Max Rod Craft Blog

Max Satohの工作に関するブログ

アルゴンキン パドル 完成前に折れる

2014年11月04日 | Proa パドル

暑い季節もかなたに過ぎ、秋の風情も深まってきたので、Proa(アウトリガーセーリングカヌーのこと)の作業を再開しようかな・・・と・・・

途中まで作ってあるパドルは乾燥が進み、いい感じの重さになっておった。

パドリングの真似をしてシャフトにちょっと力をいれたところ・・・ミシミシミシ・・・ボキン っつ

お・れ・た・・・

節のところで・・・

あ~、ひょうたんつぎグリップのパドルが折れつまった・・・ 予感はあったのだが・・・

ワダスをどぉしてくれるの~

節のある板は使っちゃ~いかんな・・・特にパドルのシャフトには。

どぉ~する~

ブレードにはガラスクロスでグラッシングしてあるので捨てるには忍びない。

来年のProa浸水までになんとか修理をしてみよう・・・

 

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積層 グラッシング テーピングはずし

2014年05月25日 | Proa パドル

昨日グラッシングしたパドルブレード・・・今朝の状態は、ほぼ乾き、の状態。

表面は爪を立てるとやっとへっこむ位の硬さだ。  まだ完全乾燥で状態はない。

マスキングテープを外すには、ちょっとだけ遅いかも。

テープは取れなくなってしまう前に、取り除いた方が良いんだろうね・・・まあ、やってみよう。

テープの下には、第一層に最初のグラッシングがあり、第二層に裏側から折り返されたグラスクロスがグラッシングされている。  その上に紙のマスキングテープが接着されている状態だ。

接着と書いたが、実は、マスキングテープの状態は、細かく言うと次のようになっている;

A:上にエポキシが乗っているが下まで浸透していない。 クロスはテープの接着力で第一層とくっついている。

B:上にエポキシが乗っていて下まで浸透している。  クロスはエポキシで第一層とくっついている。

C:上にエポキシは乗っておらず、クロスはにもエポキシが浸透していない。

AとCは簡単に外せる。  持ち上げてクロス(第二層)の根本部分をカッターでカットする。

問題はBの状態だ。  まだ完全乾燥ではないので強く持ち上げればやっと第二層が剥がれるくらいの状態だ。  カットして良い線まで持ち上げて根元をカッターでカットする。    第一層が完全に接着していないと・・・第一層から剥がれる危険性もあるので注意がいる。

いずれの状態でも、第一層に傷つけないように要注意だ。  第一層は今日の状態ではサラッとしていて完全乾燥している。

縁の部分は二重になっている

少しづつテープを取り除いていく

完全乾燥したら第一層付近までサンドして上塗りということになる。

空気が入って第二層が浮いている部分はカッターで切り取る。  上塗りで接着剤で埋める。

 

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積層 グラッシング 試行・・・本気

2014年05月24日 | Proa パドル

昨日のブレード片面のグラッシングが乾燥したので・・・とはいっても表面は手に着くような着かないような・・・乾いているけど表面はぺとつくって感じ。  べちょっとつく感じではない。

ブレード側面は、クロスが小さめだったので、固まったクロスがケバになっている。  これをスポークシェーブで削り取り、ダマになった接着剤の塊をカンナで削り取った。  

教訓:目的の場所以外にはエポキシが着かないようにすることが肝要です。

要は、これから積層する表面を平らにすれば良いのです。  だから、もっと乾燥してからサンドしてもよろしいのです。

削ってみると、サクサクと切れる。  エポキシだけでもクロス混みでもサクサクときれる。

はは~ん、これなら・・・と、良い知恵が浮かんだわい。

ケバ、ダマ、を削り取る。

クロスの淵をマスキングテープで覆えばいいんじゃ~なかろ~か。  エポキシを浸み込ますのはテープまでで、それ以上には塗らないようにする。  仮に塗っちまってもテープで止まる。  そして、今日のように柔らかいプラスチック状態の時に、よく切れるカッターでテープの脇をカットする。 

ということで、ブレードの裏側を今日グラッシングするのだが、段取りが肝心・・・

クロスの端をマスキングテープで留める

裏側(今日グラッシングする面)はというと、

ピンと張ってきれいに平ら

そして積層・・・エポキシをこぼしては丸い棒で横に広げる。  側面も裏側も・・・

テープを張った面では、テープの線までエポキシを充填する。  決してテープで囲った面(昨日積層した表面)にはエポキシが垂れないようにする。  垂れてしまったら、ティッシュで拭きとる。

