Max Rod Craft Blog

Max Satohの工作に関するブログ

40年前に買ったシーバスリーガル・ロイヤルサルートを開けて見た

2023年06月06日 | たわごと
わしゃシーバスリーガルってのは、てっきりバーボンだと思っていて、これまで持っていることすら忘れていた。 じつは、これ、スコッチウィスキーだった。

買った時期もよく覚えておらんのだが、多分、海外出張の多かった1980年代ではなかったか・・・とするともう40年近くもキャビネットの中に鎮座しておられたことになる。

綺麗な銀色の紙箱に入っており、ビロードの袋に入っていた。 そして容器は陶器である。 シーバスのロイヤルサルートってのはすべて21年間熟成させるそうだ。 だから買った時点で21年物なんだ。  すると・・・これは61年前に作ったものかいな~。 61年物なのだ。

陶器入り

蓋の部分はコルクに取っ手がついていたが、恐らくコルクはもうボロボロになっているだろう。 空けて見るとまさにその通り、ボロボロ。 仕方がない、ワインオープナーでコルクに穴あけし、ミートナイフでコルクをこじり取り、茶こし付きの急須にリードのキッチンペーパーを敷いて、そこにロイヤルサルートを注ぎ込んだ。 そう、粉々になったコルクの粉を濾しとった訳だ。

で、どこに入れておくのか?  これもずいぶん前に空けたCAMUS(カマスではなく、カミュっての)のコニャックXOのボトルが同じキャビネットの中にあったので、綺麗に洗って乾かした。 スコッチウィスキーをコニャックのボトルに保管するわけだ。 なんにゃこれ?

camus xoのボトル

仲良く並んで・・・

で、ロイヤルサルートの空き瓶・・・捨てようと思ったら女房殿が、花瓶にする!とのたまうので、好きにしてっ!

ま、61年の時を経たスコッチ・・・きっとうまいんだろうな。 ナイトキャップでチビチビやりながら寝るとするか・・・
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これ、なあ~んだ?

2023年06月01日 | アマチュア無線
これは薬品が入っていたボトルです。 中身を捨て、水で綺麗に洗って乾燥中です。

ポリプロピレン(PP)とかポリエチレン(PE)とかは高周波特性が良いと言われているんですが、なんだかよ~わかりません。 高周波電流が熱になりやすいとか、そんな感じのことなのかな? よ~わかりません。

たぶん、これらは(PE)ポリエチレン製かと思われます。

スーパーラディエーション・アンテナを作る際に、コイルを巻きつけるボビンに使おうと考えて、ずっと取っておいたのです。

PE製のボトルたち

各種サイズあり

いよいよ今年はスーパーラドのオンパレードになりそうだな・・・ぶつぶつ・・・
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6回目ワクチン打ってきた

2023年05月29日 | 終わりの始まり
今朝、6回目となる新型コロナワクチンを打ってきました。

今回はモデルナ製でした。 いろんな抗体ができる方がいいんじゃないの?

今は少しだるい・・・寝てしまおう。

(翌日):

一緒に打った女房殿は、昨日から体がだるく、一晩中歯全体が痛いと言っていた。

ワシも右側の歯列だけだが歯の芯がズ~ンと痛む感じの歯の痛さ。

右わき腹が痛くなりガスも出せない。 昼に暖かいうどんを食べたら
便通が来て痛みも無くなった。  

扁桃腺の奥の方が痛いようなだるい様な感じがする。

これって副反応なのかしら? よ~わからん。

(2日後):

普通の体調になった。 夕べは良く眠れた。 だるい感じで眠気に負けた感じだった。
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UVアローラインを作ってみた

2023年05月28日 | アマチュア無線
UVアローラインっちうのは、アマチュア無線で使う、VHF/UHF両用のアンテナのことで、144Mhz帯(VHF)と433Mhz帯(UHF)とで使うアンテナです。

小難しいことを言うと・・・144Mhz帯で使う場合はλ/4のGP(グランドプレーン)として働き、433Mhz帯で使う場合は6/8λのGPとして働くようにする・・・らしいの、よ~わからんけど・・・一般にはグランドプレーンアンテナ、または、ブラウンアンテナと呼ばれます。 ちなみにλというのは波長のこと。 144Mhzのλ(1波長)は2m、λ/4は50㎝、433Mhzのλ(1波長)は約70㎝、6/8λは約52㎝で、50㎝≒52㎝なので1式のアンテナで両者が同調するらしい。

