保



よりよい環境で

集中できる場所を求めて



定期テスト勉強

受験勉強



向かう先には

まだまだ超えなきゃいけない壁が

大きく待ち構えている



今この時にしかできないことを

がむしゃらに突っ走って



寒い中白い息を吐きながら

図書館に並んだ日のことを



大人になっても

忘れないでほしい

エロスとポルノ

2016-10-23 | 心の片隅
何の話からだったのか



官能小説が好きっていう話になって

だけど女性の書くものが好きであって

男性が書くものは好きじゃないって言ったら



それは

エロスとポルノの違いって

あなたが言った



なるほどなんて

その時はすごく納得したけど



よくよく考えていたら

そんなに違うことなのかって

混乱してきて



結局 私にとって

エロスはそそられるけど

ポルノはゲンナリかなっていう結論で



エロスには愛の追求があるような

ポルノには形の追求があるような

そんな風に私の中で納まった



どちらがいいかは

その時その時

その人その人で

いろいろありそうだけど



私はあの時あなたが

ポルノじゃなくてエロスには

すごく興味があるって言ったこと



なぜだろう

忘れられない

思い出

2016-10-11 | 心の片隅
ふと何気なく

スマホの待ち受け画面を

見ていて驚いた



昔ほんの少し

付き合っていた彼の名前が

出ていたから



そうか

今日は彼の誕生日だったか



連絡先は消去してなくて

誕生日まで入力してたことや

いろんなことを思い出す



今まで気がつかなかったけど

皆の誕生日が待ち受け画面に

きっと表示されてたのかな



彼の連絡先を

消去してなかったのは



何も未練があるわけじゃなく

いつか連絡するかもなんて

思っていた訳でもなくて



だいいち

私はメアド変えてるし

彼も変えてるかもしれない



ただ思い出を

消去したくなかっただけ



彼との思い出も

私の一部であって



その時の私が

確かにその時を

生きていたという証でもあるから



しばらくスマホを

眺めていたけど



用事を思い出して

急いでバックにしまったら



もう彼のことは忘れていた

何年経っても

2016-09-23 | 心の片隅
あの時

よくあんな危険な道を

行こうとしてたものだと

いまだに思い出す



ただあの人に負けたくなかった

ただあの人に

おまえすごいなって一言

言ってもらいたかった



そのためなら

何でもできるって

本当に信じてた



あの時あの道を行っていたなら

今私は生きていただろうか



今生きているのは

あの人と張り合うのを

やめたから



あの人を追いかけるのも

待ち続けるのも

やめたから



それはつまり

私が私に戻ったということ



忘れられない

私を壊した愛しい人





時々

2016-09-20 | 心の片隅
なぜだか急に

疎外感でいっぱいになって



優しい言葉を持っている誰かに

メールしてみたくなった



誰にしようと思った時

弱音の吐ける相手を

ことごとく遠ざけてきたことを

思い出す



私の周りに今いるのは

一緒に戦う同士と

ライバルだけ



寂しいなんて言ったなら

一笑に付されてしまいそう



自分で望んだこの環境



誰かを傷つけても

この道で行くと決めたのは私



負けない

弱音を吐かないって



大丈夫

ちょっと疲れただけ



今宵は孤独を抱いて眠って

明日にはそれをも

ばねにしてしまおう



そしてまた一つ

強くなればいい




期間限定

2016-08-30 | 心の片隅
人の気持ちって変わるよね



昨日まで一番だった人が

今日は二番になってたりすることがある

そんなことよくあること



私があなたのことを

愛してるって言ったとしても



私の心の奥底まで

あなたは覗くことができないし



そんな奥の奥まで

あなたは知る必要がない



でも知られて困るのは

本当は私なのかあなたなのか



私の中味が何もないことを

あなたが知ってしまったら



あなたはもう

私といられないよね




そう

あなたが私の空洞に気付くまで

その時までが



あなたと私の恋人期間

素知らぬ顔で

2016-08-24 | 心の片隅
サクッと聞こえた気がした



研いだばかりの包丁

切れ味は最高で

料理が楽しくなるのだけど



ああって思った時は

左手の親指に

刃が入ってしまった後で



浅いはずだから大丈夫って

じっと見つめていると



じわじわじわじわ

血が滲んんできて

血が滴り始める



その血の色が

何だかとっても綺麗で

しばらく見惚れてしまう



生きている生きているって

主張しているように

噴き出てきて



昔は血をみるだけで

くらくらしてたけど

いつのまにか大丈夫になってる



はっと我に返って

血だらけの手を

洗い流す



絆創膏を貼ったら

止血された指が

ドクドクと脈打って



生きている生きているって

また主張しているようで



頑張らなきゃって

指に力を込めた

例えば

2016-07-31 | 心の片隅
いろんな作家の

本を読んでいる



その中でばったり自分の感性と

呼応してしまう出会いがある



面白いと思って

その作家の本を

どんどん読んでいく



幼少期の感性が

同じだったことに行きあたり



謎が解けたような

納得したような感じで



その作家の言葉で

ゆらゆらゆらゆら

よくわからない世界を

一緒に旅している気分になれた



だけど

その作家も私も歳を重ねてきて

少し違和感を覚えるようになった



だって

その作家の心は昔と変わらず

いまだに宙に浮いたまま

闇の中を彷徨っている



いろんなことを許してなくて

わだかまりが消えていない



そんな風に感じてしまう私は

もうその作家とは

相容れないものに

なってしまったのか



それとも最初から

ただの私の勘違い



こんなことが

いろんな場面で



私にはよくある

生きること

2016-07-26 | 心の片隅
窓を開けると

虫の声しか聞こえない

静かな夜に



遠くの灯りを見つめながら

あの場所には

何があるのかなって考える



今ここの私の居場所を

逃げ出して



はるか遠くあの灯りの向こう側に

行ってしまっても

すぐに居場所は見つけられる



でもきっと

私はまた逃げ出したくなって

もっと遠くもっと遠くって



いつまでも逃げることを

続けそう



私にとって

逃げたくなくなる居場所など

どこにもないのだから



どこにいても同じこと

誰を愛しても同じこと



だからここで生きようって



逃げないことは

生きること



私は生きていく