Max Rod Craft Blog

Max Satohの工作に関するブログ

「スーパーラド、聞こえるけど飛ばない」はウソかも・・・

2024年10月01日 | アマチュア無線
これまでスーパーラド(SRA)アンテナに興味を持って3年間、作っては調整することを重ねてきたのだが、このアンテナ、よく聞こえるけどあまり飛ばない、という印象を持っていた。

窓際に置いただけの下記のラドにも北海道や長野、新潟が聞こえてくる・・・が応答しても拾ってもらえない、ということが何度かあったので、あまり飛ばないのでは・・・と内心思っていた。
窓際に置いたスーパーラド、 こんな小さなアンテナで・・・7 MHz用アンテナ!

ベランダから3m上(地上高6m)に上げたスーパーラド7MHZ用、これで波長40m用のアンテナです。 

ところが、つい最近のことである。

7MHZで北海道雨竜郡からCQがRS=59で聞こえてきたので喜び勇んで応答したのだ。 (遠くの局から聞こえると興奮するタイプです。)

ところが何度読んでも応答してもらえない。 パイルでコールだらけになっているようにも聞こえないし・・・ 10回くらい呼び続けていたら、無線機からこんな声が小さく聞こえてきたんだ。  ”受信周波数がズレていませんか~?”っと。
傍聴していたOMさんが見るに見かねてアドバイスをくれたのかもね、ありがと~。

だが、ワシの方は3KHz単位の7MHZ の周波数からは全くズレていないで聞こえているし、他のOMとは送信もしているのに受信周波数がズレるというのはどういうことか、理解できなかった。

だが、この声がなんとなく神の声のような気がしてた。  そして調べてみたのである、FT-891の取説を。

すると、こんな記述が・・・スプリット! そう、受信と送信で使う周波数を少しだけずらして交信すること。

人気の高い局がCQを出すと、我れも我れもと応答してくる。 もう誰が誰だが判別もつかないのだ。  そこでCQを出す人は、相手が応答周波数を少しずらして呼んでくれれば当方も少しづつ周波数をずらしながら聞き取ります、という意味で、1 Upとか10 Upとか添えてCQを出すのだ。 応答する側は、受信した周波数はそのまま変えずに、送信(応答)周波数だけを1Up(100Hz)とか10Up(1KHz)とか上にずらして応答する。  たくさんの人が少しづつ周波数をずらして応答してくるわけだから、CQを出した人は受信周波数を少しづつずらせば都度一人ずつコールサインを聞き取ることができるわけだ。

FT‐891Mにもこれを助ける機能がいくつか付いていた。 例えば、

・CLA ー クラりファイアボタン
 TX: VFO‐Aにある受信周波数は変えずに送信周波数のみ、ずらす機能
 RX: VFO-Aにある送信周波数は変えずに受信周波数のみ、ずらす機能
 TRX: 両方ずらす機能
 どれくらいずらすかはMultiボタンを回すことで調節する。

・SPL クイックスプリット機能(Function)
 SPLをMultiボタンでクリックするたびに、メモリーに指定してある周波数だけスプリット周波数が追加され、スプリットが有効になる機能。 SPLは3つのFuncionボタンにも設定できる。

・TXW(Function)
  周波数交換: 受信と送信の周波数をスイッチする機能。
  Multiボタンによるトグルでスイッチする。

・A/B (たすき掛け交信)ボタン  VFO-A とVFO-BのBand+周波数を切り替えるボタン。
VFO-AのBand+周波数で受信、VFO-BのBand+周波数で送信。 A/Bボタンを押すことでVFO-AとVFO-Bがスイッチする。 一種のスプリット運用ができる。 DXなどで多用されるが、国内のスプリットにも適用可能。

聞こえてくるCQの裏側にこのような世界があったんだ、と理解を深めた次第です。 
何度呼んでも答えてくれないあなた!  
一言 言ってよ、スプリットだと、1Upだとか10Upだとか!  
知らない人のために!!

こっちは、てっきり、自作のスーパーラドがよく聞こえるけどあんまり飛ばないアンテナだと思ってしまって、3年も作っては直しを続けてしまったではないか。

こういうプロトコルを義務付けては如何?