で、アローラインというのは佐賀電子という会社が販売しているアンテナの名前で、あたかも弓矢の矢のような形をしているので、そう呼ばれている。 一方で、傘の骨のようにも見えるので、破れ傘アンテナ、といわれることもある。 

作り方は、至極簡単で、下記のURLをご覧になれば即作れます。 「実験大好きMNL」さんのサイトには、この他にも大変お世話になっております。


で、出来たものがこれ!;
収納状態、骨は柔らかい盆栽用のアルミ線です

骨を広げるとこうなります。 ラジアルアースの角度は垂直でアバウト20度に広げます。

上記参考Youtubeのサイズでばっちり再現性は抜群でした。
NanoVNAで測定してみたところ、作ったままで下記の様相を呈しました;
(写真が写らなかったので文字で説明します)

100Mhzから500MhzまでをSweepしたところ、VSWR最下点は
144.000Mhzで1.2、428.000Mhzで1.12、のWラインを描いておりました。

Center=145.000MHz、Span=2MHzでSweepすると、SWRグラフはフラット、R=50Ω、X=ほぼゼロで、VSWR=1.02 @145.000Mhz。

Center=433.000Mhz、Span=2MHzでSweepすると、SWRグラフは右上がりのWラインで、VSWR=1.04 @425.000Mhz、 VSWR=1.46 @433.000Mhz でした。

この調整の状態で、江戸川土手にて徘徊QSOをしてまいりました;
送信保護機構は一回も働きませんでした。 無線機SWR計が3以下であるということです。

・145.020Mhz 千葉県柏市(隣の市) 5Wにて59+/59+ でFB
・433.040Mhz 日光半月山 5Wにて57/54 でFB
・432.980Mhz 西多摩郡日ノ出町 1Wにて59+/59+ でVFB

という結果でした。 QRPPでも結構飛ぶな、という印象でした。
5W出せばかなり飛ぶように思います。

ハンディー機の144MHzをほとんど使わず持て余していたので、このUVアローラインは移動用の定番アンテナとなりそうです。

これまで使っていた433Mhz帯用AWX/RFは指向性アンテナで良く飛ぶのですが、強い電波を求めてアンテナの向きを変えねばならないのです。このアローラインは無指向性のため、動かさずに全方位と交信できます。 まあ、その分パワーを上げないと届かないところも出てくるわけですが・・・

「伝説のアンテナ」と言われる所以が分かった次第です。
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たばこ・・・辞めた

2023年05月18日 | 終わりの始まり
まだ4日目だが・・・たばこ・・・買うのを辞めた・・・吸うのも辞めた・・・

多分・・・今回は止められるように思う。

なぜなら・・・体調があまり良くなかったから・・・昼でも良く眠れたから・・・寝ていればたばこ吸わないから・・・起きてる時間が短いから・・・
買いに行かないから・・・

今は普通にたばこを吸っていなくても苦しくはない。  禁断症状ではないのだが・・・吸ってもいいんじゃないか・・・という気持ちが普通に強くなる時期だ・・・4日目くらいが・・・一番危険な頃だ・・・これが禁断症状か?

吸いたくなったら・・・カウチに横たわって・・・大相撲の取り組み・・・大谷君の野球・・・洋画劇場・・・などを見てウツラウツラしながら・・・眠ってしまうことだ。  

今回は成功しそうだ・・・禁煙・・・眠ろう・・・
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6回目のワクチンを予約した

2023年05月15日 | 終わりの始まり
今年になって1回目、通算で6回目のワクチン接種の案内が来たので予約した。

今回は1週間ほど経ってから予約したのだが、ファイザー製ワクチンの予約は既に6月の末まで予約が埋まっていた。  モデルナ製のワクチンは5月中旬でも予約できる状況だった。

だからモデルナを予約した。
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HamLogから「誰でもQSL」への連携 ~adifファイルインターフェース

2023年05月06日 | アマチュア無線
JARLの会員資格が昨日で切れてしまったので当面は「BURO経由」での紙QSLカードの交換は出来なくなった。 

・・・で、これからは ”QSLカードはBURO経由で” の代わりに 
”QSLカードは「誰でもQSL」で” 行うことにした。

これに伴い、Hamlogから一括で「誰でもQSL」に登録ができれば、こんなに良いことは無いね。

で、調べてみたら、ちゃ~んとあるんですね。 さすがHamlogを作られたOMさんは見識がある。 「オプション」の中の「QSLカード印刷」ってのを表示すると、種々のxxxx.qsl という名のカード印刷プログラムが選べるようになっている。 その中の "adif_Out.qsl " という名のプログラムを選んで「編集」ボタンを押すとその内容が表示される。

これを実行してみた訳さ。
するとxxxx.adi という名のファイルが出力されて、それを一括で「誰でもQSL」に登録できることが分かった。 「誰でもQSL」ではこの機能はまだβ版とのことだが、アップロードしてみたらちゃんと登録できた。 前回からの増分だけ出力することもできる。

これは便利だ!

