Max Rod Craft Blog

Max Satohの工作に関するブログ

少しづつ編み貯めてます

2019年11月19日 | シルクフライライン

気候も落ちついてきたのでシルクラインを編み始めました。 といっても家内制手工業なのでひとつづつゆっくりと編み貯めています。

今回は色糸を使って模様付きのシルクラインを編んでいます。 すべてハーフテーパー、ハーフラインです。

なにゆえ螺旋模様かというと、縞々の模様が水面に浮いていると、お魚が虫のおなかの模様と見間違えて寄ってくる、あるいは、逃げない、んじゃないかな~という腹です・・・はは・・・。 

縞模様は螺旋でしか作れないし・・・W螺旋にすると螺旋の間にダイアモンド(ひし形)の模様もできるんですよ。 いろいろ試しています。

ハーフテーパーというのは片側にだけテーパーがついています。 

ハーフラインは45フィート、約15mの長さです。

#3と#4をそれぞれ用意してます。 黒いリボンは#4、赤いリボンは#3です。

 

黄色地に赤のW螺旋模様#4、赤い螺旋が際立ちます。

赤地に黄のW螺旋模様# 4、全体としてはオレンジ色に見えます。

白地に緑のW螺旋模様# 4、緑色は濡らすと写真右下の糸片ようになります。

緑地に白のW螺旋模様#4

赤地に白の螺旋模様#3

白地に赤の螺旋模様#3

色付きの縞々シルクラインは持っているだけでもウキウキしますね。 

は~るよこい~は~やくこい ♪~

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祝 ラグビーワールドカップ2019 ベスト8

2019年11月06日 | シルクフライライン

日本ラグビーのスピリッツを見せてくれたチームにちなんで、ジャージの色をまねて編んでみました。  それっぽく見えるかしら・・・

さくらジャパン

Victory road~♪

 

Max Rod Craftのオンラインショップにあります(売り切れ御免)。

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2019 工作はじめー3 マイワにカウンターを

2019年02月05日 | シルクフライライン

シルクラインのテーパー糸を準備するために、マイワに回転数カウンターを取り付けました。  

マイワ1回転で1m+α の絹糸を、一定の回転数まで巻き上げてカットし、1つの編み機用糸駒に巻き取ります。  もちろん編むことで生じる縮み率も計算して回転数(糸の長さ)を決めるのです。  

マイワ1回転の糸を編み機で編むと、ちょうど1ヤード(=3フィート=90㎝)の長さのシルクラインに出来上がるようになっているのです。  だから30ヤード(=90フィート=27m)のシルクラインを編むには、マイワで30回転の糸を切り出せばいいのです。

ちなみにマイワは、五光、トンボ、糸車、糸巻き器、とか呼ぶこともあります。

カウンター付マイワ

接合部はこんな感じ

これまでの製経は、マイワを手回しで回転数を数えてやっておりましたが、時々数を忘れてしまうんですな~・・・人間常に集中してはおられんのですな~・・・わっはっは・・・

マイワですから絹の枷糸を糸駒に巻き上げる際にも、回転数が分かるので、枷糸の全長を計算することもできるんですな~。

工作上、特に工夫した点は、

・右回転で回転軸レバーがカウンターレバーを押し上げ、カウントを1だけ上げる。 (普通だね・・・)
・逆回転時に回転軸レバーがカウンターレバーに引っかかってストップしない。(これは工夫だね・・・)

トリビア・・・かな・・・

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2019 事始めー2 シルクラインを編む

2019年01月25日 | シルクフライライン

年初に、立て続けにシルクラインのご注文が入りてんやわんやでした。

ご注文の幾つかは在庫にて対応できましたが、初めてシルクラインでWeight Forward #4のハーフラインのご注文を受けました。  グリーンと白のストライプ模様にて。

いいかんじでしょ?

WFのハーフラインとなると・・・設計図とにらめっこ

Double TaperとWFだとテーパー構造が違うのです。

WFでは、Tip 3フィート、フロントテーパー 9フィート、ベリー(一番太い部分)18フィート、リアテーパー 9フィート、ランニングライン 41フィートという構造になります。  これをハーフラインの45フィートで作るわけです。

そしてフライラインのAFTMA規定の決まり・・・同じ番手のラインではDTもWFも先端から30フィートの重さは同じ・・・を守らねばロッドの番手と一致しなくなってしまいます。

すると・・・ハーフラインでは先端30フィート(Tipからベリー部まで)は、DTもWFも全く同じ構造となります。

そこで、ラインを少し長めにし、リアテーパーを6フィートとし、残りをランニングラインとして編み上げました。  WFで使う場合は市販のランニングライン(またはシューティングライン、バッキングライン、等)を後ろにつないで投げることになります。  結局、ハーフラインのDTラインを編むことになりました。(笑