例: 
・CQ CQ こちらはJK1XXX、JCC XXXX、周波数7.150MHZで送信中です。 パイル時の応答は0.1KHz毎の5UPまででお願いします。
・CQに応える側は、7.150.100 MHz から 7.150.500 MHZの100Hz単位のいずれかの周波数で応答する。
・CQを出す側は、上のCQを出した後、CLA-RXを100HZづつ上にずらし、コールサインを判別する。 成立後はそのままQSLする。 そしてQRZ 5UPを送信して続ける。  送信は元の周波数のままである。

実際にスーパーラドで試してみた。

5WでCW/QRPを出している局がいたので、CLAーRXを使って、Multiボタンを回して受信周波数から上にずらしていった。 すると、受信音が大きくなる周波数が別にあった。 その周波数で応答してみたところ、当方も5W/QRPで交信が成立した。  群馬県の局だった。 (単にゼロインしただけかもしれんが・・・)

ふ~む、これから応答のないCQにぶち当たったら、とりあえずCLA-RXで少し上を聞いてみようと思う。 何人かが上で交信を成立させているのであれば、自分もCLA-TXに切り替えて応答してみようではないか。 これでQSL成立するなら、「スーパーラドはよく聞こえるし、かつ、よく飛ぶアンテナでもある」ということになる。

これを身をもって知るまでに開局後4年もの歳月がかかってしまったのです!!
そばに優しいOMさんが居ればもっと早く分かったかもね・・・

アンテナが飛ばないのではなくて、飛んでいるけれども返事がもらえない、ので飛ばないと思い込んでいたのです。
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おらセカンドはいやだ!

2024年09月28日 | たわごと
おらセカンドはいやだ! だって大谷がいつも盗塁で突進してくるんだもの。
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MV(マイクロバート)、SRA(スーパーラド)アンテナによる交信地図

2024年09月23日 | アマチュア無線
2本の7MHz用アンテナを使った交信記録を、HamlogからExcelファイルに書き出し、グーグルマップ上にプロットしてみた。

ちなみにワシの常置場所は千葉県流山市、関東平野の真ん中です。

スーパーラドによる交信。 星マークはCW、ハートマークはSSBによる交信。


MV(マイクロバート)による交信。 交信数はRADよりも少ない。 星マークはCW、ハートマークはSSBによる。


MVとRADを合わせた7MHzでの全交信。
すべての交信は送信出力によって色付けしてみた。 赤系が50Wに近い出力、青系が5Wに近い出力。 パワーが強い方が遠くまで飛ぶかというと、国内に限ると、そうでない面もある。 実際の交信では10Wで北海道まで飛んでいる。
CWかSSBかはマークの右横に小さく表示されている。


グーグルマップ上にこのようなマークを乗せるのは非常に簡単です。
下記のURLをご参照ください。 ただし、乗せるデータをExcelで準備する必要があります。 Turbo Hamlogには交信記録をExcelに出力する機能があります。


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MVとSRAの調整状態

2024年09月20日 | アマチュア無線
現在ベランダに立ててある2本の7MHz用アンテナについて、その調整状態を記録しておく。  ビジターの皆さんにはあまり面白いものではないですが、ワッシの備忘録ですので、ご興味なければ読み飛ばし願います。

MV調整状態 CMC入り VSWR=1.05 @7.000MHz
 

MV調整状態 CMC切り VSWR=1.05 @7.000MHz


SRA調整状態 CMC入り VSWR=1.07@7.000MHz
共振周波数をもう少しだけ下げた方が更によくなりそう。 ただし、7.000MHzの下の方で使う場合。 帯域のどこを下げるかはどこを使うかによる。
SRA調整状態 CMC切り VSWR=1.04@7.000MHz


FT-891M 送信時SWR(無線機SWRメーター)

アンテナ:  SRA CMC入り状態の送信機SWR by送信周波数

     
SWR ≒1.4       1.25       1.0      1.0        1.0 
CW、SSBとも送信OK。 SWR最低点を50KHzだけ左にずらせば、さらに良くBestになる筈。

アンテナ:MV CMC入り状態の送信機SWR by送信周波数

     
SWR ≒ 2.0      1.9       1.7      1.5      1.25 
CW、SSBとも送信OK。 SWR最低点を100KHzだけ左にずらせば、さらに良くBwstになる筈。
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2本の 7 MHZ アンテナ

2024年09月09日 | アマチュア無線
これまで作ってきたアマチュア無線 HF 7MHz用アンテナ、
MV(マイクロバートアンテナ)と
SRA(スーパーラディエーションアンテナ)
の2本を隣同士に立て、先に作ったアンテナ切替器を介して無線機FT-891Mに繋いだ。

左:MV(マイクロバート) 右:SRA(スーパーラディエーション)、ともに7 MHZ用

 アンテナ切替器に接続、便宜上MVを➀にSRAを②に割り当てている。 左のトグルスイッチで、↑ CMC回路への接続、↓ 切り離しをコントロールできる。

1つの交信時にアンテナ、CMCを切り替えて電波の送受信の強度の違いを体感しようという試みである。 自分の耳で聞くことの他に、無線機の信号強度計、SWRメーター等も使う。 nanoVNAを繋げばR、X、VSWR、共振周波数の測定・分析もできる。