・Hamlogに交信結果をロギングする。 
・QSL印刷でadif_Out.qslを実行する。 adifファイルが出来る。
・「誰でもQSL」にadifファイルを一括でアップロードする。

何百件の交信をしたとしても、QSLカードの交換はこれで終わり、即座にその結果を見ることができる。 カードをもらう側の人もね。

これからは「誰でもQSL」のホームページがワシにとってのBUROってことになる。 

ADIFっちうのは Amateur Data Interchange Formatの略で、アマチュア無線で交信のロギング ソフトウェア間でログを交換するためのレコードの形式を決めたものです。

これで交信からQSLカード交換までの全体が連携して自動化が可能になった。

右クリックで新しいタブで開くと大きくなります

ただ・・・「誰でもQSL」だが、1件づつ手入力する場合は、以下の項目は入力できるのだが、adif一括アップロードでは、個人情報保護のため、入れてもクリアーされてアップロードされない。 でもま、あえて「誰でもQSL」にプライバシー保護を依頼しなくても保護されているからいいよねっ。

・お相手情報のうち: 氏名、QTH/運用場所
・自分情報のうち:  氏名、QTH/運用場所、メッセージ

是非欲しい機能がある。 それは「誰でもQSL」で受領したQSLカードの受領マークをHamlogに一括で入れられる手段だ。 これが無いと、Hamlogに1件づつ受領マークを手入力せねばならない。 何らかの方法で、「誰でもQSL」から自分あてのカード情報がダウンロードできれば良いのだが・・・セキュリティー的には難しいのかもしれないな~・・・
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QCX+ の CATコントロール と DSCWによるデコード

2023年04月29日 | アマチュア無線
FT-891Mで交信時情報のハムログへの取り込み、DSCWを利用したCW信号のデコードがうまく行ったので、今日はQCX+でも出来るのかどうかを試してみた。

これがワシのQCX+!デコーダー付き!

QCX+にはCATインターフェース用のφ3.5㎜ 3極ミニジャックが装備されている。 CATインターフェースと言ってもCW交信中の周波数の数値とモード(CW)をQCX+からハムログに取ってくるだけのインターフェースだ。 

Hamlogの方にそれ以上のプログラムロジックが入っていない以上それしかできない。 USでは、自分でプログラムを書いてQCX+自体を外側から制御しようというような試みが多くなされている。 が、ワシはそこまでの興味はない。
おまけにワシのQCX+は7MHzのCW専用の無線機なのだ。

CATインターフェース用のUSB-TTLコンバーター(変換ケーブル)の情報がQCX+のマニュアルにあったので製作した。 Amazonで2本入りで¥530という中華製のUSBケーブルを買った。 これだ!
うまい具合に3極ミニジャックを付ける側は4本のケーブルにばらしてあり、かつ、先端にピンソケットが付いていた。 USBソケットの中にはPL2303というチップが入っているそうだ。
マニュアルにあった配線図、回路図、等はこうなっていた。

 

よう分らんのだけど、下のUSBの構造説明図では、白・緑の2本の線にはデータ伝送用配線D+とD-となっている。 これが上記のRxD、TxDとどう対応するのか?
そこで一計。 ミニプラグにとにかく3本の配線を半田付けし、配線の反対側先端に3本のピンプラグを半田付けする。 そうしておけば、D+=RxD、D-=TxDとすることもD+=TxD、D-=RxDとすることも、ピンプラグの抜き差しだけで簡単に変更できる・・・と。 ・・・で、作った。 これだ!
赤の5Vの電源ラインは使わないので放置

CAT用ケーブルが出来たのでPCに繋いで仮想COMドライバーをインストールする。 このケーブルがこんなに安いのは(2本で¥530)、使っているICチップが古いのと、それに対応するCOMドライバーがObsolete(古い)からで、Windows7では正常稼働するがWindows10では古いバージョンのドライバーが自動で入らない。 という事情だろう。