後ろのランニングラインを少しだけカットすれば、前後を逆にしても使えるんですな。

これですと、近場 ~30フィート(約9m)程度の距離を釣る場合には、DTもWFも同じような感覚で、同じ番手のロッドで投げられます。  それ以上の距離を投げる場合、WFラインとして同じ番手のロッドで遠投することができる訳です。  ランニングラインはベリー部よりも細身になっていますから、ガイド内を滑りいやすくなり、先重(Weight Forward)となって飛びやすくなるわけです。

これにファールドリーダーを先端に繋げれば、さらに先重の傾向が助長され、さらに遠投が可能になるんではないか、と思います。

ハーフラインでWFのシルクラインをと考えている方、それは同じ番手のDTのハーフラインと殆ど同じものとなることをご理解くださいね。  WFのハーフライン(=DTハーフライン)では両端にテーパーを付けるための手数が増えるんです。  価格面でちょっと・・・プラスかな・・・

そうそう、PVCラインでもWFラインやシューティングラインを買う代わりに、DTラインを買い、半分に切って、後ろにシューティングラインとか、バッキンウラインをつなげば、遠投用のWFライン、またはシューティングラインとして使えることを思い出しましたわ・・・昔FFを始めたころは、この方式で加賀FAや白河FSで投げておりましたなぁ~。

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緑色に赤い螺旋模様のフライライン

2018年04月12日 | シルクフライライン

お客様のご注文で、下の写真のようなシルクフライラインが今日編みあがりました。

DT#4 フルライン 模様入りです。

現在Max Rod Craftのショップでは模様入りはハーフライン(45フィート長)しか載せていませんが、ご注文があれば、フルラインも編めます。

シルクの染色では緑色はターコワーズに近い色に見えますが、液体に入れると深い緑色に変わります。

 

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糸撚れ と 糸撚り

2017年05月08日 | シルクフライライン

釣り好きにとって釣り糸についてはいろいろと経験しているものと思う・・・が一応理解を整理するという意味で書いておこうと思う。

いろんな釣りにいろんなリールがあると思うが・・・糸の出方は・・・

フライリール・・・よじれずに巻き、よじれずに出る

ベイトリール・・・よじれずに巻き、よじれずに出る

太鼓リール・・・ふつうは捩れずに出る。 投げるときリールを90度回転させると捩れながら出る、巻くとき捩れずに巻ける

スピニングリール・・・投げるとき糸は捩れながら出る、巻くときは出る時と反対向きに捩れる、ドラグで糸が出るときよじれすに出る

・・・というように、リールのドラムと糸の引き出し方によって釣り糸はよじれたりよじれなかったりするのです。

これは、糸の・・・糸巻きの原理・・・みたいなもので覚えておくといろいろ応用が利くのです。

 

まず、丸い棒に糸を巻いてみよう。

巻き方は・・・棒の両端を手にもってくるくると回しながら糸を巻くと、糸はよじれずに棒のまわりに巻き付きます。

そのまま、棒の右手側を上にして糸を上に引っ張ってみよう・・・あれれ・・・糸は巻いた方向と同じ方向によじれて出てきます。  反対側を上にして糸を引っ張ってみると・・・なんと・・・糸は反対向きによじれて出てきます。

これが糸巻きの原理なのです。  紙テープでやってみるともっとよくわかります。

さて、絹糸原糸に敢えて撚りをかけたい・・・それも簡単な方法で素早く・・・右撚り(S撚り)、左撚り(Z撚り)を区別したい・・・等々、シルクラインを編むには必要が出てきます。

それというのも、組紐編み機では、糸駒が盤の上を大きく1回転するとその駒の糸には回転と同方向の撚りがかかります。  組みひもを一目編むたびに1回転の回転がかかるのです。  つまり、組みひも編み機は糸撚り装置でもあるんです。

1本のシルクラインを編むと、何目編むと思います?  それと同じ回転数で撚りがかかるのです。

ご存じのようにシルクラインは組みひもです。 右まわりと左回りの糸が交互に重なりながら回転しています。  編んでいるうちにそれぞれZ撚り、S撚りが出来ていきます。

通常、使う糸は右回りも左回りも同じ原糸を使うことが多いと思います。(プロはS撚り、Z撚りを使い分けます)。  そうすると編んでいる間に撚りの状態が変化してくるわけです。

Z撚り糸を右まわりに使うと・・・元の左撚りが戻る・・・撚りの無い状態・・・右撚りがかかる・・・というように変化します。

Z撚り糸を左回りに使うと・・・さらに左撚りがかかり・・・くるっと縮こまるほどに撚りが強くなる・・・というように変化します。

左右同等に変化させるには、右回りの糸にはS撚り、左回りの糸にはZ撚りを使う、というようにする必要が出てくるわけです。  

ま、そこまで考えて編んでるシルクラインは無いとは思いますけどね。

ですが、手で編む組みひもの世界では、編み上りの美しさを保つために、ここまでやっているということです。

ワシの玉巻き器では、この原理でS撚り、Z撚りを短時間で撚り分けるためのツールを備えています。

この黒いパイプです

最初、黒いパイプに玉巻き器で玉巻します。 

次に写真のように、黒いパイプを縦にセットします。 (どちらを上にするかでS撚り、Z撚りが決まります)

