Max Rod Craft Blog

Max Satohのバンブーロッドクラフティングに関するブログ

Proa 手漕ぎ推進装置の検討 ー 振動翼推進装置

2019年05月31日 | Proa アウトリガー・セーリング・カヌー

アウトリガー・セーリング・カヌーも、あといくつかの考慮点が決まれば、製作が残るのみである。 (実は製作が大変なんだけどね・・・)

マスト、セールについては前回検討済みですね・・・短めのマストにジャンクセイル。

今回は手漕ぎの推進装置について検討してみた。  セーリングで沖へ出たのは良いものの、風がピタッと止んでしまった・・・とか・・・ここで釣りをするんだが、しばらくここでホバリングしていたい・・・今日はセールなしの手漕ぎで近場を釣りたい・・・等々、手漕ぎで前に進むことも考慮しておきたいのだ。

まあ、パドルは最低限常備品として作る(作り直す)予定ではあるが・・・パドルよりも楽に前進できるものが欲しい。  うまくすれば、セーリング中はラダーとしても機能するものがいい。

そこでネット上に存在するほとんどの推進装置を調べてみた。  それらを図示すると・・・こんな感じ・・・

これらは流体力学の本なんかでは 振動翼推進装置 と呼ばれている。  プロペラやスクリュー等の回転するタイプのものと異なり、左右や上下に振動(反復)させることで推力を得ようとする装置のことなんですわ。

要は、座って片手で左右に振っていれば前にすすむ装置といえば分かりやすいでしょう。

1. 和船の艪(ろ)

乱流艪と言われている。 艪返しの際に水流が乱流(艪周辺を乱れる流れ)となり、抵抗になるからだそうだ。 対して層流とは、艪表面に沿って水流が流れることを言う。

これはゆったりと船を浮かべるにはもってこいの推進装置だね。  日本の伝統的な推進装置。  左右への振り方が独特で、艪の先端が8の字を描くようにこぐ。 支点には艪杭(ろぐい)という出っ張りを使い、そこに艪の艪べそという穴の部分を載せて漕ぐ。 ここが外れやすいので漕ぐのが難しいのだ。

推進力は、艪先の断面が平たい逆三角形をしており、左右に振ることで前方への揚力が発生する。
また、8の字に艪先を振ることで、斜め板による効力を発生させる。
さらには、艪先を縦に近くして横振りすると、魚の尾のように艪の先端による効力を生じさせる。 だから先端は薄い方が魚の尾びれに近い効果を発揮する。

これらすべての合力が推進力となる。(筈)

2. Power Fin 尾びれ付

Power Finは層流艪。  流線型をした縦の板を、やはり、8の字を描くように漕ぐ。  この装置であれば、単に左右に振れば良い。  どっかの大学の流体力学部門では、こんな装置を使って推進力だとか、効率だとか、調べているみたい。 琉球大学とか・・・
通例フィンの部分は縦の層流艪だけだが、ワシは、それに魚の尾の形をしたフィンを付けてみようと思っている。  腕、艪、フィンの各弾力の違いをうまく設計すれば魚の尾びれを再現できる。

3. AD Scull 弾性フィン付き

AD Scullは層流艪。  和船でも昔は艪の他に櫂(かい)という道具を使っていた。 船側には太い綱の輪が付いていて、ここに櫂の柄を通して、手元を8の字に回転させると前進する。  たらい船などもそうして漕ぐ。  左右に振って漕ぐが、漕ぎ方は艪と逆で艪を返さない。  常に流線型断面の太い側が前を向いている。  ワシは、先っぽにサメの尾びれに似た上向きのヒレを斜めにくっつけてみたいと思う。  こうすれば自然に必要な8の字漕ぎになるし、艪先端にねじれを生じさせることができる。  この艪は猿でも漕げる、とアピールしている。  

4. Steering Oar 

通常これはラダーの代わりに、手動で舵を切るための一本オールのこと。  
ワシは棒の部分に太くて硬いグラスファイバー製の釣竿のButt部を使う。  硬いが先端に行くほど柔らかめになる。  そして、その先に流線型断面をした足ひれみたいなフィンを取り付ける。  これを単に左右に振るだけでカヌーは前進するだろうし、セイリング時には舵として機能すると思われる。 重要なのは、棒の弾力とヒレの弾力の調和かな・・・丁度、魚の尾びれのような・・・

