Max Rod Craft Blog

Max Satohの工作に関するブログ

船竿も修理しちゃおう

2016年08月24日 | Rod Craft

先日ソゲ(ヒラメ)を釣ったことに気をよくして、あの場所なら置き竿に都合のいい竿があったな・・・と、昔、それも大昔使っていた舟竿を引っ張り出した。

この竿は、浦安の吉野家から船に乗り、アジやキスを釣った竿だ。  ちょっと硬めの竿だが20~30号くらいの錘を垂らすにはちょうど良かった。

あの場所で、タコなんか釣るのにはいいかもしれないな・・・などと妄想したりすると楽しくなってくる。  タコは釣れると岸壁などに張り付いてしまうので、硬い竿じゃないと引っぺがせない。  

この硬さならクロダイ用の置き竿としても使えるし・・・と妄想は膨らむ・・・

で、竿を探し出して見ると・・・壊れてる・・・錆びてる・・・竿尻の石突が割れてる・・・ガイドがなくなってる・・・

使い物にならない。

もともとは3本継ぎのグラス竿

こんなプラスチックのガイドが付いていた

錆びてこうなってる

ワシらが若かりし頃、30~40年前頃、には大半がこのようなプラスチック製のガイドが付いていた。

今探しても見つからない。    

Fujiのガイドも1式買うとなると4千円とか7千円とかの値段になっちまう。  世の中おかしいのか?

ネットで安いガイドを探し求めていたら・・・なんと、あったではないかっか。  ・・・これ!

トップガイド付きのガイドセット・・・7つの3本脚ガイドとトップガイドのセット・・・トップガイドのパイプ径は指定できる・・・これで、なんと、1070円・・・送料は160円。 (興味ある方は、ネットで東雲釣具店を検索してね。 トップガイドのサイズ取り換え等親切に対応してくれました。)

お徳用ガイドセット・・・ちょっと華奢なような気はするが・・・

まあ、Tip先端用のガイドは、ちと脚が高いのが難ではあるが、安い竿だし、置き竿だから大した問題ではない。

さっそく修理に取り掛かる。

竿尻の欠けた部分は、白いまな板(PEだと思う)の破片を削り取り付けた。 もちろん旋盤での作業。

削りだした竿尻を接着

ガイドの取り付け・・・大物がかかるといけないので・・・脚の間にも力糸を巻いた。

ガイドのラッピング

トップガイドを取り外してみると・・・なんと竿先がひん曲がっていた。  これを直そうとライターの火を近づけると・・・すっと火を吸い込んだ・・・まっすぐにはなったが・・・

火を吸い込んだ・・・燃えたということ・・・部分は白くなり力が抜けたようになってしまった。

これで約1㎝Tipの先端が短くなった・・・硬い竿がもっと硬くなった・・・だが置き竿だから・・・

取り付けた肘付トップガイド

修理の終わった3本継ぎの船竿

糸を巻いてあるところ(ラッピング)は、今回のガイドの部分も、古い糸の部分も、すべて塗装して竿は新品同様になった。

なんか得した気分・・・

塗装済みラッピング

新品と化した置き竿

 

待ってろクロダイ・・・タコ~・・・

 

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