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「ピアノ習ってます」は武器になる(大内孝夫)という本はとてもオススメ!

2021年07月03日 01時00分00秒 | 

 

 「「ピアノ習ってます」は武器になる」という本は、ピアノ演奏はIQだけでなく語学や理数系、読解力、情報処理能力、集中力、記憶力、非認知能力などを上げる等について分かりやすく書かれていて、進学校で有名な開成中学・高校ではクラス人数分の電子ピアノがあり、授業で全員ピアノを弾くとは知りませんでしたね♪

 確かに私のピアノ男性友人はほぼ100%理系で、みんな優秀な大学を卒業していて、有名な企業に勤めたり起業したりもして活躍している方が多いです。

 その他、本書では、子どもに合ったピアノ教室の探し方やピアノを習う上で気をつけることについても書かれていて、ピアノ初心者にも分かりやすく書かれているのは素晴らしいですね♪

「「ピアノ習ってます」は武器になる」という本は、優秀な子どもへの育て方のヒントにもなりとてもオススメです!

以下は本書のポイント等です♪

・音楽系の習い事経験者は「幸福度や生活満足度が高い傾向がある」「学業成績が良いと自己評価する傾向がある」「多様性適応力が高い傾向がある」との2017年1月「幼児期・自動機の音楽学習と幸福度やグローバルネットワーク社会への適応力との関係性に関する調査」報告書による研究結果がある。

・音の高さや同時に鳴るいくつもの音を聴き分けられる(絶対音感や相対音感、聴音力)、手指が素早く動かせる(巧緻性)、楽譜にある10以上の音を見た瞬間に同時に鳴らせるなどの能力は、一定年齢を超えてしまうと身につけるのは難しくなります。人生100年。そのスタートにあたりこのチャンスを逃すのは莫大な損失です。というのもこれらの能力は、他の教科の学力や勝負強さなどと深く関わりがあると考えられるからです。

・小学校に入る前からピアノを習っているお子さんは、授業で初めて楽譜や楽器を手にするお子さんとは、入学時点ですでに差が付いています。低学年で「楽譜は苦手」との意識を持ってしまうと、音感、リズム感などにも悪い影響を及ぼします。中学では内申書にも響きますから、結構辛いところです。ですから後々苦労しないよう、音楽で優位に立つためには、小学校入学前、あるいは入学後すぐまでしかチャンスがありませんので、事は急を要します。

・音楽家になるのに有利とされる絶対音感の獲得や指の巧緻性の高さは、個人によって差はあるものの、一般にはそれぞれ5歳、7歳くらいまでとされます。その後も11、12歳くらいまでは発達していきますが、隣家行きまでに取り組んでいないと、ピアノを弾く際に目で楽譜を追いながら左右の手を使うのに必要な「脳梁」や、脳と手指などの動きをつなぐ「錐体路」が十分発達せず、上達に時間がかかったり、ある程度のレベル以上に到達することが難しくなったりすることが多いようです。

・反対に臨界期までに、これらの能力を身につけられればしめたものです。音楽家には必須の能力ですし、そうでなくても、これらの能力があるかないかでは、音楽への理解や楽しみ方がまったく変わってきます。とりわけ、同時に鳴るいくつもの音を聴き分けたり、楽譜を見て一度にいくつもの音を鳴らせる能力を身につけられるのは、ピアノだけと言っても過言ではありません。大人になって「また弾きたい」と思った際も、脳が手指の動きを記憶しているから簡単に再開できます。これに対し、サッカーや水泳、そろばん、習字などの習い事は、臨界期の年齢がもっと高いと考えられます。また同じ音楽でも、フルートやトランペットなどは、ピアノさえ習っていればすでに音楽的基礎力が身についていますから、中学や高校から始めても遅いと言うことはありません。

・「極力ピアノを中断せず、受験後も早くピアノを再開する生徒さんの方が、有名中学・高校への合格率が圧倒的に高い」とは、多くの音楽教室の先生から聞こえてくる声です。私たちはついピアノを習うと、受験勉強に使える時間が減って不利ではないかと考えがちですがそうではありまえん。