いろいろ作って実験してみたい、と思っている。

調べていて思ったこと・・・

力学の研究者たちは、魚の泳ぎ方を参考にしてこれらの装置を研究しているみたいなんだが・・・大半は尾の部分の動きに囚われているように思う。 それはそれで重要なんだけど・・・

イルカやサメやカジキなどが、想像以上の速度で泳ぐことは、いまだによく解明されていないようなのだ。  研究者の思考は、これら動物の皮膚や肌のヌルヌルとかが水との抵抗を減らしているのでは、などという研究すらされている。  水泳競技の水着の繊維だとか、そっちの方面には効果があるようだが・・・

イルカが船よりも速く泳ぐことはよく知られているよね。  船の前に現れ、ジャンプしたり並走したりする映像はよく見るよね。

ワシ思うに、魚の流線型は尾の断面だけでなく、魚の体全体も、上(や横)から見れば流線型をしている、ということなんだわ。 

和船で艪を漕いでいる映像なんかを見ると、艪杭を中心にして船尾は右にいったり左にいったりしながら前に進んでいる・・・ゆったりとではあるけれど・・・

これって和船全体を上からみると、まったく魚の泳ぎに似ていると思えるんだな。  なにを言いたいかというと・・・

ヨットが風上に向かうとき、セイルのキャンバー(風によって作られるセールの流線型)によって風上側への揚力が発生するから風上に進むことができるわけだ。 センターボードが横方向への分力を止めるので前方向への分力で前に進む。

魚やイルカたちは、尾びれの推進力で一機に前進し、かつ、体をくねらせ、体側の流線型をうまく水流に乗せてヨットのセイルのような前進力を生み出しているのではないか・・・と思うんだな。  センターボードに匹敵するものも魚は持ってるよね・・・背びれ・・・尻びれ・・・腹鰭

イルカは自身の推進力+体の流線型+波の力を利用して、前方への推進力を得ているんじゃないか?  胸鰭も急加速する場合も動員するんじゃ~ないの?  ちょうど人がクロールや平泳ぎで大きく手を掻くように・・・

サバやマグロやアジなども、高速で泳ぐときには、尾びれで水を蹴り体をくねらせて、前進の力が生み出す速度で揚力をプラスして、さらに前に進む・・・のではないか?

一見、まっすぐに泳いでいるように見えて、実際にはヨットのようにタッキングを細かく繰り返しているのではないだろうか。

長年、渓流で魚を追っかけ、定位する魚、さっと逃げてしまう魚(こっちが多い)、なんかを見てきた経験からすると、魚が尾びれだけで泳いでいるのは流れの中に定位して流れてくるエサを待っているときくらいじゃ~ないのかな?  すばやく逃げる魚はまっすぐじゃなくて くの字 を描いて逃げるように思えるんだが。。。

なんてね・・・ただの素人考えかもしれないけれど・・・ね

上の図で、4 が一番魚の尾部の動きに近く、かつ舵にもなり、作りやすい、漕ぎやすい、ので第一候補である。

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Proa マストの長さはどれくらい? -2 アスペクト比

2019年05月03日 | Proa アウトリガー・セーリング・カヌー

マストの長さについて検討していたら、いろいろなセイルの情報等が目に入り、ますます面白くなって、セイルについても、ちと勉強しちゃいました。

今はジャンクセイルに興味を持っていますが、ジャンクセイルって色々あるセイルの中でどんな位置づけなんだろうか?・・・と

まず、セイルの種類ってのを見てみよう・・・

上図、左端からSquare 四角い帆・・・これは横帆の時代かな・・・いわゆる帆掛け船で、後ろから風を受けて走るのがメインの時代かな

次の時代は、Lateen 大三角帆・・・古代エジプトの絵なんかに出てくるよね。

Lateenの前を切り落としたのがLug/Settee・・・Junkはこれの一種だと思う。

次がGaff・・・Lugからマストより前の部分を切り取った形をしている。  マストから前の部分が無い方が風を受ける効率がよくなるらしい。

Gunterはマストから上に張り出した棒にセイル先端を取り付けたもの。  棒が風見鶏の役割かな。

Bermudanは、キャットリグとも言われている。 

このほかにも、下の図のようなものもある。

字が小さいので下に拡大しときます。

A: double sprit  Sri Lanka
B: common sprit (boom).  Philippines
C: oceanic sprit.  Tahiti
D: oceanic sprit.  Marquesas
E: oceanic sprit.  Sulu
F: crane sprit.  Marshal Islands
G: rectangular boom lug.  Moluceas
H: square boom lug.  Gulf of Thailand
I: trapezial boom lug.  Vietnam