下のプーリーに接触するバンコードを右にするか、左にするかで回転方向が変わります。

糸を黒いパイプの上部に引き出します。  引き出すだけでも撚りはかかりますが、撚り数は巻き数までしか撚れません。  さらに撚りをかけるには、糸を巻きつけ方向に黒いパイプを回転させながら糸を引き出しますと、+パイプ回転数だけ強い撚りがかかります。

撚りかけ器のモーターを回し、玉巻器のモーターを回します。  できた玉には強い撚りがかかっています。

これを右回りの駒用、左回りの駒用、と作っていくのです。

16打ちの場合は、右、左、8駒づつ。  8打ちの場合は、右、左、4駒づつ。

 

双撚りという撚りがあります。  ロープ状の糸のことです。

細い紐を複数本、1方向に撚りをかけていくと、複数本の紐は、それぞれが蛇のように、撚りとは反対方向に巻き付こうとします。  この原理を利用したものがロープなのです。  

横綱の注連縄(しめなわ)もこの原理で作っています。  弟子たちが2本の白い紐を同じ方向にネジっているのを見たことがあるでしょう。  ねじっていくと自然に巻き付いて、太い注連縄になって行くのです。

釣りでは、ビミニツイストという巻き方がありますよね、これも同じ原理です。

双よりの糸では、S撚りの双より糸を作るには、原糸はZ撚りにしないときれいなS撚りはできません。

Z撚りの双より糸を作るには、S撚りの原糸を使うことになります。

ややこしいですね。

気の遠くなるような作業でしょ?

 

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2倍速八つ打ち機が完成

2017年05月07日 | シルクフライライン

工作記事を暫く休んでいた・・・その間作っていたのさ・・・シルクライン編み機関係を・・・

そのいくつかをご紹介しよう・・・

まず、原糸の製経用ツール

原糸巻き取りメーターカウンター

これは玉巻き器で何メートルの糸を巻いたかが分かる装置。  なんせシルクラインは30mという長さの整経が必要になるのでね。

次、撚りかけ装置 

中央の黒い棒が撚りかけ駒

リング式撚糸機と同じ原理で糸に撚りをかける装置だす。

後ほど、糸の撚り、あるいは、撚れ、について記事を書くつもりだ。 ご期待あれ。

最後は、八つ打ち機

8個の駒で8本の糸を編む機械だ。  4個の駒で4つ打ちも編める。

後ろに映っているのは16打ち機、16個の駒で16打ち、八つ打ちの両方が編める。

2倍速八つ打ち、四つ打ち シルクライン編み機

8駒の八つ打ち機の特徴は、16打ち機に比べると、2倍速でシルクラインが編めるのだ。  盤上を回転する駒の数が半分だから2倍の速度で編めることになる。

ちなみにPheonixは八つ打ちだ。  16打ちはMaxのシルクラインだけかも・・・

 

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絹糸の糸繰り ー 失敗の原因・・・成功の要因

2017年03月28日 | シルクフライライン

先日、絹糸の糸繰りに失敗して染色済みの綛糸を2綛半も捨てる羽目になった。  すっごい損失だし・・・精神的にも打ちひしがれた・・・

ネットで、ワシのように細い絹糸の糸繰りをしているサイトが見つからなかったし、正しい糸繰りの方法について書いたものが無かったので、退屈ではあるが、このような記事を残しておけば、次に続く人の役に立つであろうと思ってこの記事を書いている。  

近くに養蚕をやっていたおばあちゃんでも住んでいればすぐに聞けるのにね。

そこで、何が原因かを探るべく、さらに3綛を染色からやり直した。  自分でやって真理を探るのがワシのやり方だ。

まず、原因の1は、綛を購入時のビニール袋から取り出すところにあったようだ。  袋の中には幾つかの綛をくるくるっと捻って輪っかの中に細い別の糸が通っていた。  これを知らずに、1綛だけを取り出そうとしたところ、綛の形が崩れた。  細い絹糸がどこかに引っかかり、輪っかからはみ出てしまった。

細い絹糸は、静電気を帯びやすく何にでもくっつく。  指にもくっつこうとする。  指にささくれでもあろうものなら引っかかって1本だけ輪っかから飛び出したりもする。  

まったく扱いにくい素材なのだ。

輪の中に通っていた糸をカットし、1個1個の綛に丁寧に分け、アルミのロッドケースを輪っかの中に通して歯ブラシの柄で輪っかをバンバンした。 (勢いよく伸ばすようにしごくことをバンバンと言ってます)。