テープの外側だけに塗る

 

グラッシングは簡単に終わる。  エポキシをこぼして均等に広げるだけ。

裏面完了

こんな感じ、綺麗にできてる

一寸失敗が・・・  

浮いた~(オズモーシス)

側面にテープを張った時にできた皺があった。  そのままエポキシを浸透させたが・・・やはり浮いた。  中に空気が入って浮いている。  しゃ~ない。  乾燥後にカットしてエポキシを充填する。 
8割がた乾燥時に丸い棒で押さえて見てくっつけばOKだが・・・

テープを張る際には、皺が出来ないように張ることが肝要かな。



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積層 グラッシング試行

2014年05月23日 | Proa パドル

船体のグラッシング(Glassing)の前に、いくつか検証しておかねばならないことがある; それは

・コニシボンドE206W(冬用)の具合

これは冬用、つまり、寒い時期の気温に合わせて製造されている筈だ。  今の5月の気候下で、どのように反応するのか・・・知っておく必要がある。  

作業時間はどれほどか(冬で55分程度とされている)、硬化時間はどれほどか、量と塗装可能面積の関係。

その前にE206自体がどんなものなのか・・・粘度(塗りやすさ、拡げやすさ、臭い、固まり具合、など)

・グラスクロスの扱い

丸い部分へのカットの仕方、ヘリの処理の仕方、など。

 

そこで、強度や割れが気になっていたパドルを練習台にグラッシングしてみようと思った。  

E206の調合

質量で主剤2に対して硬化剤1、とあるが、Aboutで紙コップを横から見た目分量で調合。  硬化剤の匂いは独特だ。  下水のにおいに似ている。

主剤の缶からは微量であるが、液体が漏れ出ておった。  車で運んだりしたからか、缶入りでも漏れ要注意だ。   主剤は、キッチンで使う小さめのお玉ですくって紙コップに入れる。  硬化剤はボトルが小さいので、ボトルから直接紙コップに入れた。  割りばしで混ぜ合わせ、1~2分落ち着かせる。
お玉の掃除は、ティッシュで拭くだけ。  もちろんゴム手袋をして行う。

ブレード部のグラッシング開始

作業台に2本の角材を置き、接着剤が落ちてもワークを汚さぬようにする。

パドルのブレードの上に、カットしておいたグラスクロス(110g/m²)を置く。  
クロスは、1枚は2㎝程度幅を大きめに、もう1枚は5㎝程度幅を大きめにカットしておいた。  最初は小さい方から始め、乾燥後、表面等を調整した後、反対側から大きめのクロスで包み込む予定だ。  

やってみた感じでは、あまりにサイズ通りにカットすると、カットしたところはクロスの繊維がほずれてくるので、大きめにカットしておく必要がでてくる。

クロスの上に接着剤E206を適量垂らしていく。
垂らしては拡げる作業を続け、できるだけ均一になるように広げる。  この時の拡げ方が大事のようだ。
あまり量が多いとクロスの繊維が見えないほどになるし、量がすくないと白いクロスがくっつかない。
コツは、表面はクロスの縦横の網目が見えている程度が良いらしい。

E206の粘度は、水平面または緩傾斜に置いて作業するには適度だと思う。  急斜面、縦面だと液だれして下の方に接着剤が溜まってしまうはずだ。

最も大事なのは、均一に拡げ、かつ、クロスが浮かないように接着すること。

こんな感じ

ブレード側面は、こんな感じになってる。

繊維が立っちまう

カットしてから側面を丸めて接着、というのはうまく行かない。  短繊維が写真のように立っちまうのだ。
角のグラッシングは特にノウハウが必要のようだ。  ある程度乾燥が進んだ頃合に、も一度抑えてくっつくか、見て見よう。

反省として、先にテープか何かでクロスを固定しておいて、接着剤を広げるだけにできるような、そんな段取りが必要なようだ。

どれ、乾いたかな・・・見てこよう・・・

(経過観察)

目分量で混合した所為なのか・・・2時間経ってやっと液体がジュレ状(べとつく様)になってきた。  この粘度では積層に使うにはもう無理だが、乾燥という意味では55分では固まらない。  