時代とともに変遷、あるいは、地域によって変化、して・・・実に多様なセイルが使われているのは、実に楽しい。

さて、今ワシが考えているジャンク・セイルだが・・・これは中国南部で使われていた伝統的なジャンクだそうだ。  

セイルの種類から見ると、基本はLugセイルであり、上端に丸みを付け、横一杯にBattenを入れてある、とみることができる。

伝統的ジャンクセイル(中国南部)

このセイルはBoomの長さが割と長くて、セイル全体は丸みを帯びてはいるが、おおむね正方形に近い。

アスペクト比(長さの縦横比率)は1.11となっている。  アスペクト比は、大きいほど揚力vs効力の差が大きく、より大きな揚力が得られる・・・と言われている。

でも、縦横比が大きいということは、縦に長くなり、マストも高くなるわけだから・・・横風を受けた時の船の傾きは、より大きくなるわけだ。  いわゆる・・・こけやすくなる・・・ちうことだね。

う~む・・・

でも、ま・・・いろいろなものを見ておくことは害にはならないだろう。

実は、ジャンク・セイルといっても、いくつか種類があるようなんだな。

上で、ジャンク・セイルはLugセイルの一種だと述べたが、以下のジャンク・セイルは、westernized balanced lug sail (西洋化されバランス化されたLugセイル)としてもPractical Junk Sailで紹介されている。  だから、JunkセイルなのかLugセイルなのか・・・境目がはっきりしない。

たとえば、下は、HaslerとMacLeodという英国人が書いた有名な本 Practical Junk Rig で、推奨しているSail Geometry(設計図)・・・である。

Recommended Sail Geometry

下の6つの菱形パネルはすべて同じ面積、形で、Boom、Batten、Yardとも同じ長さとなっている。

アスペクト比は、四角いパネルの縦長はBoomの6分の1だから、全体で 1.3~~1.5程度になるかな。  

一方、さらにアスペクト比の高いJunkセイルも紹介されている。  これだ、

High Aspect Junk Sail

アスペクト比= 2.78、P/B比=0.31

P/B比というのは、Panelの高さをBoomの長さで割ったもの、で、この比率によってセイルの形状が決まるわけだ。 westernized balanced lug sail ではBoom長=Batten長。  伝統的JunkセイルではYard長=Boom長の67%となっている。

つまり、自分で好きな高さのJunkセイルを設計できる、ということ。
その際、Boom長を基準にして、パネルを何枚にするか、パネルの高さをBoom長のどれくらいにするか、で結果するセイルの高さ、アスペクト比、マストの長さが決まる。

でも、Boomって左右に風であおられると、うっかりすると頭をゴツンとやられるよね。  Boomを短くするか、頭に当たらないほど高くするかしないと・・

さて、最終決定は・・・Boomが長すぎて乗船時に邪魔にならないか、マストは高すぎて転覆しやすくはないか、きちんと風上に上がれるか、・・・等々、相互勘案してアスペクト比、セイル形状、マストの高さを最終化しなくちゃならんのだろうね~・・・

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Proa マストの長さはどれくらい?

