CWFreakでモールス符号の聴き取り訓練をしていて、ふと浮かんだアイデア・・・
速記!
モールスは、耳で聞きとったら、必ず書き留めねばならない。 長い文章をモールスを文字に変換しながら覚えておくことができない。
聞きとっている間にも信号は次から次へと入ってくる。 こんなのいちいち活字体の英語で書いてられるか? もっと素早く書かなければ耳の方が置いてけぼりにされる。 マニュスクリプト体だっておんなじだ。
それなら、いっそのこと、モールス符号を素早く書ければいいのでは? と考えた。
国会中継を見たことがあるだろう。 発言者のそばに何人かの人がテーブルに向って何やら書いている。 彼らは速記者といって、発言者の言ったことを、素早く、書きとっているのである。
そのスピードは、しゃべり言葉をすべて書きとれるくらいに速いのだ。 下記は、50音を速記法で表したものだ。 いろんな方式があるんだね。
そこでワシは考えたんだ。 いっそのこと耳に入ったモールス音自体を書きとったらどうか・・・と。 それを紙(ログブックなど)に書き取れれば、直後にその紙を見ながら文字に変換できるじゃないか、と。 点と線だけなんやから素早くかけるやろっと・・・
例えば、ワシ式の速記法は、こうだ・・・英文の例
A B C D E
・ー ー・・・ ー・ー・ ー・・ ・
なんじゃい、モールス符号そのものやないかい!
・・・そ、そうなんです。 耳で聞きとった通りのモールス短点、長点を、そのまま紙に書きとるのが、ワシの速記法なのです。
これができれば、欧文でも和文でも聴き取り、書きとれるわけです。
複号するには符号を覚えていなければなりませんが、書き取りまではこの方法で共通にできることになります。
速記というからには、速く書き取れねばなりません。 そこで、連続的に速く書ける方法を考えたのです。 例えば、
A B C D E F G H I J K L M N O P Q
./ /... /./. /.. . ../. //. .... .. ./// /./ ../. // /. /// .//. //./
を速く書ければいいわけです。
しばらく、これで聴き取り=書き取りの練習をやってみたいと思います。
題して・・・モールス符号速記法・・・欧文和文共通の速記法です。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
やってみましたが、ゆっくり目なら抜群に効果がありますが、速いモールスの場合、書きとるという行為自体が邪魔になることがあります。
だから・・・耳を鍛えるまでの方法として位置付け、耳が高速モールスに耐えられるようになるまでの訓練法と考えましょう。