もともとE206は、注入して固まらせることを目的として製造されてものだが、平面への積層という意味では自分で実験しながら使い方をマスターせねばならない。

コーナーの接着はクロス引っ張っておいて接着剤を置いていく感じにできるように段取りする。  クロスの端っこをどうするか・・・工夫がいる。

E206調合後4時間経過したところで、

紙コップに残ったE206は透明度を増し(やや薄黄色)、全体としては硬い水あめ状になっている。  割りばしで表面をつつくとくっつき、引き離すとイボのように山になる。

残ったE2064時間後

パドルの方は、薄く乗ったところはべとつくことはべとつくが、表面はさらっとした感じ。  他の部分は、触るとまだくっつく。  側面は粘度はかなり高くなったが、まだべとつく。

あとすこし・・・

乾燥時間については、おそらく普通のエポキシと同じような感覚で取り扱えば良いようだ。

6時間30分後、薄く積層したクロスの方は手で触ってもべとつかないくらいに乾燥した。 気温22度くらい。
ポトンと落ちた塊はまだべとついている。  カチンカチンになるにはあと数時間くらいかかりそうだ。
コップのエポキシは柔かいプラスチックといった風情に固まっている。

グラッシングはほぼ乾燥(6時間30分後)

総合評価としては、E206は低粘度で、グラッシングには使いやすいエポキシといえるだろう。
値段は3Kgで¥7Kとリーズナブルだ。

 

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パドル 仕上げ削り

2014年05月10日 | Proa パドル

覚えてますか~ ワダスのことお~!

こんなにきれいにしてもろた

両面パームグリップ

今日は良いお天気で風もなく(昨日は突風、ヒョウが降った)、絶好の作業日和(ひより)なのです。

丸いドライバーの柄にサンドペーパーを巻き、グォシグォシとこすって仕上げました。 グリップは両面パームグリップと言った方が良いか。  握りやすくなりました。

シャフトとブレードは、ブラックアンドデッカーの電動サンダーで直線的、平面的にサンドして表面をツルツルにしました。  ブレードは面取りしてすべての角に丸みを付けました。

あとは補強と塗装を残すのみです。  出来てしまうと愛着がわいてしまうのです。

例の節の強度を何とかして上げたいのです。

 

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キーが・・・

2014年05月05日 | Proa パドル

とうとう見つけましたぞ。

例のゴミ袋をさらに2回あさりました。  竹串でちょびっとづつ砂金でも探すかのようにほじくったのであります。

そしてヒラッっと見つかりました。  これです!  やった~っ(卓球の勝者の雄叫び)!

竹串の先にみえるでしょっ!

執念の勝利だ~!


 

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キーはいずこに?

2014年05月05日 | Proa パドル

くわえタバコでパソコンをいじっていたのさ・・・ 

パドルの記事を書いていたのさ・・・

そしたらタバコの灰がパソコンのキーボードの上にポトンと落ちたのさ・・・

キーボードのキーの隙間には、埃だのタバコの灰だの髪の毛などが入るのさ・・・そしてこれが長年積み重なるとキーの接触が悪くなるのさ・・・

これまでのワシの古いパソコンのキーボードはそんな風になっていたのさ・・・

だから今日はそばにあった集塵機でキーボードのゴミ埃と共にタバコの灰を吸い取ったのさ・・・

そしてしばらく別の些事に没頭したのさ・・・

再びパソコンを開いてみたらキーが一つなくなっていたのさ・・・Lと:の間のキーが・・・無いのさ・・・

日の丸じゃ~ないのさ、キーがないのさ

集塵機を空けてゴミ袋を取り出したのさ・・・袋を切って溜まったゴミを丁寧に広げたのさ・・・

二度も丁寧にゴミをあさったのさ・・・ゴミはこれまで削ったパドルの鉋屑とバンドソーのオガクズ、髪の毛、家埃、等々の塊さ・・・

見つからないのさ・・・

雨が上がったらもう一度ゴミあさりをやるのさ・・・見つかるまで・・・なんどもやるのさ・・・あのゴミ袋絶対に捨てないのさ・・・

 

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パドル グリップ成型

2014年05月04日 | Proa パドル

シャフトに問題はあるものの、あと一息なのでやっちゃいました。

ワダスをどうする気~? ブファ~

ワダス、いや、グリップを横から見て、成型の目標を描画します。

そして、目標の線までのこぎりでソーカットを入れます。  深いところは深く、浅いところは浅く。

曲線に合わせてソーカット

そして、今回はノミですね。  ノミと金槌でコツコツと削ります。

荒削りはこんなところですかね。

粗い粗い

その後は、ヤスリ、切り出しナイフを使ってもう少し細かく削り・・・握りやすいように丸みを付けていきます。もっともっと削らねば・・・

次第に丸みが・・・

一応完成形

いかが? いいスタイルでしょっ

乾燥で、すでに節にはヒビが入り、割れは線が長くなってます。  節のある板はパドルにしてはいけませんね。

ということで、今回は飾りに・・・

ワダスはどこ行ったのダス~?・・・  ブファ~~!