2019年05月01日 | Proa アウトリガー・セーリング・カヌー

IAKOの製作中ではあるが・・・マストの長さはどれくらいにすればいいのか?・・・マストステップは船のどのあたりにセットすればいいのか?・・・セイルはどんなのがいいのか?・・・とかが気になって先に進まなくなった。

マストの長さが気になっているのだが、それを決めるにはセイル(形・大きさ)を決めねばならず、それにはマストをどのあたりに立てるのか、が決まらないと、漠然と長さは決まらない。  Gary Dierkingの本にはWa'apaの大きさとマストの長さが書いてはあるのだが・・・ワシの船はそれよりもさらに小さい。

まず、ワシのセイリングとはいったい何だ? というところから考えねばならんだろう。

1.微風でしかセイリングしない。 でも、セイリングはしたい

2.釣りができる近場にしか行かない。 セイリングで帰ってきたい。

3.風で船が倒れるなんてことは、とんでもないことだ。 だから目いっぱい小さめのセイルにする。

4.すぐにセイルを下せて、たたんでIAKOの上に置いておける。 そしてすぐにセイルを上げて帰路につきたい。

5.急に風が強くなった場合でも簡単にセイルを小さくできる。

等々


ということで、ジャンク・セイル(中国式のジャンク帆)にしようかと・・・こんな感じ

ジャンクセイル・・・格好もいい

ジャンクセイルは、マストのてっぺんからYardの中央少し前あたりをロープで吊り下げるだけなので、セイルの形状や重心位置などの加減で、Luffは、上の絵のように下の方がマストより前に斜めに出る。

一定間隔でBatten(ばてん)という棒がセイルついていて、蛇腹のようになっている。

各Battenには、端からBatten Parrelという短い紐が両端をBattenに固定されている。  その中をマストが通る。  だからBattenはマストを中心にしてゆるゆるで一定間隔を動くわけだ。

Luffを垂直にするには、Boom付近に取り付けたTackラインというのを引っ張ればLuffはマストに近くなり、全体として垂直になる。  Yardをマスト近くに引き寄せるための、Yard Parrelという紐もついている。

で、その両方の紐を引いた形が、これだ。

Luffは垂直

構造的には非常に簡単に出来ている。  だから作りやすそうだと思ったわけだ。

一番上のYardは、マストトップから紐でぶら下がっているだけなので、マストの周囲をぶらぶら回転できる構造だ。  この一番上の部分が、言ってみれば、風見鶏のように動いてセイル全体の動きを起動するんだと思われる。  そうすると、それ以下のBattenが引っ張られて、順次Yardを追いかける。

団扇を思い出すといい。  団扇を風にかざすと、くるっと回転する、あの動きだ。

ところが、BattenにはSheetletという紐で、Main Sheetにつながっており、 風を受けると、BattenがSheetletに引っ張られ、Battenの間にあるセイル布が膨らむ、というようにセイルが働くのだと思われる。   凧やカイトと同じだね。

そしてセイルの大事な働き、揚力を生み出すためのCamberというタワミはどうやって作られるのか・・・

このセイルはVincent Reddishという人が、伝統的な南中国のジャンクセイルから導きだした比率を使わせてもらっているわけだが、彼によると・・・

Battenはセイルの両側から2組の竹で挟みつけるようにできている。  そして片側の竹は、2本の竹をつないで作られている・・・と。  生えている竹は根元が太く、先端は細くなっている。  これを細い側を互いに縛って1本にし、Batten中央部は柔らかく、外側は固く、という風にして、セイルの両側からはさみつけている。  

そうすると風をはらんだ時には、中央部が余計にたわむことになる。  仮に、セイル布自体にCamberという膨らみを設計しなくとも、このBattenのタワミがもたらすCamberだけでジャンクセイルは揚力を生み出すことができる。

それを示すべく図示してみたのが、これだ・・・黄色いエリアがたわむ部分(揚力発生源)を示す

ジャンクセイルのCamber(タワミ)のでき方

もちろん、セイルは布で、Battenは竹の棒であるわけで、また、BattenはSheetletとMain Sheetによって引っ張られるわけだから、セイル布は風をうければ、当然、Battenの間で膨らむことになる。  これもCamberの一種となり揚力発生の源となるのだと思う。  ちょうどUnicloのウルトラライトダウンのような感じに・・・

また、Yard先端は風に対して風見鶏で風下に向き、それに引き続いてBattenが順次すこしづつ撓んでいく。 一番下のBoomは硬く、かつ、Main Sheetで引っ張られるから、団扇の上部だけをを曲げたような形、らせん状のにカーブを描く。