チップの製造元のProlific社から古いドライバーをダウンロードする方法も見つけたが、一番簡単な方法でインストールすることにした。
1.PCを立ち上げUSBを刺す。・・・と最新バージョンのドライバーが自動的にインストールされる。
2.デバイスマネジャーを開いてCOMポートを展開する。 作成されたCOMポートには!マークが付いているので、右クリックして「ドライバの更新」をクリック。 (!マークはこれじゃー動かないよ、という意味。)
3.「コンピュータを参照してドライバを選ぶ」を選択して待つ。
4.ドライバの一覧がでるので、V3.3という古いドライバを選択してインストールする。

この手順でUSBのドライバが無事にインストールされました。

CATケーブルでPCとQCX+を繋ぎ、Hamlogを立ち上げ、設定5にあるCOMポート番号をインストールしたCOMポート番号に変更して、Enterキーを押すと
Hamlogの入力画面がポップアップされ、周波数の欄には、"00.700710" てな表示が出ている。 QCX+のVFOには、”7,007,10” と表示されている。 ・・・なんや、これ? 桁があってへん。 おまけにHamlogバンドモードには「SSB」と表示されている。 バンドモードは更新されないみたい。 
Hamlogでは最初からバンドモード欄に「CW」と入れとけばそのまま続けられるからいいんだけどね。
結局薬局、VFO周波数しか持ってこないのである。 おまけに桁ずれしている。 う~~む・・・まあ使えないことはないかなって感じ・・・泰山鳴動して鼠一匹・・・か、いやCATだから猫一匹だ ハイ

次に、FT-891Mの時と同じように、QCX+のイヤホンジャックに3極プラグを刺し、それをPCのマイクジャックに3極プラグで入力。 これでQCX+のCW信号音は消える。 ヘッドホンをPCのイヤホンジャックに刺すとQCX+の受信音がイヤホンで聞こえる。

おもむろにPCのDSCWを立ち上げる。 お~お~、QCX+で受信したCW信号がデコードされるではないかっか!

QCX+自体にデコーダーが付いているのだが、この配線をするとPCのDSCWでもデコードされる。 2つのデコード画面を見比べると・・・DSCWの方がノイズ・音量調節は面倒だが、デコードの精度は高い。

あるOMさんが言っていたが、回路内部で電子信号を複号かするよりも、音声となった音声信号を複号する方が複号の精度は高くなる・・・と。 音声信号は電磁的なノイズが消された状態で出てくるから?

FT-891MとPC接続で50Wまで出してSSBもCWも出来、かつ、デコードもHamlogへの入力もできるので、常置場所でのQCX+の出番は少くなるのではないかな。

お疲れさんでしたQCX+!

デコーダー付きQCX+はQRPで移動運用で使うことにしよう。 その際のログは紙ログだ~。 ちゃんちゃん
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FT-891M、Hamlog、DSCWの連携 ~Hamlogへの半自動入力とCWのデコード(複号)

2023年04月28日 | アマチュア無線
これまでいろいろと試してきたことを備忘録としてまとめておきます。 あくまでワシの方法ですので、これが絶対正しいというわけではありません。 お含みおきください。 DSCWはDigital SoundーCWというPC用フリーソフト、HamlogもPC用フリーソフトです。 Windodws10で動きます。

まず、無線機からTurboHamlog(以下単にHamlogと言います)へ周波数、バンドモードを自動取得できるようにする:

これを実現するためには、 USB-A(PC側)、USB-B(FT-891M側)の付いたUSB変換ケーブルが必要です。 プリンターケーブルとしても売られており、Amazonで¥1K以下で買えます。 

USBシリアルケーブルの種類について:
USBシリアルケーブルについては、以下のように色々な呼ばれ方をするものがあり、それぞれ用途が異なります。 供給側から電源を供給するものとしないものとがあります。 ここで使うのはC)のタイプの変換ケーブルで電源供給はしません。 
PCに刺すUSBのソケットの中にはICチップ(TTLともいう)が入っておりこのICチップがマイクロプログラムとしていろいろな機能を提供する。 USBソケットの中には4本の配線あり、下の写真のようにそれぞれの線の役割が決まっている。 USBシリアルケーブルはICプログラムと4本の配線で種々の機能を提供するケーブルのことなのだ。 入っているプログラムによって種々の機能も異なりドライバーや対応するCOMポートが必要になる訳だ。