 

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パドル シャフト削り

2014年05月04日 | Proa パドル

ワダスは誰でしょう?

そう、ひょうたんツギグリップです。  今日はワダスではなく、その下に伸びているシャフトについてダス。

今日は、四角く長いシャフトを丸く削ったのダス。  まだ角なし四角みたいな断面ですが・・・

一見きれいに削れたのです・・・ホレこのように 

シャフト、ダス

ところがダス・・・削っていると、やけにカンナが湿っぽいのダス。  鉋屑にしとっとした感触があるのダス。
プ~ンと松脂の匂いがし始めたのダス。

ありゃりゃ~、こんなところにヤニ貯まりがあったのダス。  節だとばかり思っておったのダス。  ま、節なんですけどね・・・

ヤニ貯まり、松脂が入ってます

裏側にも

それだけならええんダスけど・・・シャフトを曲げようと力を入れると・・・ミシっという音がしたのダス。  

きっと君はこな~い~・・・じゃないダスけど・・・きっとここで折れるという強烈な予感があったのダス。

板の平面からは、この節は見えなかったのダス。

節なんて見える~

SPF材には、よくこのようなことがあるのダス。

ここで、かなり、やる気を喪失ダス・・・海の上でパドルのシャフトが折れたとしたら・・・

とりあえず、一応完成はさせよう・・・と思いいたるには数時間を必要としたダス。

木はどのようにでもなる・・・し・・・頭をよぎったのは以下のような方法ダス・・・

*節を抜いてSPFで埋める。

*節を外してスプライシング(斜め切)してシャフトをつなぐ。 

*節のある区画を別の木で作った区画と入れ替える。  中心に穴を開けて芯を通して接着。

*いっそ、アミンの丸棒とシャフトごと全とっかえてしまう。

*一応完成させておいて飾りにする。  次は別の良材を使って作る。

さて、とうすべかな~?

 

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パドル 釘穴の補修

2014年05月03日 | Proa パドル

木や竹を削っていて思うのは・・・どうにでも成型できる・・・という点だ。

材料が不足すれば接着剤で張り合わせれば良いし、穴があれば埋めれば良い。  節が問題になるなら、ホールソーで丸くくりぬいて、同じ径の丸板作って埋めて接着すればいい。   

どんなふうにも成型できるということは大いなる安心材料なのである。  それが家であれ、釣竿であれ、船であれ、パドルであれ・・・

さて、今回のパドル・・・ツーバイフォー住宅の廃材(2x10)から作っている。  廃材じゃによって只である。

廃材であるがゆえに、脆さもある。  重機でつかんでいるので繊維が傷んでいる可能性。  折れてはいないけれど、密かに割れている可能性。  やたらに釘を打ち込んでいるので釘穴が沢山ある。  節がやたらに多い。  等々。

ご多分にもれず、今回は釘穴が3つ。  

まず、どんな穴なのか、竹串を入れて方向、太さを確認。  使っていた釘は、多分4㎜径だろう。  3㎜径の竹串ではやや細い。

2つは貫通穴で1つは途中までの穴だった。

3つの穴に竹串を指して・・・

4㎜径の補修材を作る。  本体がSPFで柔らかいから、補修材も同質の木が良い。  割りばしだ。

割りばしを直径4㎜の丸棒に削る。

割りばし削り

割りばしの先端と、穴の中に、木工ボンドをたっぷり目に塗る。  はみ出たボンドをティッシュで拭き拭きして、ノコでカット。

こんな風に

作業の終わった穴は、このように目立たなくなります。

穴はどこ?

昨日見つけた板の割れも、大きく割れていてくれた方が接着剤を詰め込んで補修しやすい。  接着剤も入らないようなヒビ割れは、敢えてその部分をカットして補修材を埋め込んでしまった方が、補修はしやすく、頑丈にすることができるのだが・・・

このあたりは考えようで、割れて壊れたら、その時点でまた補修すりゃ~い~じゃないですかっかっ、という考え方もありやんす。  木は、どんなふうにでも補修できるんだから・・・

 

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