・ピティナ・ピアノコンペティションのソロ部門最上級「特級」で2018年に優勝した角野隼斗さんは、高校3年の12月に「音ゲー」の全国大会に出場し、ベスト8に進出して3ヶ月後に東大を受験し合格しました。夢中になっていることを止められて無理して受験するよりは、頑張れば好きなこともさせてもらえると思える方が、勉強する際のモチベーションも上がるのでしょうね。

・ある高偏差値私立大学のオーケストラにアンケート調査を行い、100名を超える学生の皆さんから回答を頂きましたが、その結果を見て驚いたのは、オーケストラメンバーの所属する学部では、理工学部が一番多いことでした。理系と音楽の親和性の高さが感じられます。また全体の7割近くの学生がピアノを習ったことがあり、その約8割から「ピアノを習っていて良かった」との回答を得ました。ピアノを習うと受験に有利なだけではなく、大学に入った後も大きな宝物になるようですね。

・ピアノは脳にとって究極のマルチタスクで、弾いている時に脳は次のことを一度に行い、脳を刺激し、発達を促します。
 目:ト音記号とヘ音記号の2段の楽譜を楽曲の速さに合わせて追いかける。少し先の音符を追う訓練で本の速読も得意な人が多い
 耳:音のわずかな違いを聴き分け、自分の「タッチ」に反映させる。演奏中も微妙に調整。音楽を「聴く」よりピアノなどを「弾く」方が断然いい耳が育つ
 腕:上手な人ほど重力や遠心力を味方に脱力して演奏できるよう脳が指示している。肘の回転動作もフル活用。
 指:目と連動して常に次の動作を予測し、それを準備する。10本の指が独立して鍵盤の上をすべるように演奏。
 足:左足はソフトペダル、右脚はサスティン(ダンパー)ペダルの操作に使われる。エレクトーンでは両足がフル稼働
 楽曲解釈:読譜により楽曲を理論的に分析し、メロディー、リズム、テンポに強弱感やアーティキュレーションなどの演奏技術を駆使して、作曲家の意図を再現
 リズム、テンポ:感覚神経と運動神経を駆使して、リズムやテンポを性格に刻む
 空間認識:鍵盤を見なくても、脳が鍵盤の位置を記憶している。ブラインドタッチはパソコンなど他の機器操作にも役立つ
 音色とタッチ:鍵盤を叩いたりペダルを踏む際に、どれくらいの力が必要かを計算し、それをタッチに反映させて美しい音色を紡ぎ出す

・ハーバード大学の研究グループは、6歳児31人の子どもたちを2つのグループに分け、片方のグループには15ヶ月間、毎日30分間のピアノレッスンを受けてもらいました。するとピアノのレッスンを受けたグループの子の方が、手指を動かす脳の部位の体積が大きくなっていました。体積が多いということは、その分、神経細胞の数が多くなったと考えられます。しかも、脳の左と右で承応をやり取りする脳梁の体積も大きくなっていました。また別の研究では、ピアニストとピアノ初心者で小脳の大きさを比べたところ、ピアニストの小脳の体積は、ピアノ初心者より5%ほど大きいことがわかりました。これは小脳の細胞数に換算すると約50億個分にあたります。しかも長時間練習するピアニストほど小脳は大きく、ピアノ練習の量も脳の発達に影響を及ぼしていることがわかりました。

・トロント大学のE・紅蓮・シュレンバーグ教授が、6歳児144人を無作為に選んで鍵盤楽器、歌、ドラムのいずれかを習うか、何も習わないの4グループ分けてIQの測定を行いました。すべてのレッスンは6人の子どもからなる少人数グループで、36週にわたり行われました。その結果、何も習わないグループより、何か音楽をやっているグループの方が知能指数が上昇していました。

