この記事、所属させる適当なカテゴリがないので本業のロッドクラフトに入れときました。 使う道具や作業はロッドと共通ですもの・・・
さて、住み始めてから40年(キミマロか?)、雨や風、周囲の工事や取り壊し、などにさらされ、汚くなった我が家の玄関ドア・・・女房殿が、そろそろ塗り替えてよ・・・などと簡単におっしゃる・・・
そうやね・・・だいぶ痛んでるから補修しよか・・・と腰を上げた・・・またProaはしばらくお預けに・・・
作業前のドアはこんな色、こんな風になっておりました。 まあ、なんと年季の入った色じゃ~あ~りませんかっか。
このドア、ケヤキの板にきれいに塗装がされていた。 裏側の玄関内の方は、まだピカピカしていて新品のようです。 色は黒っぽい茶色に塗装されています。 40年も風雨にさらされると、こんなになってしまうのよね~。
早速はがしにかかる・・・が・・・結構彫刻などしてあって平らではない・・・工具が要るよな~・・・
2~3mm幅の直角の溝、ルーターで削ったのか30㎜φ位の内側への彎曲(凹)、3mmφ位の外側への彎曲(凸)、等等、サンダーでは削りようがない。 仕方ない・・・手作業でやるか・・・
そこで和竿作りで使う工具、いろいろなφの掻きだし工具(矢竹の内側を削る工具)や、組紐の組玉を削った時の丸ヤスリ、竹の皮をむくための各種スクレイパー、床塗装を剥がすためのリムーバー、凸用丸豆カンナ(30mmφ)、なんかを取りそろえ、えっちらおっちら削り始めましたワイ。
先ずは彎曲部から始める・・・か
続いて上部の枠・・・下の木の色が出てきて意外に綺麗・・・ケヤキだね、臭うもの・・・結構したのよこのドアは・・・
平らなところは Lie Nielsenのスクレイパーで一気に削れる・・・ザ~っと気持ちよく塗装が剥がせる。 細かいところは、 Crown Toolsの小型のスクレイパーとフロントに刃が出ているカンナを使った。
塗装の浮いてしまっているところは簡単に剥がれるが、まだ塗装が生きているところは固着していてスクレイパーも効かない。 いろいろ小道具を取り換えひっかえしてとにかく塗装を剥がす。
1日目の作業はここまで・・・1日と言っても実働3時間くらいかな・・・買い物とか・・・行くし・・・
2日目・・・白内障の手術をした目・・・右目はまだ16日目・・・削った粉が目に入る・・・これはヤバイ・・・ので、近くのコーナンにゴーグルを買いに行く。
2日目からは、ゴーグルとマスクを着用して作業する。
3日目夕刻にしてやっとこさすべてをはがし終わった。 これだ・・・
木の色でも結構いけるね。
作業を急いだのは、明日から強風と雨だから・・・ほんとは今日中に隙間の補修と下塗りの木固めエースまで塗りたかったのだが・・・歳のせいで作業は遅れ気味・・・
お天気がよくなったら、隙間を木粉とエポキシで埋め、砥の粉を塗って木固めエースの下塗り、サンダーをかけて、UV対応のSPAバーニッシュを2~3回塗って仕上げるつもり。
雨の日は、やりかけのIAKOの曲げでも進めておこう・・・かな