それが下の写真。  よ~く見ないと分かりませんが、右端の輪っかには、はみ出した糸が不自然に出ているでしょう。  拡大してよ~く見てくださまし。

染色前の綛。 ほつれた糸が輪っかから、はみ出している

このほつれ糸が糸繰りを失敗させる原因の1なのである。

次・・・染色工程。

染色中は、絹糸を余りいじらない方が良い、と前に書きましたが訂正します。  輪っかから、はみ出すような行為はしない方が良い。  染色のプロは2本の棒を使って輪っかの中に棒を入れ、輪っかをくるくる回すようにして染色しています。

これは、深い鍋、ずん胴という鍋があれば有効な方法ですが、少量の絹糸を染色するには鍋の値段が高いのです。  ワシの鍋は高さ20㎝くらいの浅いステン鍋なのです。  これで十分染色できます。

浅い鍋の場合、染色液に綛を沈め、よく浸るように動かします。  その際に、糸に引っかかるようなものを使うことが問題なのです。  引っかかって輪っかからほつれ出る糸さえ出なければ動かすことは問題になりません。  浅い鍋に二本の棒でやろうとすると、かえって糸に引っかかったりしてほつれ糸発生の原因になりやすいのです。  それに鍋の下にはガスの炎が燃えていますので、二本の棒を動かしそこなうと、ほつれ糸は簡単に燃えてしまうような気がするのです。  浅い鍋には浅い鍋なりのやり方があるのです。  染色では、むしろ染めムラが出ないように注意が要ります。

ワシの場合、使い古しの歯ブラシの柄でかき回しました。  つるつるすべすべなので、いくら触っても糸が引っかかることはありませんでした。  ステンレスのスプーンを使っている方もおられます。  すべすべなのでね・・・浮いた綛糸を軽くつついたり回転させたりしてよ~く染色します。  綛を縛ってある部分には染めムラができやすいので念入りに染色液が回るように注意します。

次に、染色工程中のすすぎ洗いですが、今回はプラスチックのザルを使いました。  すすぎ洗いが必要な都度、鍋やボウルから液体と綛をザルに一気に空けます。  一気にザルに入れないで、チョロチョロ水が流れるように入れると、はみ出た糸が綛から離れようとしますので、綛が固まったまま一気にザルに入れるのです。 この際、何も引っかかるものもなく、綛はザルの底にベチャ~っと張り付きます。  

その上から水道水(冷水の場合)とか、温水とかのシャワーをかけます。  そして指の裏側で綛を押すようにして水を絞り出します。  何回かこれを繰り返し、排水に濁りがなくなったらすすぎ洗い終了です。  
こうすることで、ほつれ糸の発生を防ぐのです。   綛は綛の状態のまま平べったくなっています。

そして最後に絞るわけですが、平べったくなった綛を丸めて団子状にします。  団子にしても綛から糸がはみ出すことはありません。  掌に入るくらいの団子にして固く絞って水を切ります。  平らに戻してキッチンペーパで上下に挟み上から押しつけて水を抜きます。  これを何度かやります。

そして最後は、この団子を丁寧に広げるのですが、ひびろ糸を探します。  一つのひびろ糸をつまみ上げて、もろもろとくっついてくる綛を輪っかに近い形にそおっと広げるわけです。  そして次のひびろ糸を見つけて、今度は、それを横方向に引っ張ると、輪っかの中の空洞が現れます。  糸があちこちに行っていたとしても、この横ひびろの脇には、完璧な空洞・・・そこにはほつれ糸がない空間・・・があります。

見つけた空洞に掌を入れ、輪っかを静かに広げていきます。  その際、手や服のボタンやファスナーなどに糸が引っかからないように、ほつれ糸が発生しないように注意します。  (あったとしても仕方がありませんが)

そして両手の掌の裏側で輪っかをバンバンして糸を伸ばします。  このバンバンは固定した棒に通してビシバシやった方が綺麗にできます。  この輪っかに棒とか、適当なもの、ワシの場合は、Jの字をしたプラスチックのハンガーを使いましたが、吊るして乾燥させます。  

ひっかけるのは、ひびろ糸が真上にくるように引っかけるんですよ~。

結果として、この染色方法で、新たなほつれ糸が発生することはありませんでした。  染色前にあったほつれ糸はそのまま残っていました。   

最初の染色では、サーモスタット式温度計(天ぷら用)の柄でかき回した際に、棒の末端にあったステンの段差のところに糸が何度も引っかかり、ほつれ糸を自分で作っていた可能性がありました。

 