このカーブって、風切羽根が順次彎曲している鳥の翼によく似ていると思う。



ワシの要望・・・簡単に上げ下げできて、強風時には簡単に帆を小さくできる、という部分は、こんな風に出来るらしい。

Lazy Jackという紐だ。  図の赤い線のことを言う。

Lazy Jack

Lazy Jackは、Boomを受ける形の紐の輪を、マストトップから釣り上げるような形になっている。  これがセイルの両側についている。  Boom下を通る輪の紐はBoomの下に取り付けた2つのアイの中を通っている。

Lazy Jackの紐の端はマストトップからマスト下まで下り、マストの根元でクリートで固定する。  ここを固定したまま、張りヤードを緩めてセイルを下すと、セイルはBattenの重みでジャバラ状にたたまれ、Lazy Jackの間に落ちる。  この落とし方を変えることで、セイルを全部下す、1Batten分折りたたむ(Leefing)、セイルを小さくする、などが簡単にできる。

釣をするので、セイルは要らん、ということになれば、ハリヤードと、Lazy Jackの両方を緩めれば、Boomごと下に下ろすこともできる。  BoomはIakoから一定の長さの輪で上限(グースネックに相当)の位置を決めておけば、セイルを目一杯上げてもそこで止まり、逆にセイルをたたむ場合は、Lazy Jackとともにデッキの上までおろせることになる。  この輪はMain Sheetとともに、セイルが上にまくれ上がらないように、ブームバングとしての働きもすることになる。  

おろしたジャバラ状のセイルはすばやく紐でくくり、Iakoに結びつければ、即、釣りを開始できる。

釣竿は、AMAと反対側のIakoに、Safety AMAとして蓋つきの太目のPVCのパイプを取り付けようと考えている。  その中に釣竿とリールを格納しておれば、釣竿を折ったりすることはないし邪魔にもならない。Safety AMAの役割も果たせるというものだろう。 

再帆走の場合は、ハリヤードとLazy Jackを目いっぱい引き、Yardを上げてMain Sheetを引けば帆走できる。

 

肝心のマストの長さだが、ジャンクセイルでは、Boomの長さが決められれば、他は比率で自動的に決められる。

これで求めたワシのジャンクセイルの大きさは、・・・小さ目にするには、図からの判断で・・・

Boom 160㎝

Yard  106㎝

Batten 160㎝

*Boom高さ 50㎝ (デッキから上)

*デッキ高さ 50㎝ (船底から)

*Luff相当長 160㎝

*Mastトップの長さ 30㎝

Mastの長さ 290㎝ (*印の合計)

セイル面積 ≒ 2.56 平方メートル(Boom x Luff相当長)

Mas位置tは、前方のIakoの前となる

 

Dierking先生の本にある、大きめのProaのマストサイズから単純に比率で計算すると・・・

Boom 190㎝

Yard  125㎝

Batten 190㎝

*Boom高さ 50㎝ (デッキから上)

*デッキ高さ 50㎝ (船底から)

*Luff相当長 200㎝

*Mastトップの長さ 30㎝

Mastの長さ 330㎝ (*印の合計)

セイル面積 ≒ 3.8 平方メートル(Boom x Luff相当長)

マスト位置は、ひとつ前のバルクヘッドの後ろということになる

その図はこうなる・・・

大き目のジャンクセイル

 ・・・大き目でもリーフィングすればいいんだし・・・

 

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本体をつないでみた

2019年04月10日 | Proa アウトリガー・セーリング・カヌー

AMAに続いてProa本体もつないでみた・・・AMAと本体をつなぐIAKOの設計を確認するためだ。

6年もワシの寝床の横に立てかけてあったので埃だらけ・・・掃除機かけた・・・

特に接着が痛んでいるようには見えない・・・でも最初はこわごわ乗るんだろうなあ~・・・

これが3分割のProa

とりあえず並べてみる

M8ボルト・ナットをラチェットレンチで締める

上に写っているレンチ・・・切り替え式ラチェットコンビネーションレンチ・ショートタイプと言い、長さは9㎝と短い。 ラチェットのヘッドが15度の角度に曲がっているので狭いところでのネジの開け締めにはすこぶる便利。  ヨドバシドットコムで千円弱で送料無料。 呼びNo.13というのはM8用、No.10がM6用なので注文時には要注意だ。  レンチのNo.はボルトナットの対面幅のミリメートル表記になっている。 AMA用のNo.10も注文した。 AMAの方はとにかく狭いところでの開け閉めになるんで必須なのね。

