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「「借金100億円」でも不安にならないお金の教科書(北川邦弘)」という本はとてもオススメ!

2017年02月17日 01時00分00秒 | 
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「「借金100億円」でも不安にならないお金の教科書」という本は、かつて100億円近い借金を背負い貧乏生活を経験しながらも現在はファイナンシャルプランナーとして充実した毎日を送っている著者が、以下の「お金の不安」に関する解消方法等について分かりやすく説明したものです。

・身近に迫る「お金の不安」を消す方法
・「将来のお金」の不安を消す方法
・「住まいの不安」を消す方法
・「保険との上手なつきあい方」でお金の不安を消す方法
・「はじめての投資」でお金の不安を消す方法
・毎日の「お金の不安」を乗り越えて生活を豊かにする方法

本書では特に以下については興味を持ちましたね♪

・自宅は競売となり新築時の半額以下となったが家族が落札した
・年間収支計画を100歳分まで作り、人生の赤字を最大限してから資産運用に必要な利回りを計算する
・国が破綻すると思うのなら国際分散投資を続けて優良な海外資産を持ち、田舎で自給自足の生活を準備すること、自分の価値を磨いて稼ぐ力を上げること
・時価3000万円以上の家の相続は同居もしくは同居していなければ家を持っていなければ相続税を大幅に軽減できる
・国民年金第一号被保険者であれば毎月400円の付加年金に加入すること
・住宅選びで重要なファクターは交通の便
・日本の地価のピークは2020年と予測
・終身保険は相続対策に使える
・暴落した相場は5年以内に元には戻ると信じている。暴落こそが最大のチャンス
・投資のリスクを小さくするには、投資対象を分散・投資時期を分散・投資期間を極大化が重要
・分散投資の普及を加速させたのが投資信託の登場。老後まで10年以上の時間があり、投資に時間や労力を割きたくないならば投資信託を使った国際分散投資を始めることが最も穏当な資産運用法
・わらしべ長者の要因は素直さ・思いやり・利他の気持ち・優しさ・欲をかかず従順・出会いを大切
・クレジットカードは盗難リスクを減らすため使用頻度の多いカードだけを残し優待などは捨てる
・クレジットカードの決済忘れは絶対にしてはいけない
・他行宛て振込手数料が無料のネット銀行を利用
・ワクワクすることだけにお金を使うのは良い節約
・健康を維持できれば医療費と薬代を節約できるので予防が重要
・遺伝子体質検査はオンラインで完結し1万円もしない(ダイエット遺伝子・葉酸代謝遺伝子・エクササイズ遺伝子・アルコール感受性遺伝子など)

「「借金100億円」でも不安にならないお金の教科書」という本は、将来の不安を軽減し、より良い人生のためのヒントがたくさんあり、とてもオススメですね!

以下はこの本のポイント等です。

・私は30代半ばから100億円近い借金と一緒に生きてきましたので、いろいろな体験をしました。返済督促の内容証明郵便、預貯金の差し押さえ、自宅の競売などなど、ひととおりは乗り越えてきました。その体験から申し上げれば、そんなに怖いことは起きないのです。むしろ、借金破綻から逃げないことで、人生が好転することはよくあります。どんな好転かというと、ひとつはリスケであり、もうひとつは棒引きです。リスケとは、リ・スケジュールの略で、返済計画を先延ばしすることです。たとえば、あと10年で返済すべきローンが返せなくなった。滞納が続くと債権者から連絡が来ます。そこで返せる方法を探す協議が始められます。もし、期限をあと10年延ばして20年間での返済計画に作り直して、それで完済できるなら、債権者は計画の変更に納得し、その計画を認めることはあり得ます。これはギリギリの交渉の末に得られる猶予措置。債権者だって事件にしたくはないのです。棒引きとは、借金が減らされることです。これは少しハードランディングですが、覚悟があれば怖くありません。先ほどのリスケの協議が整わないと債権者は競売を裁判所に申し出ます。裁判所による調査を済ませた後に、競売の公告がなされて、公開の競売が始まります。そこで私は、自分の家族に落札してもらいました。競売で買い戻した金額は、新築時に購入した時の半額以下でした。ズルいですって?競売では自分がいちばん高く入札したのですから、決してズルくはありません。自宅は安く買い戻すことができて、自宅についていた抵当権はすべて消去されました。めでたしめでたしです。借りたものは返すべきだと憤慨する読者もいるかもしれませんが、社会全体のことを考えれば、借金を減免して再生を認めることの方がベターなのだという社会的合意はすでにできています。返せなくなっても、それなりに再生する手段が残されているのが現代社会。それを知らずに、歯を食いしばって、地を流しながら、返済を続けることで、再生するパワーも気力も失ってしまうのはもったいないことです。借金を過大に不安がり怖れるあまりに、自分の人生の可能性を押さえ込んではつまりません。