洗濯物と一緒にサーキュレーターの下で乾燥中

今回は、前に失敗したオレンジの21中3、1綛と、新たにグリーンの21中3、1綛、21中2、1綛、計3綛を染色しました。

さて、糸繰り失敗の原因の2に移りましょう。

失敗の原因2は、マイワへの綛のセットの仕方にあるように思います。

今回は次のようにマイワに綛をセットしました。

ワシのマイワは、針金製で、糸をかける部分は針金が波の形に波打ってます。   買ったときには、そこには平ゴムの輪を渡してあり、その平ゴムの上に綛糸が乗るように説明書きがあったように思います。

この波型は何なんだろう? と考えました。  ひょっとすると、この波型の上にひびろ糸(綾)を広げ、ひびろ(綾)が左右に動かないようにするためのものではないのか?、と・・・

これまでの糸繰りでは、綛の半ばあたりに来ると、綛糸が緩んで糸がマイワの幅の中央付近に集まる傾向にあったのだが、このゆるみは逆に踏みつけ糸=>上下の逆転=>引っかかり=>ほつれ糸の発生=>停止、という悪循環を発生させるように思っていた。  この波型で綛糸の左右への移動が無いようにできれば、問題解決に近づくのでは・・・

針金の上に直接、糸を置くと、綛糸のテンションが強くなりすぎて、踏みつけた糸が下から出てこなくなるんではないか・・・ということも考えねばならない。

では、波型の針金とほぼ同じ高さでゴムの紐が通っていたらどうなんだろう。  波型が、ひびろを固定し、ゴムが踏みつけのテンションを緩める、という具合に設定できれば、糸繰り中に綾が緩んで、ほつれ糸が発生することがなくなるんではなかろ~か・・・と。

そしてその通りにセットしてみました。   (そしてうまく行ったのです) 買ったときの取説は既に無いので、そう書いてあったのかもしれません・・・

最初に3本ほど、長くほつれた糸があったので、それぞれ、チチワにむすんで先っぽの輪をカットしました。 つまり、短くしてほつれ糸でなくしたわけです。  大量のほつれ糸がある場合には、これは無理ですね。

マイワ設定中。 綛糸は針金の波型とゴムの両方に乗っている。

ひびろ糸を良くチェックしたところ、裏返っているようなので(糸口が下にあったので)、丁寧に裏表をひっくり返しました。  この際のチェックは入念にやる必要があります。  

ひびろ糸の結び目は全てが同じ方向に、手前なら全て手前、向こうなら向こうに、くるようにします。

マイワ上に軽く綛糸を置いた状態で、ひびろ糸をカットする前に、糸口をマイワ3周分くらいたどって上下が逆転している部分がないか、を調べましょう。
  

逆転が見つかったら、綾の一部がねじれているか、糸口が逆になっているか、という可能性があります。

綛糸全体が裏返っていて、糸口をたどると綛糸の下へ下へと行ってしまう場合は、綛糸全体を裏返します。

部分的なねじれだとわかったら、その部分を丁寧にひっくり返しましょう。 (注意してやる必要があります)

今回はひびろ糸自体が乱れていて、それを直線に伸ばしてみると、ひびろの各区間にねじれがあったので、針金の波型の上で、ひびろ糸を1直線に伸ばすようにして、綾の各区画を並べました。

そして波型の上にひびろ糸が来るようにして、できるだけ幅を広く、綾と綾の隙間に波の山が来るようにしました。  

すべてのひびろ糸を同じように広げました。

このマイワは足が8本あるので、4つのひびろ糸が乗る足は1つ置きになります。  その中間の足には、ひびろが形成している綾の中間が乗ることになります(ここが綾によってクロスしているのです)。  この部分は、針金に直接乗らない方がスムーズに糸が出るはずです。  そこで、輪ゴムを少しだけ上にずらして綛糸が先に輪ゴムに触れるようにしました。  これで、踏みつけのテンションを弱めることができます。  輪ゴムを余り上にやると、糸がだんだん中央によってきて踏みつけの原因になるので、ほんの少しだけゴムを上にずらしました。

下の2つの写真を比較してみてください。  失敗の原因がマイワの設定にあったことがよくわかります。

波型の針金と輪ゴムに乗ったひびろの綾(正しい乗せ方)

綛を輪ゴムの上に直接乗せた場合(失敗例)

糸繰り失敗の原因3は、糸が引っかかった際に、糸が切れるということです。

糸が切れると糸口を失う原因になりますから、糸切れは重大な問題なのです。  

糸が切れたとしても、糸口はマイワの外に残っていれば、再開するのは簡単なのです。

糸口を見失った場合の探し方は、前回書きましたね。  そう、掃除機の吸い込み口で綛糸の上をなぞると、切れた糸口が吸い込まれるので、見つかります。  この方法を知っていると安心ですね。

ワシの場合、モーターで玉巻きしてますから、糸が踏みつけ、や、ほつれ糸になった場合、切れやすいのです。

そこで、保険として、マイワと玉巻き器の間にクッションを入れることにしました。  糸が引っかかった時に、モーターの力が直接マイワの糸を引っ張らないように、ゼムクリップで作った輪っかと、ステンの針金を通すことで、引っかかるとステン針金のテンションで、糸切れを防ごうという訳です。