MVは垂直偏波のアンテナ、SRAは水平偏波のアンテナなので、交信相手の場所、交信距離、送受信の信号強度、などの違いも体感できる。
Hamlogに記録を取っておいて、後日、分析してみようと思っている。

現在、5WのCWで、お相手により交信が成立したりしなかったり、RSTが599だったり339だったり、というような違いがあるんだが、その理由はよく分かっていない。 多くの交信統計で、そのあたりが少しづつ分かってくることを期待している。 また、エリア0(長野県)は良く繋がるが、エリア6(九州地方)はそうでもない、などの電波の通り道も何となく分かってくる。
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入れ歯を入れた

2024年09月07日 | たわごと
左の奥歯の根に膿がたまり傷いので治療してもらい、右の奥歯が1本揺れ動くようになったので抜歯した。 ワシの奥歯(下側左右とも)はすでに奥から2~3本が欠損している。

まあ、このままでもものを食べるには食べられるんだが、せめて右側の下奥の3本については入れ歯を入れることにしたのです。 そうしないと対応する上側の奥歯が相手を求めてだんだん下に下に伸びてくるんです。 

6月から通い出して9月の今、やっとのことで右下の奥歯3本の部分入れ歯が入ったのだった。  もちろん保険です。
 
初日、ものが噛めるのがうれしくて、「すきや」でうな丼を買って帰って昼にたべたところ・・・噛んだ。 思いっきり噛んでしまった、右の頬っぺたの内側を。 一気に口中に血の匂いが広がり、うがいをしたら水が真っ赤だった。  先行きをさいなみ、使うのは辞めようとまで思ったのだが、調整してもらいながら毎日毎日訓練して、やっと普通に使えるようになったのです。

今は柔らかいものなら頬っぺたを咬まずに普通に噛めます。 ちゃんちゃん

秋風や だんだん無くなる わが歯(葉)かな     松楠
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空心菜 最終投稿

2024年08月25日 | たわごと
空心菜の収穫が2週間に1度でほぼ定着したことから、空心菜の記事はこれを最後にしようと思います。

今日の収穫はこれくらい・・・かなりの量です。


収穫前の鉢植え

収穫前のプランター

10月1杯くらい収穫できると思います。
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空心菜トリビア 葉の形 

2024年08月15日 | たわごと
今日の収穫の中に違った2種類の葉の形を発見した。
次の写真に黄色い丸印で囲っているが、1つは茎の部分が両側に開いた、細長いハート型、他の一つは長細い楕円形である。

上:ハート型 下:楕円形

ハート型のものを拡大してみるとこうなっている。
ハート形の葉

空心菜自体、幾つかの栽培国があり、タイ、ベトナム、中国、などでそれぞれ多少の種の違いがあるみたいだ。 日本に入ってきているものは、多分それらの混合、あるいは交雑種ではないかと思う(個人の意見です)
ある国の栽培地では、葉はサトイモの葉の様に大きく育った写真もあった。



日本で、種から蒔くと、大半は細長い楕円形の葉のものが育ち、中に何本か、ハート形のものが育つみたいだ。  あるいは、もっと大きく育ててみると、大きくなった株の成長点(先っぽ)にハート形の葉が現れたりするのかもしれない。  ハート型の葉の大きめのものの方が美味そうだが、いずれにしても食べられれば、ワシ等は構わないのだわ。 茎のシャキシャキ感が美味いのだよ。


空心菜トリビアでした。 は・は・葉・・・
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空心菜 8月15日 3回目の収穫

2024年08月15日 | 旋盤
最初の種まきから収穫としては3度目になりました。
初回種まきの鉢では3回目の収穫、プランターでは1回目の収穫です。

両者を合わせるとこの量になりました。
結構な量。ほんとはもっと長~い茎を収穫したいんだけど・・・ま、ええか

以下はカット後の状態です。

プランター、初回収穫後

丸鉢、収穫3回後

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空心菜 8月14日 台風7号来襲前 食べごろ

2024年08月14日 | たわごと
16日(金)ころ台風7号が関東地方に最接近の予報。  食べるなら今しかないでしょっ!

こんな風に脇芽が出るのよ。 3回目の収穫。

こちらもそろそろ収穫期。 1回目の収穫。

2基での栽培、食べられる量が倍増するワイ。
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