つないだ状態・・・上から

上から見ると・・・中央部がやや直線的・・・

横から見ると・・・結構いい・・・

ロッカーもついていてイイネ

もう、ほとんど出来てるやん・・・

本体を完成させるには、グラッシングと塗装、セーリング用の部品の取り付け・・・等々

並行してIAKOの製作を進める。   IAKO~  

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グラッシング~塗装~船体重量についての悩み

2017年07月15日 | Proa アウトリガー・セーリング・カヌー

ここに来て急に作業が進まなくなった。

その理由は毎日35度近くになる気温にあるように思っていた。  作業できそうな涼しい時間帯は朝の8時頃から正午くらいまで。  それを過ぎると・・・もう・・・汗だく・・・エポキシがすぐに固まっちまいそうで躊躇・・・

そしてその涼しい時間帯には、何かしらのチョットした出来事が入り込んでくる。

昨日は愛車RAV4のバッテリーが上がって半日がつぶれた。  おとといはネズミのフンを発見・・・家中の大掃除とフンさがし。  その前は作業場に日よけのブルーシートを張り、その前は・・・とかなんとかで一日づつProa関連の作業が後回しになっている。

そして今朝はちょっと気持ちの余裕がでたので整理してみた。

AMA、Proa作業の全貌は見えているのか? ・・・う~っむ、見えていないところがある・・・

それは、

・ベニヤ板の船はできるだけ軽く作れ、という意見がある。  G.Dierkingの本でもグラッシングは船底だけでよいと言ってる。

・グラッシングの次に何をすればよいのかが良く分かっていない。

・船には色を付けたいが、参考にする動画やブログでは船全体をグラッシング後には透明クリアーが多い。

・塗料には何を使えばいいのか? プライマーは何で上塗りは何を使えばいいのか?

 

初心に戻ってみよう・・・

・安く簡単に作れる船・・・高い塗料は要らないよ~

・一人で運べる船・・・軽い船だよ~

・手漕ぎ、セーリング、2馬力船外機がつけられる船

だった筈・・・

 

で、現在の疑問:

・船体全体をグラッシングする必要はあるのか? ・・・ない

ベニヤにエポキシを塗布するだけで結構ベニヤは固くなる(実感)。  全体をグラッシングすると船の重さがかなり増える。  強度と重さの反比例。  ==>軽い方を選ぼう

じゃによって、グラッシングは各部のつなぎ目(水漏れ防止)、船底の摩耗対策として行うことにし、グラスクロスの無い部分は、単にエポキシで下塗りする・・・という意味合いとしよう。  AMAも本体もこの考えで行こう。  G.Dierkingもそういってる。  AMAが重くて浮かない、なんていやだ。

・船は木目調ではなく、遭難時にも目立つ色を付けたい。  白とか黄色とか赤とか青とか、派手な模様もつけたい。  塗料は何にすれば・・・下塗りはどうする・・・上塗りはどうする・・・???  

下塗りにはエポキシプライマー・・・つまりベニヤに直接、低粘度エポキシを塗りたくる。  外側は2~3回、内部は1~2回塗る。  念のため、内部のつなぎ目には、マイクロバルーンで作ったパテを施そう。
これでベニヤ板の防水が完了する。 

これだけでもいいのだろうが、エポキシは紫外線で劣化する、という宿命があるので、上に紫外線を遮る塗料を塗る必要がある、ということ。  

上塗りの目的はエポキシの紫外線防止であって、船体をツルツルのピカピカにすることではない!  肝に銘じよ!

では、上塗り塗料は何にすればよいのか?

・アクリル塗料?  エギを作るときに買ったいろんな色のスプレー缶が残っている。  
下塗りは車用のプラサフも手に入る。  サンディングシーラーでもいいのかな?  エポキシの上に直でもいいのかな?