間にクッションを入れた糸繰り装置

モーターによる糸繰りは順調に進んでいますが、綛の半分くらいまで巻いたところ、踏みつけが多くなってきました。  綾のゆるみによるほつれ糸の発生は、今のところありません。

そこで、マイワの調整を実施しました。  綾糸の重なりが多い部分に目打ちを差し、やさしく横に広げました。  最初に設定したやり方で、波型の山と山の間に糸が落ち着くように、綛糸の幅を広くしました。

綾を広げています

綾を広げています

綛糸は波型と輪ゴムの上に乗っています

ほつれ糸の状態。 手前の2本だけで、ほとんど無いでしょ?

無事、糸繰り終了です

1綛5000mで駒10個です

糸繰り中に糸が引っかかって切れたのは・・・それでも・・・4回くらいでした。  驚異的な改善です!

 

続いて、グリーンの21中3の糸繰りです。

オレンジとまったく同じようにマイワをセットして糸繰り開始。

糸繰り開始です。

 

マイワを上記のように設定し、中間で1~2度、設定しなおしたことで、グリーンの21中3は、最後に1回糸切れしただけでした。  その他で糸繰りの中断は全くなしでした。

 

ほとんど完了です。

 

これで自信をもって染色、糸繰りが行えます。

 

追加です。(2019・10・25)

糸繰り中に絹糸が絡んでプッツンと切れる現象の、もう一つの原因が分かりました。

それは糸車(マイワ、五光、トンボ、等とも言う)のブレーキングシステムにもあることが分かりました。

ここではマイワと呼ばしていただきます。

マイワから糸を繰り出して行き、糸巻きに巻いていくんですが、その際に糸に常に一定のテンションがかかっている間は、ほつれ糸があっても糸が解けていきます。  が、なんらかの拍子に、マイワの方が先に回ってしまい、繰り糸にゆるみが出た時が問題になります。

もともと枷糸は、S撚り、Z撚り、双撚り、など、撚りがかかっています。  この糸に一定のテンションがかかっている間は、糸は一本、まっすぐで巻き取っても問題ありません。  が、この糸をいったん緩めると、撚りが戻り、くるくると回転するようになります。

マイワ上で、ほつれ糸が何本かあって、その脇を繰り糸が引っ張られて巻き取られています。 この繰り糸にゆるみが出た時にくるくると回転し、周囲にあるほつれ糸と絡みつきます。  そしてそのまま引っ張ると、解けずに切れてしまうのです。

通常マイワには、ブレーキになるように、軸になる部分に紐を通し重りを下げます。  おもりと紐の摩擦によってマイワの空転を避けるのが目的です。  が、巻き上げ速度にムラがあったり、一部引っかかって突然解き離れたりすると、マイワが空転します。  その時に繰り糸にゆるみが出て撚りが戻ってしまうのです。

繰り糸が切れない程度にマイワの回転にブレーキがかかっていれば、繰り糸のテンションは一定となり、糸の絡みはなくなるでしょう。

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シルクライン トリビア ー 8打ち と 16打ち

2017年03月26日 | シルクフライライン

いつかはシルクラインを使ってみたいと思っておられるフライマンは多いものと推察します。

バンブーロッド、シルクライン・・・と聞くとなぜか浮かぶ憧れの表情・・・多くのフライフィッシングシーンで目の当たりにしています。

そこで、シルクラインについての、トリビア (Trivial ささいな事柄) について書いてみたい。

市販されているシルクラインが一体どういうものなのかを理解するのに役立つでしょう。

 

まずは編み方編

シルクラインは組みひもの技術を使って編んであります。 

編み方には、8打ち、16打ち、金剛打ち、内記打ち、等々、いろいろな編み方があります。 ホームセンターのロープ売り場などに行くと、いろんな太さのいろんな打ち方のロープが売ってますから、その特徴などを観察できます。

シルクラインでは主に8打ちと16打ちが使われます。

8打ちの例

下の写真は8打ちで編まれたラインです。 左側はコーティングをはがしたPhoenix Dt#3で、右側はワシの編んだDT#4です。  注目いただきたいのはPhoenixラインは、浸透したコーティングが綺麗に除去できていない点です。  加圧・減圧によって糸の間に浸透させたコーティングは重曹溶液に数回浸しても除去できなかったのです。  理由は、下記をお読みください。

左Phoenix DT#3、 右Max DT#4

16打ちの例

下の写真、左側はワシの編んだMax Half Line HT#3 (DTではなくHalf TaperだからHTとしています)。 コーティングをはがしたものですが、綺麗にコーティングが除去されているでしょ?
右側はHT#4で編んだばっかりです。

左Max HT#3 (中古)、右Max HT#4 (新品)

