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高山陣屋(岐阜県 高山市)はとてもオススメ!

2020年12月03日 01時00分00秒 | イベント・外出

 岐阜県高山市の飛騨高山のJR高山駅から徒歩約10分の所にある高山陣屋へ行ってきました♪

↑高山陣屋の入口

 泊まった旅館に近かったことと、飛騨高山の「まっぷる」「ことりっぷ」という旅行ガイドブックに全国に唯一現存する江戸時代の郡代・代官所と書かれていたためです♪

 


 幕末までに全国に60数カ所の陣屋があったようですが、主要な建物が現存している陣屋はこの高山陣屋だけとは貴重で、もちろん国史跡に指定されています♪

 実は飛騨は元々は金森長近から金森氏の治世が続いていましたが、1692年(元禄5年)から徳川幕府直轄地となり、それ以来明治維新に至るまでの176年に25代の代官・郡代が江戸からこの高山陣屋に派遣され、幕府直轄地としての行政・財政・警察などの政務をここで行っていたようです。
 具体的には年貢の取り立てや罪人の裁きなどを行っていたようです。

 また、その御役所・郡代役宅・御蔵等を併せて高山陣屋と称したようです。

なおこの高山陣屋は元々は飛騨を治めていた金森氏の下屋敷とのことです。

 明治維新後は主要建物がそのまま地方官庁として使用され、昭和44年からは飛騨県事務所が移転したのを機に、岐阜県教育委員会が平成8年3月まで三次約16年に渡り復元修理を行って、江戸時代の高山陣屋の姿がほぼ蘇ったようです。

入口近くには高山陣屋の説明と建物の地図がありました♪

↑高山陣屋の説明

↑建物の地図

そして高山陣屋の表門から入りますが、この表門は1832年(天保3年)に建てられたものとのことです。

↑表門

そして大人一人440円を支払って入ります♪

↑高山陣屋や開館時間、入場料の説明

 それから玄関から靴を脱いで、白いビニール袋に自分の靴を入れて、その自分の靴を持ち運びます。
出口が違う場所なので、自分の靴を持っていく必要があります。

↑玄関

 そして高山陣屋の分かりやすい歴史の説明がありましたね♪
これは分かりやすいです!
特に明治時代には、飛騨県、高山県、筑摩県と変遷しているというのは興味深いです。

↑高山陣屋の歴史

 それから高山陣屋の順路案内図がありました。
高山陣屋は結構広いです。

↑順路案内図

 そして湯呑所がありました♪
さすが雪国なので囲炉裏がありますね。

↑湯呑所

 それから釘隠しの説明がありましたね。
打った釘の頭を隠す飾り金具で、これはウサギでしたね。
日本のこだわりを感じ素晴らしいと思います♪

↑釘隠しの説明

↑釘隠しのウサギ

そして廊下を通って行きます♪

↑廊下

結構天井も高いです♪

↑天井

 それから台所がある土間がありましたね♪
この釜はご飯が美味しく炊けそうです♪

↑土間

 それから女中部屋がありますが、当時は女中の地位も比較的高かったようです。
さすが幕府直轄地ですからね。
もちろん囲炉裏もありますね♪

↑女中部屋

そして居間もあり、掛け軸も飾られていました。

↑居間

 それから庭がとても美しいです♪
ちょうど紅葉で、庭が美しく素晴らしかったですね♪
見る場所を変えながら、その庭を楽しみました。

↑庭

↑庭

↑庭

↑庭

↑庭

 それから御白州がありました。
これは厳しい取り調べの部屋ですね。
囚人を入れる駕籠や、拷問のギザギザの責台に正座で座らせ、その膝の上に載せる抱石もありました。
最大10枚も載せるとは地獄です。
想像したくないですね。

↑御白州

↑拷問の絵

 そして当時の法被もありました。
虎の絵が、江戸時代当時の独特の虎の顔です。

↑法被

 それから高山陣屋全体の模型もありました。

↑模型

 そして高山城や城下町の説明、年表、飛騨国の概要の説明があり勉強になります♪
当時は大飢饉もあり大変だったようです。
それから金沢藩に高山城取り壊しを命じたとは興味深いです。

↑高山城と城下町の説明

↑年表

↑飛騨国の概要

 そして飛騨国がなぜ幕府直轄領の天領となったかの説明があり、それは飛騨には豊富な木材や鉱物等の資源があったからとはナルホドと思いましたね。

↑天領になった理由

 飛騨の森林は40万haもあり、伐り出した木材は飛騨川、庄川などの河川を利用して太平洋、日本海まで流送、船積みして江戸や大坂へ送り出していたようです。
 これで幕府財政を潤したようですが、直轄領となって半世紀ほどで濫伐により山林が荒廃したとはこれまた興味深いです。

↑飛騨国の林野の説明

 それから、参勤交代の経路と日程の説明があり、これもとても興味深かったですね。
 具体的には江戸を4/11に出発して中山道を通り、4/26に高山に到着していたようです♪
15泊で約437kmの道のりだったようです。

↑参勤交代

 ちなみに高山陣屋の外側には幕末・明治の政治家で有名な山岡鉄舟の銅像がありました♪
 何と山岡鉄舟の父親は郡代として高山に着任していて、それで山岡鉄舟の人間形成はこの高山で培われたようです。
 この後に山岡家の養子として勝海舟を迎え入れるますが、その勝海舟と共に幕臣として活躍し、維新後は明治天皇の侍従を務め、子爵を授けられていたとは知りませんでしたね♪

↑山岡鉄舟の銅像

↑山岡鉄舟の説明

 高山陣屋は、江戸時代から現存する唯一の陣屋で、当時の様子や歴史を学べ、とてもオススメです!

なお、この高山陣屋の前では朝7~8時から12時まで約20店舗による朝市が開催され、野菜や果物など飛騨名産が売られていますのでこれもオススメです♪

↑陣屋前朝市

↑陣屋前朝市

それからもう一つ、高山陣屋の前では、陣屋だんごも1本90円で売っているのでオススメです♪
その出来たてでとても柔らかいだんごには美味しくて驚きました♪

↑陣屋だんご店

↑陣屋だんご

コメント
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