・ポリウレタン? クリヤー? 木目調?  和親のウレタンクリヤーはロッドの塗装に使ったことがある。
探したらポリウレタンに着色できる顔料なるものがあるらしい。  水性の2液性ウレタン塗料ってのもあるらしい。  臭くて有毒なんだよな~、油性のポリウレタン・・・

・SPAバーニッシュ?  もともと船の内外装用。  シルクラインのコーティング用に買ったのがあるが、量が少ないか・・・結構値段も高いんだわ・・・没

・ペンキ?  安く上げるにはこれがいいのかも・・・ ペンキって一体何?  下塗りは何にするの?  
昔買ったサンディングシーラーなるものもある。  塗料は水性がいいなあ~。  もちっと調べよう、ペンキの可能性を・・・

アクリル塗料は3年くらいしか持たない・・・と書いてあるが、そんなの関係な~い。  船底を砂でこすったら一発で塗装ははげる。  再塗装は毎年必要だろうね~。

だから、塗れるんであれば、ペンキでもアクリルスプレーでも構わない。

・・・・・・・・と、ここまで考えの整理がすすんだ。 (進んでる?)

ペンキか、アクリルスプレーか???  これが決まれば、グラッシング、塗装に進める。

 

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グラッシング前準備 アール

2014年05月11日 | Proa アウトリガー・セーリング・カヌー

昨日に引き続き今日もサンドです。

今日は、クロスを積層する部分の角という角に最低6㎜パイのアールを付けました。  以前、アールは一度つけてあるんですが、ネジ山の穴埋めでフィレットをやり直したので、周囲に凸凹が出来ているんです。  それでアール付もやり直しということになりました。

使ったのは、ブラックアンドデッカーのK150というミニサンダーです。  K150、ちっこいけれど強力な振動でサンドできます。

これからの作業は、グラッシング、塗装、と、サンダーやポリッシャーの出番が多くなります。

6㎜パイのアール  

200g/平方メートルのグラスクロスはゴワゴワしているので、角にはアールを付けたほうが、角の接着には良いようなのです。  

もちろん、内部の凹の角も同様で、内部にも積層する場合には、凹みにフィレットを詰め、最低6㎜パイのアールを付けるのです。  そうしないとクロスが浮いてしまったり、余分なエポキシが沢山たまったりするようです。

いよいよ次はクロス張り(グラッシング)です。

 

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フィレットの平滑化 フェアリング

2014年05月10日 | Proa アウトリガー・セーリング・カヌー

パドルを作り出したら、面白くて、ついついそちらに時間を割いてしまいました。

今日は、削り日和なので、パドルをやっつけた後、ファスナーの頭に詰めたエポキシを削って、船体表面の平滑化を行いました。

日立工機製の電動サンダーポリッシャーで、ハルの表面に盛り上げたエポキシ接着剤を平らに削るのです。

そりゃ~すごい粉が出ます。  インフルエンザ用のマスクでは間に合いません。  喉や鼻に入ってきます。  服にも付着してもう粉だらけです。  防塵マスクは持っているんですが、ちと大げさになると隣近所の目が余計気になるので、ごく普通の風情でサンディング・・・

下の写真で、サンディングしたフィレット剤は白く見えます。

こんな風にすべすべに

船体3つすべてを平らにサンドしました。

すべすべよ

4時になったので隣近所に遠慮して、本日は打ち止め。

クロス積層の為に、すべての角に6㎜パイのアールを付けたかったんですが、次回に持ち越しです。

 

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広っぱ出現

2014年04月27日 | Proa アウトリガー・セーリング・カヌー

隣地の土木工事が終わって、広々とした広っぱが出現しました。  

しばしの間だろうけれど、広さを堪能します。  

ボート作業ができる・・・

前にも広っぱ

横にも広っぱ

今日は、フィレットのサンディングをやろう。

 

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フィレッティング 補正

2014年04月26日 | Proa アウトリガー・セーリング・カヌー

しばらくぶりに船造り再開です。

隣の住宅展示場の解体工事、土木工事が本日でやっと終わった。  工事の間は、恐竜のような重機が、我家の庭先で土煙をあげていたので、接着剤を使う作業は出来なかったのだ。  じっと我慢していたのよ。

住宅展示場が無くなって更地となったので、家の前も隣も、この家を買った時と同じで、広々とした広っぱが返ってきた。  でも、また、すぐに何か建つらしいのだが・・・

さて、今日やったのは先に実施したフィレっティングの補正。  

前回は凹んでいるところにタルクを混ぜたエポキシ接着剤を塗りこんだのだった。  が、縦の面、斜めになった面に施したフィレットは、日向で作業した所為か、垂れて下の方が厚く上の方が凹んだ状態で固まってしまった。  

フィレっティングは平らな面で施すべし! を教訓として、本日そういう穴という穴に再びエポキシ接着剤を詰め込んだのです。  面倒だから今回はタルクを混ぜていない。  そして使ったのは、5分硬化のコニシ ボンドクイック5.