写真だけでは分かりにくいので、図で見てみましょう。

下図はシルクラインの断面のイメージ図です。

シルクラインの太さは同じとしています。  (実際には16打ちは8打ちよりも、やや細目になります)

使っている糸は、8打ちは16打ちの2倍の太さの糸を8本使います。  16打ちは8打ちの半分の太さの糸を16本使います。  ですから出来上がった1本のシルクラインの強度という点では同じです。

断面図で分かるように、ライン表面にできる凸凹は8打ちは大きく、16打ちは小さくなります。  8打ちは表面ざりざりで、16打ちは表面すべすべです。  これはラインがガイドを通過するときのガリガリ感としてロッドを通して手に伝わってきます。

一方、中空の具合をみると、8打ちでは中心部の空洞はほとんどなく糸で埋まります。 16打ちでは糸が細いので糸は表面近くに寄ることで中心部には空洞ができます。  

指でラインをつまむと、8打ちは芯があり固く感じます。 16打ちは柔らかく芯がないように感じます。  8打ちのラインはループが大きめに、16打ちのラインはしなやかになりナローループとなります。  ただしその分、ガイドなどに絡みやすくなります。

もちろん16打ちでも芯を入れた上で編めば、固いラインでワイドループとすることもできます。  特に高番手のラインには必ず芯が入っていると思われます。  高番手になると8打ちではゴワゴワしすぎてまるで3本撚りのロープを投げているような気分になるのでしょう。

 

コーティング時の違い

コーティングするときは、8打ちではラインが固く、かつ、中空部も少ないのでコーティングによる重さ管理は表層部のコーティングを厚くして重くする、という考え方になります。  一方16打ちは、空洞部にもコーティング剤が入りますので、細身で重めのコーティングが可能になります。  その分、コーティングの乾燥時間は16打ちの方が長くかかります。

コーティング剤の浸透度の違い (乾燥時間の違い)

8打ちではコーティング剤が浸透しにくいので、加圧または減圧によって浸透させるような工夫があります。16打ちは、加圧、減圧などしなくても、空洞部への浸透ができます。  そういう意味では16打ちの方がコーティングは簡単です。

空洞部を中空にしたまま表層と絹糸のみコーティングができるならば、より浮力のあるシルクラインができるのでしょう。 ひとつ考えているのはマイクログラスボールというナノサイズのガラス玉をコーティング剤に混ぜて中空部に送り込む、その後の表面近くのコーティングは通常のコーティング剤に変更する、なんてことをね。 そうすれば中空部にはマイクログラスによる空気成分が多く入り中空効果が上がると思います。 PVCラインでは普通に行われていることです。 間違っても表面にマイクログラスを塗ってはいけません。 ラインがガイドを削っちまいますから。 あくまで自己責任でやってくださいね。

コーティングの耐久性の違い

これは実際に経験していることですが、8打ちのPheonixDT#3の方が、16打ちのDT#3よりもコーティングの持ちは良かったと思います。  

コーティング剤は、保管の仕方によっても違うとは思いますが、数年経つと劣化します。  コーティング剤は乾性油(亜麻仁油、桐油、荏油、など)を主体に、ロジン、合成樹脂、蜜蝋、などを混合したものですから、熱には弱く、また経年劣化します。  また、乾性油は黄変します。  いわゆる飴色化するのです。

画材に乾燥を早めるためのシッカチフという溶剤がありますが、これを混ぜたりすると、即、黒っぽく黄変します。  また、シルクラインに使った場合、それほど乾燥が早くなるという感じはなかったです。

16打ちは空洞部にコーティング剤が8打ちよりも多く入り込みますから、乾性油の経年劣化の影響をより多く受けます。

16打ちは気温が高いと5年程度でベタベタになりリールにくっつきまわります。  その分、重曹水につけると簡単に除去はできます。

8打ちはもう少し長く使えるかもしれませんが、いずれにせよ同じ運命をたどります。  加圧・減圧によって糸の間に入り込んだコーティング剤は、簡単には除去しにくく内部までは除去できないことが多いですね。

シルクラインを使う方は、30度以上の気温の時には、Mucilineと一緒に冷暗所に保管することをお勧めします。 もちろん、そんなときにはシルクラインではなくPVCラインで釣ってください。  そうすれば経年劣化を遅らせることはできると思います。

一般的には、シルクラインの寿命(コーティング剤の寿命)は3年から5年、長くて8年、くらいに思っていた方が良いです。  そして3~5年経ったら、コーティングを剥がし、再度コーティングする、という考え方に立てば、シルクラインは一生使えるもの、ということができるでしょう。

シルクラインは一生もの、と言える所以は、自分で再コーティングできるという前提でのことです。  買ったままのシルクラインが一生使える、という意味ではないのです。

切れるシルクライン

シルクラインが切れてしまった、ブツブツ切れる。  という経験をされた方もおられるでしょう。

これは、編んである絹糸自身が劣化したためです。  シルクラインに浸み込んだ水が悪さをしているためだと思われます。  雑なコーティングをしたシルクラインに、釣っている間に水がしみこみ、シルク糸そのものを侵します。  絹糸も何度も水につけては乾燥していると劣化します。  濡れたまま放置すると劣化する時間は短くなります。  腐るのです。  何らかのバクテリアが働いている可能性も考えられます。

最近出ている中国製の安価なシルクラインですが、どんなコーティングがされているんでしょうね? 安くても寿命が短いなんてことはないんでしょうか?