A)USBシリアルコンバーター: USBから旧規格のRS232Cコネクタを使えるようにするためのコンバーターのこと。
B)USB PDケーブル: 電源を取り出し充電するための電源供給ケーブル
C)USBシリアルケーブル: 電源を供給することはなく、データ伝送を両端のUSBプラグ型式間で変換するためのケーブル。 USB-DINコネクタに変換するものもある。 

このケーブルを使えるようにするには下記のYaesuのダウンロードサイトから仮想COMドライバーをダウンロードしてPCにインストールする必要があります。 


仮想COMドライバーをインストールする前に上記ケーブルをPCにつないではいけません。 Windowsが勝手に判断したドライバーを入れてしまうからです。 一旦入れられると以後このケーブルを繋ぐとそのようにCOMが自動設定されてしまい、うまく動きません。

仮想COMドライバーをインストールした後に上記ケーブルを繋ぐと、PC内に2つのCOMポートが自動で作られます。 COMポート番号が自動で割り振られます。 この番号は他のCOMポートとの兼ね合いで空いている番号が使われるようです。デバイスマネジャーでCOMポートをクリックするとCOMポート番号が表示されます。 
例:
COM3  ・・・・・Standard COM Port・・TX制御用(PTT,CWキーイング、FSK制御、FT8などを行う場合に使用)
COM4  ・・・・・Enhanced COM Port・・CAT制御用
HamlogではEnchanced COM Port(例ではCOM4)を指定することになります。 
COM4のポートを右クリックで開き、プロパティにあるボーレート、ストップビットをHamlogに合わせて指定しておく。

Hamlogでの設定項目:
Hamlogを立ち上げ、オプションタブを開いて2行目の「入力環境設定」をクリックすると下記が表示されます。 右側の「リグ接続設定」を開き、下記赤丸で囲った項目を設定します。
・KENWOOD-1にチェック (黙って信じてチェックしましょう)
・FT-2000/9000にチェック (FT-891はどうやらこれらと同じように出来ているみたいです。 Hamlog開発者が特にFT-891を識別してプログラムを作っていないので既存機器用ロジックで動くものを利用するものと思われる)
・タイマー・コマンド に”1”を設定。 これはPC側からFT-891Mのデータを取りに行く頻度をミリ秒で指定しています。 従って殆ど瞬時にHamlogの方にデータが送出されることになります。 KENWOODのロジックではPC側からデータを取りに行くように作られているので・・・。 とにかく信じて設定してみましょう。
・タイマーコマンドの右にあるリストボックスの「1kHzt単位」の指定は、無線機からHamlogに何桁で持ってくるか等を選択できる。
設定後、OKを押してからXで閉じます。

次にHamlogのオプションタブの1行目の「環境設定」を開き「設定5」のタブを開きます。

kENWOOD-1 or ICOM ボックス内の 
・リグと接続にチェック(上記のリグ接続設定のKENWOOD-1に合わせる)
・COMに上記のEnhanced COM Port(上の例ではCOM4)の番号を入れます。
・ボーレートに38400bpsを選択します。
・ストップビット 2のラジオボックスにチェックします。

値の設定はCOMのプロパティにもありますのでCOM(例ではCOM4)を右クリックで開き、プロパティを開いてボーレートとストップビットを指定します。

このボーレートと同じ数値をFT-891Mのメニュー項目(05-06 CAT RATE)にも設定します。 メニュー項目:・05-06 CAT RATE 38400bps 

これで設定は終わりです。 一旦PC、FT-891Mの電源を落とし、USBケーブルを刺した状態で再度電源を入れます。 そしてHamlogを立ち上げます。

以後、CWでもSSBでもFMでも、無線機FT-891Mでの交信時情報が自動的にHamlogの入力ウィンドに入力されます。 チューナーノブを回すと周波数が即変更されるのを確認しましょう。

自動入力される項目:

周波数とバンドモード:無線機から自動入力されます。 周波数やバンドを変更するとHamlogの方も自動で変化します。
コールサイン:お相手のコールサインです。 これはHamlog単独では手入力です。 DSCWのHamlog連携(F1,F6ボタン)を使うとDSCWからHamlogに自動入力されます。
日付、時刻: Hamlogにコールサインを入れてEnterキーを押すと自動で、その時のPCの日付、時刻がセットされます。 
その他の項目: 基本手入力ですが、お相手のコールサインがHamlogユーザーである場合にはJCC Code、Grid Locator、名前、QTH、RemarksなどがHamlogデータベースから自動入力されます。

