楽学天真のWrap Up


一語一句・一期一会
知的遺産のピラミッド作り

思い出のキャンパス

2007-02-20 23:38:29 | 
昔、北国から南国のこの大学へ赴任して、おどろいたのはフェニックス。
「お!巨大パイナップル!」となにか得した気になった。
それから四半世紀。益々巨大化していた。当時の倍の背丈にはなっている。
葉の痕を数えると分かるのだね。あの時の背丈はどこだったかと。
写真の黄色いふさふさが、25段下なのだね。


そして、それから12年後、この大学を去るとき、子供がお祭り屋台で買って来て、こどもまで産んだ金魚を大学の池に放した。
それがここ。
「まだ、いるか?」と思わず覗いてしまった(いるわけないでしょ!)
真ん中にこんな石(花崗岩/庵治石)などなかったね。


時は走馬灯だね。
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教育力

2007-02-20 23:07:05 | 教育
週末に飲み過ぎか、どうもこの気候で体調が崩れ、おまけに花粉症か、不調!
というので今日はさぼって、家でぐずぐず。
我が家の犬と一緒に寝てしまった。
でも睡眠剤の読書。
教育力

岩波書店

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 この本を手にした理由は、先日授業が終わり、その最後にアンケートを取った結果である。すなおに私の講義にたいして肯否の両方の意見があった。なるほど、と思った。学界活動や研究などほかのことで超多忙で、おざなりの準備しか出来なかったときのことが見事に反映されている。一方、ちょっと余裕があって力を入れた時はそれなりの反応になっている。授業評価とはうまく出来ていると反省した次第である。その後、学生の意見を聞くと、学生の側はきちんと、それらから値踏みしていることが分かる。

そこで、反省せねばと、この本を手にしたわけである。
彼の本は何冊か読み、なかなか面白いし、一生懸命であることがわかる。なんせ、明るいのがいい。
最初は説教臭いことがらが羅列していると思った。あまりにも多岐に渡っている。途中で飽きて中断もした(ぐーぐー)。
しかし、途中から、これは読者へ向かって説教しているのではなく、著者が自分自身へむけたメーッセジでもあるのだな、と思い立った時から一挙に読めた。教育力とは自分の人間を磨き続けること、そして専門におけるたゆまぬ向上を続けること、この2本柱。だとすると私の確信と一緒である。ただ、どちらも私はまだまだ中途半端の未熟者だがね。

来年度はいい、授業をしてみようと思う。
でも時間がないので少しずつ溜め込んでしっかり準備しないとね。でもやっぱり余談はしたいな。
そこが生き甲斐でもあるのだから。ちょっと少なめにしますが。この本にもそれは大事なことと書いてあるし。

本当に大学教員というもの「教育とはなんぞや」という教育は受けていないからね。
自分が受けた教育や、自分の経験にもとづいた完全なる経験主義者。
だからFaculty developmentが問題になるのだね。

あとがきがいい。斉藤孝氏は若いけれど苦労人なのだ。なんせ、明るい!

私も教え子の多くが教師になっている。 
人格は私より確実に彼らが上。彼らから多くを学びたい。
せっかくの時、カラオケなどではなかったな。ちょっともったいなかったかな。
でも、またの機会があることを期待したい。
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