その心は、平面にのみ施すということから、早く硬化しないと何日もかかってしまうから。

おかげで、約1時間ですべての穴にエポキシを凸型になるように埋め込めた。  3つの船体を、順に一面を平らにしてフィレッティングし、3つ終わると最初のが硬化してるので、ひっくり返して別の面を、という具合に、休みなく効率よくできた。  

それが、これ!

5分硬化のエポキシフィレット

明日は晴れればこの凸山を平らに削る。  初めからこれでやればよかったにゃ~。


 

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フィレッティング

2014年04月02日 | Proa アウトリガー・セーリング・カヌー

グラッシング前の工程としてパテのようなもので平面を作る作業があります。

エポキシを使う場合は、24時間先までのお天気を予測する必要があります。  もちろん広い作業場がある場合は別です。  ワッシのような狭小場所で作業する場合です。

エポキシ接着剤は一応乾燥するまでに24時間は必要です。  臭気などが有毒なので室内に取り込む場合は、24時間後にします。  その間雨が降るとちとまずいですね。

今日は朝から15時頃まで晴れ、15時頃から21時頃まで曇り、21時頃以後雨なのです。  じゃによって半乾燥(表面だけはくっつかない程度に乾燥)で室内に取り込みです。  多少においますが・・・

先ず、エポキシの2液を混ぜて接着剤を作ります。

そこにタルクという白い粉を混ぜます。  初めてでタルクの分量が良く分からないので手探りです。  少し入れては、かき混ぜるを繰り返し、まあこんなもんだろうという感じにしました。  フィレット剤ができました。

これくらいかな~?  

きょうは中央区画しか出来んやろな~と踏んで、手早く作業。  エポキシ接着剤の作業時間は、晴れなので約1時間位。  室内なら約1時間半位。  温度によって変わります。  それを過ぎると固まり始めます。

ネジ穴、沈め穴、合板の割れ、接合部の段差、等にフィレット剤を手早く置いていきます。  そしてプラスチック製のスケッパ(パン種をカットする板)でスムーズに均します。  本来はスクゥイージーというプラスチック製のヘラでやるんですが、似たようなもんなのでありあわせのスケッパを使用。

スケッパでスクィージー

スケッパで均しても穴の中のフィレットは少し沈んでいくみたいな・・・ちょっとタルクが足らなかったかな?

中央区画の外側を全部フィレットしたところで約100㏄のフィレット剤の底が着き始める。  ほんの少し残っていたので、船首部のステム脇、片側のみ施工してみた。

ステムの脇の段差をスムーズにする

フィレット剤は多少緩くないと段差の中にまで浸透していかない。  硬いとスケッパにくっついて一旦入ったフィレットが出てきてしまう。  まあ、今回位の硬さで良かったんだと自分を納得させる。

でも、ステムを縦にして置いておくと・・・下の方にフィレットが垂れていくような気がしたので・・・横にしておいた。  どうやらフィレット作業は水平面でやるのが正しいのかもしれない。

そして夕刻・・・触ってみると表面はさらさらしていた。  爪を立てるとへこむくらいの硬さになっている。

沈め穴はすべて埋まっているものと、多少へこんでいるものとあった。  へこんでいるものは次回再度穴埋めしよう。

ステム脇の方はというと・・・き れ い・・・

綺麗に段差がスムーズに

予期した通り、ステムからハル(側面)への段差が無くなりスムーズになってる。  そこにあったネジはすべてフィレットの下に埋まっている。  表面は流れた形跡があり多少の凸凹はあるが、固まってからサンドすれば、ツルツルになる予感がする。

明日から2日間は雨だから、作業再開は土日からだね。  土曜日は孫が遊びに来るかもしれんから・・・来週からかな・・・

 

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