DSCW(Digital Sound CW)の設定:CWデコードを可能にする。

DSCWを使ってCWをデコードし、交信が終わったらHamlogに入力できるようにします。

先にHmlogを立ち上げておきます。

次にDSCWを立ち上げるのですが、その前に、こちらもやはりFT-891MとPCの間の音声接続が必要になります。 USBシリアルケーブルだけで音声接続ができる機種はあるのですがFT-891シリーズでは出来ないようです。FT-891以後の機種ではできるようです。 その代わりとして別の音声ケーブルでマイク・Phoneジャックを利用して音声接続を行うわけです。

PCのマイク・Phoneジャックの形状が色々なので、それぞれのPCの形式に従って接続することになります。

PCでオーディオの入力と出力を設定する:

ThinkPad E412の場合: マイク・Phoneジャックはコンボジャックと言って4極の3.5㎜プラグを刺すようになっています。
オーディオ設定:
オーディオ出力は「スピーカー(Realtek High Definition Audio)」に設定
オーディオ入力は「マイク(Realtek High Definition Audio)」に設定

NECのPCの場合(私の持っているもの):マイクジャックとフォンジャックはそれぞれ別のジャックとなっており両者とも3局プラグです。
オーディオ設定:
オーディオ出力は「スピーカー(Realtek High Definition Audio)」に設定
オーディオ入力には、以下の3種が設定可能でした。
内部マイク(Realtek High Definition Audio):Disableにする。ノイズになる
外部マイク(Realtek High Definition Audio):これをオーディオ入力に設定。
PCのマイクジャックにプラグが入っていないと、PCは内部マイクを使うんだな、と判断し外部マイクが設定できません。
ステレオミキサー(Realtek High Definition Audio):Disableにする。

接続ケーブル類:

・マイク入力用ケーブル: 両端に3極プラグのついたケーブル
FT-891Mのイヤホンジャックはモノラル仕様だが、ここに3極のプラグのケーブルを刺す。 イヤホンジャックにプラグを刺すと、FT-891M本体のスピーカーは無音となりCWが聞こえなくなる。 これをPC側から聞くためにヘッドホンが必要となる。
・ヘッドホンとケーブル: 3極プラグ付きヘッドホンを準備する。
・コンボジャック用3極-4極変換ケーブル: PCがLenovo E412のようにコンボジャックの場合に必要。 この変換ケーブルは入口が2本の3極ジャック、マイク(ピンク)とイヤホン(グリーン)になっており他の端は4極プラグ(PCコンボプラグ)となっている。 マイク入力用ケーブルを3極側のピンク(マイク)に刺し、ヘッドホンの3極プラグを3極側の緑(イヤホン)側に刺す。 Lenovo E412のコンボジャックにコンボジャック用4極変換プラグを刺せば準備完了。

PCがNECのように、マイクジャックとフォンジャックに分かれて2つある場合は、マイクジャックには上記マイクジャック用3極プラグを刺し、フォンジャックにはヘッドホンの3極プラグを刺せば準備完了。

DSCWの立ち上げ:

ケーブルをすべてセットした後にDSCWを立ち上げ、「初期設定」タブをひらきます。 最初の行にあるCOM設定をクリックするとドロップバーでCOM番号を選択するようになっています。 ここで、先に述べた例のStandard COMポートの番号、例ではCOM3、を選択します。 このCOMポートはTX制御をPCから行う場合に使用されます。 後でPC打鍵で使います。 デコード目的のためには、下記に説明するマイクラインとスピーカーを使いますのでCOMは不要なのですが、とりあえず指定しておきます。 後でPC打鍵をテストするのに使います。

信号入力タブの下にある左側の矢印をクリックすると左側パネルにCW波形が現れます。 この状態で一旦ファイルタブを開き、設定ファイルを名前を付けて保存しておきます。 例: 設定.dscw 等
次に立ち上げた時に、ファイルタブを開いて保存してある設定ファイルをクリックすると同じ設定が読み込まれて設定されます。 