浸水につては、ラインの端の断面からの浸水が多いのだと思っています。  PVCラインでも先端だけが沈み始めるってことあるでしょ?  だからワシの場合、ライン先端部の結び目には小西のウルトラ多用途SU(柔らかくコム上に固まる)という接着剤でコブと糸端を埋めています。  ライン断面からの防水に加えて、コブがトップガイドに引っかかるのを防ぐ意味もあります。

シルクラインを使った後は、ラインドライヤー、ラインストッカーに巻いて、乾燥させる、という考え方には賛成です。  

適度にコーティング剤を追加する、頻繁にコーティングをやり直す、など防水を心がけるのは良いことだと考えられます。  コーティング剤だってラインを曲げ伸ばししていれば割れ目や隙間もできるでしょうからね。  特にキャスティングで地球をたたく人には・・・(w)

ラインドレッサーについて

このあたりから使うラインドレッサーのあり方などの議論が始まるのでしょうね。  獣油が良いとか植物性油が良いとか・・・Red Mucilineはシカの油だとか・・・

まだ頭の片隅にしかない話ですけれども・・・コーティング剤とラインドレッサーを同じものにできないか、という命題があります。  コーティング剤=ラインドレッサー、あるいは、ラインクリーナー、とできるならば、常にコーティングをしているのと同じで、ラインへの水の浸透を防げないか・・・という考えからです。

以前、亜麻仁油に蜜蝋を加えていき、ある比率のときにMuciline状の粘度になったものを作りましたが、10数年経てもその粘度は作った時と同じです。  メンソレータムくらいの固さです。  それほどべたつくわけでもありません。

もし、これをラインに擦り込んで使えるのなら・・・なんて今考えているところです。  砂が付くとか、いろいろ考えなければならないでしょうけどね・・・Mucilineだって砂はくっつくけどね・・・

8打ちか16打ちかは、釣り方で決めましょう。

フライフィッシングを始めてから年数の経っていない方は、たぶん8打ちラインの方が問題なく釣りができるのかもしれません。  ガイドへの絡みも少なく、ワイドループでまっすぐ飛ばしターンさせて落とす・・・ような釣りには8打ちが良いでしょう。

一方、もう何度も渓流に通っていて、自分の釣り方、渓流独特のピンポイントの攻略、などに意欲の強い向きには16打ちのしなやかなシルクラインが良いのではないでしょうか。  その分、ラインの扱い方には習熟が必要になります。  

しなやかなゆえに絡みやすい、下手すると飛ばない、風に弱い、などのトラブルは多くなりますが、細身のラインがピュ~っと伸びていき、ピンポイントにフライを落とす、さまざまなメンディングができ、釣れた時の感触が良い、バンブーロッドとの一体感、等々、ロマンをかきたてるには打ってつけです。

とくにドライフライを5秒間以上、同じ位置に置いておく、タイプのラインの扱いにはしなやかなラインでないとドラッグに負けてしまうでしょう。  

海釣りでPEラインというのがあります。  ナイロンライン、フロロカーボン、などと並んで、最近では、細身で引っ張り強度の強いPEラインがもてはやされています。  遠くに投げられるからです。  

PEラインとは、ポリエチレンのモノフィラ糸を組みひも状に編んだものです。  安いのは4つ打ち(4本編み)、8打ち(8本編み)になると価格はグンと高くなります。

使う糸の本数が増えると、編むための手間が何倍も増えるからです。

 

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2017 工作はじめ 第3回ー3 模様入りシルクライン

2017年03月25日 | シルクフライライン

苦労して染色した絹糸を使って念願の模様入りシルクラインを編んでみました。

まず、黄色地に赤の1本螺旋・・・赤が少し入ると、黄色が金色(こんじき)に見える・・・いいねっ!

黄色に赤い螺旋

接写

次は、白地に赤の2本螺旋・・・千歳飴、床屋の回転灯、みたいで綺麗・・・いいねっ!

白に赤い螺旋、シルクが銀色に光る

接写

リールに巻くと、こんな感じ

 

今回は2種類作っただけだが、今後、いろいろなパターンを考えてみたい。

それにはもっと多くの色が必要になるね  ・・・染色・・・糸繰り・・・ああ~・・・

シルクラインは組みひもだからね・・・

 

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