・同じトロント大学のシルベイン・モレノ准教授が48人の就学前の子どもに行った調査では、音楽のレッスンを受けた子どもは、わずか20日間でIQが高まり、その上昇率は視覚芸術(絵画・彫刻・版画・写真など)の授業を受けた子どもの5倍にもなりました。音楽の訓練が、子どもの計画力、戦略性、問題解決能力を高めると結論付けています。

・ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)が近隣の公立高校の生徒約11万3000人を対象に実施した大規模調査では、楽器や歌の演奏をたしなむ高校生は、そうでない高校生と比べて数学、科学、英語の成績が高いとする結果が出ました。しかもこの傾向は、声楽よりも楽器に顕著でした。

・また楽器演奏には、語学習得能力を高める効果があるといわれています。雑音の中で必要な会話を聞き分ける能力を高めることができ、脳科学者の古屋晋一先生は、「楽器演奏は語学能力を育むサプリメント」と指摘しています。

・また初めは拙くても、練習を重ねれば重ねるほど上達するというのは、数学の問題演習にもあてはまります。楽器演奏の練習の積み重ねや、同じリズムの繰り返しは、順列・組み合わせや数列など、理数系問題の規則性やパターン発見の訓練にもなり、典型的なパターン学習である受験勉強にいい影響を与えそうです。

・音楽と言語は密接な関係にあります。どちらも音の高さやリズムがあり、音楽には言語の文法と同様、楽譜や音楽記号を読み解く能力が必要とされるからです。また、「時系列的な順序や表現が重要」という共通点もあります。そのため、音楽と言語に関する研究は、神経科学などの分野で積極的に行われてきており、今日では「音楽教育は発話の認知と読解力を高める」というコンセンサスが概ね出来上がっています。

・音楽家の脳は、他の人に比べて音の特徴を聴き分ける、音程を正確に理解するなど、音に関する情報処理の容量が大きく、機能、性能とも優れていると結論付けています。

・米国バーモント大学のジェームズ・ハジアク教授らは、6~18歳の子ども232人の脳をスキャンして分析し、「楽器を練習した子どもほど、集中力などに関する脳の部位(大脳皮質)が発達している」と発表しています。
・脳にいい影響を及ぼし子どもの成長を促すのは、演奏する際に10本の指を万遍なく使って細かい動きをする、演奏しながら楽譜を目で追う、楽しみながら興味を持って学ぶ、などのピアノを通じた一連の「動作」や「行動」、「感情」それと「興味」や「関心」です。ですから同じ「ピアノを習う」でも、その学び方や集中度、掘り下げ方、難易度などによって、その効果は大きく変わってきます。また嫌々習うのでは、脳の感情をつかさどる扁桃体が不快なものとして判断し、上達どころかピアノそのものが嫌いになってしまう恐れもあるので注意が必要です。

・ピアノに限らず「これさえやればいい」というものは存在しない、ということです。健康食品も同じですが、トマトが体にいいからと、そればかり食べていてはかえって体によくありません。ピアノも同じで、効果があるからと「ばっかり」になればむしろ逆効果です。

・単にピアノが脳に「いい」「悪い」ではなく、いかに興味や楽しさを味わわせながらピアノで育てるかが重要。脳にいいからと嫌々習わせれば逆効果になりかねない。これが脳科学の示唆するとことです。上手にピアノを習わせてあげれば、きっとお子さんの大きな成長につながります。

・ピアノは以下の「非認知能力」高めます
1 コミュニケーション力/礼儀正しさ、言葉遣い
2 競争力/責任感/協調性
3 共感力/ダイバーシティ性
4 意欲・計画性
5 継続力・粘り強さ/集中力
6 緊張・ストレスへの耐性・自制心
7 問題解決力・克服力
8 自己肯定感
9 想像力・創造性
10 感受性
11 表現力
12 マルチタスク力
13 バランス感覚

・0~2歳児は、まだピアノを習うのは難しい年齢です。ご家庭でお子さんが音楽に楽しめる環境を作る時期だとは思いますが、早くから音感やリズム感を身につけさせたいとお考えの親御さんは、リトミック教室を探すといいと思います。リトミックは専門の教室もありますし、音楽教室で行っている場合もあります。多くのリトミック教室は親御さん同伴で、ずっとレッスンの様子がご覧頂けますので、安心して習わせることができます。また大半がグループレッスンですから、親御さん同士の情報交換の場にもなっています。