サウンドの音量調整:(PC側での操作)
音量は約30%程度以下に調節する。それ以上にするとノイズばかり大きくなりデコードできなくなります。 Windows画面の右下のスピーカーマークを右クリックし、音量ミキサーを開くと、設定したサウンド入出力の音量調節とDisable/Active化ができます。 あるいは、DSCWパネルの「信号入力」タブを開き、最下部の「入力信号調整」をクリックしても音量ミキサーが表示されます。 Disableにするには各デバイスの下部にあるスピーカーのマークをクリックすると赤いXマークが付きます。再度クリックするとActiveになります。 
場合によってこの画面にマイクが表示されないことがあります。 その際にはマイクラインに無線機から取ったイヤホンケーブルを刺すとマイクが表示されます。 表示されない場合は、設定ーサウンドーサウンドデバイスを管理する、で入力デバイスを設定します。
 
ヘッドホンからCW音響を聞くには、マイク(サウンド入力に設定したデバイス)のプロパティを開き「聴く」タブを開いて「このデバイスを聞く」にチェックを入れます。 プロパティの「拡張」タブを開いて「すべてのサウンド効果をオフにする」にチェックマークを入れます。 スピーカー(サウンド出力に設定したデバイス)のプロパティでも「すべてのサウンド効果をオフにする」にチェックマークを入れます。 マイクやスピーカーのプロパティは音量ミキサー画面のマイクやスピーカーの画像をクリック(又はダブルクリック)すると表示されます。 

このチェックが無いと、モニター音にエコーがかかったりハウリングしたりしてノイズが大きすぎてデコードできなくなります。 

以上でPC側からヘッドホンでCW信号をモニターできるようになります。 とりあえず、ヘッドホンから音が聞こえることを確認します。

デコードのための無線機のノイズ調整:
さて、FT-891Mが受信したCW音響をPCのマイク入力に入れ、PCのヘッドホンで聞くことが出来るようになりました。 DSCWの左の窓には信号音のグラフがうごめいています、がこの信号パネルからノイズ音を取り除かないとデコードは働きません。 波形が赤い閾値の横線よりも下でうごめくようにするのです。 DSCWに本来のCW符号だけが聞こえるように無線機、PCのサウンドを調整します。 

DSCWパネルの右半分にあるNR1(Noise Reducer1)、または、NR2(Noise Reducer2)、QRM(これは必須、フェージングや混信ノイズを除去)のチェックボックスにチェックを入れてノイズを削減します。 パネル上の音量調節バーは最低に調節してノイズ音量を下げます。 この辺りは体験して覚えます。 波形パネルの下にあるAutoチェックボックスは使わないで自分でノイズのレベルを判断して閾値の赤線の位置を調整する方がうまく行くように思います。 また、NR1、NR2、QRMのチェックボックス、信号レベルバー、は立ち上げなおすと消えていることがありますので、注意しましょう。設定ファイルを保存しておけば再現される筈なんですがね・・・都度設定する癖を付けましょう。

FT-891M側の操作:
いよいよデコードのための最終調整です。 厳密なゼロイン操作が成功のカギ。 ゼロインできると綺麗なCW信号だけが聞こえてきます。

・チューニングステップのFast(100Hzステップ)を消し、10Hzステップに切り替えます。 大まかにFastでチューンし、切り替えて10Hzで微調整すると良いでしょう。 100Hzステップだと聞き逃している信号が10Hzステップだと結構多く聞こえる筈です。
・スケルチノブを左に回し、DSCWウインドのノイズレベルが下がり、かつ、CW音声が聞こえる程度にまで絞り込む。 
・FunctionメニューでDNR(Dynamic Noise Reduction)のレベルを上げ15レベルにする。 ノイズがかなり削減されます。
・FunctionメニューでCNT(Contour)をOnにする。これは有効です。
・FunctionメニューでNARROW(狭帯域)にセットする。混信除去。 有効。
・FunctionメニューでWIDTH(帯域幅)を狭くしたりする。混信除去。有効。 
・FunctionメニューのAPF(オーディオピークフィルター)を中央にセットする。 最も大きな音で受信。
・CWオプションでZEROINボタンを長押しして正確にゼロインする。 受信ピッチをメニューに指定した周波数(例えば、700Hz)に調整。

、等々をして、とにかくDSCWパネルのノイズ信号が閾値の赤線より下になるように調整します。 でもCW音声が聞こえなければデコードはされませんので弱いCW信号ではうまく行かないこともあります。 Sメーターで3以上のものはたぶんOKでしょう。 5以下は微妙・・・その場合は自分の耳でデコードするしかありません、ハイ。

以上のノイズ調整がうまくできると、面白いようにCW信号がデコードされます。

DSCWのコールサイン取り込み機能(F1ボタン、F6ボタン):
デコードされるとDSCWの左側画面にデコードされたテキストで表示されますので、コールサイン部分をドラッグして選択し、F1ボタンを押すと、そのコールサインをHisコールサイン欄に取り込めます。 次にF6ボタンを押すとHamlogの入力ポップウィンドにそのコールサインが埋め込まれます。 同時に先に立ち上げてあるCATコントロールにより、周波数とバンドモードがHamog入力ボックスに取り込まれます。 HamlogのEnterキーを押すとHamlogユーザーであれば、名前、QTH、JCCコード、GLコードなども自動取得されます。

送信の設定:
「初期設定」タブの「Key Control設定」で「RTS」か「DTR」を指定します。 COMにはStandard COMのポート番号を指定します。

DSCWでは受信信号のデコードのみならず、Standard COMポートを使えばPCのキーボードで送信文字を文章として入力して送信することも出来ます。 また、マクロを使って事前登録した文章を送信することもできます。 

感想ですが・・・PC打鍵やFT8などは、誰が交信しているのか意味不明な感じになりますね、PCなのか自分なのか・・・。 PCのボタンを押すだけの交信は便利ではあるが面白みが少ない。 ワシの場合、自分の指で電鍵やキーヤーでCW信号を打ち出すことに面白みを感じる次第です。

とにかくデコードがうまく働くとCW交信がとっても楽しく、自信をもてるようになります。 ACT5の5分以上のCW交信なんてことも夢じゃなくなりますね。
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スーパーラド架設完了

2023年04月18日 | アマチュア無線
アンテナ作り、調整、同軸ケーブルの引き込み、と進めてきて本日やっとSRA(Super Radiation Anatena)の本架設が完了しました。 まあ、ベランダから3mの伸縮ポールの先に取り付けていますので、いわばアパマンハムであります。 

工夫といえば、4段純伝送路トランスによるインピーダンス整合、雨除けのペットボトルカバーくらいでしょうか。 SRA自体が特殊なアンテナで、強力です。 φ60㎜のPVCパイプにΦ1mmの銅線を約70巻したものに、同径のアルミシート製シリンダ(12㎝長)を取り付けたアンテナです。 長さは全長約30㎝です。 7MHz用のアンテナが全長で約30㎝の長さですよ!!

7MHz用SRAと4段トランス
こんな状態です;約7mH、屋根のひさしの少し上です。

これまで、運用時には3段伸縮ポールを都度、麻紐でベランダの手すりに縛り付けて仮設していました。 風が吹くと、このポール、ゆ~らゆ~らと風になびきます。 柔構造です。(^^;  

そしてガチ~ンという音と共に上段のポールが垂直に落下したりしておりました。 今回、各段のポール締め付け位置にM6ボルトを通しそれ以上落下しないようにしました。 ベランダの手すりとポールはΦ2mmの盆栽用のアルミ線を3回巻きしてしっかりと固定しました。

下段 上段

4段純伝送路トランスは、PP製のフライボックスに格納していますが、ある日日向に出しておいたら使用しているパッチンコアのトロイドがかなり熱くなっていました。 トロイダルコアは熱を持つと比透磁率がぐっと悪化し性能に影響すると、トライダルコア活用百科に書いてありましたので、フライボックスの4段の格納位置の各段にΦ6㎜の熱抜き穴を空けました。 熱より雨が入る方がまだマシかと考えたわけです。 一応SRAの雨除けカバーの下に首を突っ込んでありますので雨の方はあまり心配はしておりません。 むしろ夏の熱さに耐えられるか否かの方が心配であります。

ということで、本架設SRAにて7MHzのSSBをワッチしたところ、7.060Mhzから7.180MhzあたりまでかなりのQSOが59で聞こえましたのでSRA の調整もほぼOKとしました。 送信時の送信機SWRメーターは1.5(7.180Mhz)~2.0(7.010Mhz)でこれもOKとしました。

FF式ファンヒーターを断捨離したおかげで、無線機の横にPCを置くことが可能となりました。 これで交信しながらHamlogへの入力が半自動化できるようになりました。 また、CW運用時にはパソコンのDSCWによるモールス符号のデコード(文字への複号)が可能になります。 CWによるQSOが一層楽しくなりそうです。 いまのところ7MHzだけですが、今後他のバンド用のSRAを逐次追加していくつもりです。 
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