・3歳児~就学前は、個人差はありますが、満3歳くらいになると、多くの教室で生徒として受け入れてくれるようになります。大きくはグループレッスンの教室と個人レッスンの教室に分かれますので、どちらがお子さんに向いていそうか判断が必要です。早くから集団に馴染むことを優先させたければグループレッスン、きめ細かい個人指導の方が合いそうであれば個人レッスンがお勧めです。

・小学生以降は基本は就学前と同じですが、すでに習っている場合は、今の教室に通い続けていいか、年に1回くらい定期的に確認することをお勧めします。理由は2つあります。まずこの頃になるとお子さんの意思表示もはっきりしてくるので、お子さんがピアノを楽しめていない、興味を持てていないと感じた場合は、早めに他の教室を探すのが得策だからです。ピアノが嫌いになってからでは手遅れになる可能性があります。もうひとつはお子さんがどんどん上達したり、特定のジャンルに興味をもったりして、今習っている先生では教えきれなくなる場合があるからです。特にお子さんに才能があると感じ、コンクールで良い成績を残させたい、音大に入れたい、ピアニストを目指させたい、とお考えになった場合は、早めに教室を移り、専門性の高い先生に習うといいと思います。

・大学でピアノを続けている人は案外多いもの。大学ではオーケストラに所属しながらピアノを弾き続けている人や、バンドのキーボーディストとして活躍する人もいます。また、仲間を集ってピアノで演奏活動を行っている人もいます。ある程度の規模の大学には、複数の「ピアノ会」も。有名なのは、東大、早稲田、慶応、立教、明治、上智の6大学。これらの大学では、それぞれがサークルとして活動する一方、「東京六大学ピアノ連盟」を結成してインターカレッジでも活動しています。その中のひとつ「東京大学ピアノの会」のある演奏会プログラムを見ると、2日にわたって9部構成。参加者は60人近くもいます。東大生が中心ですが、他大学生も受け入れています。お茶の水女子大、聖心女子大、東京女子大、中には音楽大学の学生も。演奏レベルは「ひとそれぞれ」とのことですが、演奏する曲目を見ると、ベートーヴェン、ショパンなどの名曲はもちろん、ラヴェルやリスト、スクリャービンなど難曲として知られる曲目も多く、驚かされます。小さい頃のピアノがこんな仲間につながっているなんてとても素敵だなぁと思います。

・正確な統計はないものの、医師の楽器演奏熱はかなり高く、ピアノだけで2割近くはいるのではないかとのこと。楽器を愛するお医者さんは周囲にも多く、本気でプロのフルート奏者を目指した研修医や、サックスを吹く先生などがいるそうです。そうした医師、看護師、医療事務などのスタッフ愛好家でチームを組み、医療施設で演奏を披露する活動などを行っていたこともあります。

・エンジニアにも、多くのピアノ愛好家がいます。まず思い浮かぶのが「ソニーピアノの会」の方々。世界最先端の技術の担い手に、ピアノ愛好家が多いことには驚くばかり。定期的にリサイタルを開いている方、シニアコンクール優勝者など猛者ぞろい。

・文系にも兼業ピアニストは多くいます。ピアニスト外交官の駐イタリア大使、大江博さん。前職のOECD日本政府代表部特命全権大使時代は、「アンバサダーピアニスト」として名を馳せました。数々の外交の裏舞台では「ピアノは会食以上のコミュニケーション」とのことです。

・子どもがピアノを習う際に親が気をつけるべき五カ条は以下です。
1 楽しく、興味を持って学べる教室を探す
2 上達を焦らない/人と比べない
3 お子さんが発する特に先生に対する小さなサインを見逃さない
4 動画や生の演奏会などで人の演奏を聴いたり、楽器店に足を運ぶ
5 音楽を一生の友達にしてあげる


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