・今ではこう実感しています。今の自分の考えが未来を作っていると。それを金額として確認するのが生涯キャッシュフロープランの作成です。生涯のライフプランを作り、それをキャッシュフローに落とし込む作業の概略は次の通りです。
①日常的な年間収支計画を100歳分まで作る
②ライフイベントを金額と共に入力する
③人生の赤字を最大限にしてから資産運用に必要な利回りを計算(人生の必要収益率)する
私がほかのファイナンシャルプランナーの方と違うのは、赤字を最大化してから、それを実現する方法を考えるという点です。チマチマと滅入るような支出削減をしていたのでは、収入だって増えなくなってしまうと考えているからです。このプランニングをすることで、人はいろいろな可能性に気づきます。早期退職する、留学する、移住する、世界一周の旅をする、セカンドハウスを作るなど、大きな夢を実現可能なイベントとして掲げることができます。このプランは作って完了ではありません。最初は、未熟で荒削りな計画ですから、毎年見直し、修正を繰り返すことで、熟成していきます。より精度が高まってきます。そのことは、取りも直さず生き方の見直しであり、再発見につながります。あなたも、一生安心できる「お金の100年計画」を欲しくないですか?


・国家が破たんして本当に起きるのは次のこと。
 ・緊縮財政になるので、年金や補助金がカットされる
 ・増税が必要となるので、資産課税が強化される
 ・自国通貨が下落して、外資が乗り込んでくる
 ・国際的な発言力が低下して、不利な外交を強いられる

・国家が破たんして起きそうで起きないことは次のこと
 ・預金封鎖で国民の資産が凍結される
 ・政府が個人資産を略奪する
 ・敗戦時のように、外国に占領される
 ・失業者があふれ、経済恐慌になる

・世の中には、このようにありえないことを間違いなく起きるかのように語る狼少年がいます。彼らは終末論を商売のネタにしています。人はびっくりするような妄想を投げかけられると、妄想を疑う前に、それに反応してしまいます。しかし、歴史を見れば分かるように、いくつもの国が破たんと再生を繰り返しています。そして国民はどんな経済環境にあっても、自立した生活で生き抜いています。絶望の淵で悲観している人がいたら、私はこう声をかけています。「国や自治体がどうなろうと、人間は幸せに生きていけます!そのための武器は、国際分散投資を続けて、優良な海外資産を持つこと。そして、田舎で自給自足の生活を準備することです」信頼できる資産の置き場所としては、日本の金融機関に勝るものはありません。あくまでも国内の金融機関を通過点として、優良な海外資産=国際分散投資を持つことをおすすめしています。

・結論は、国際分散投資をするべきです。特定の国の経済やマーケットがある理由により注目を浴びて、株価が高騰することは、アベノミクスに限らずに、世界中のいろいろな国で、代わる代わるに起こっています。あるときはアメリカが、あるときはヨーロッパが、そしてあるときはアジアが、世界のけん引役として、バトンをリレーしてきました。アベノミクスは、たまたまその順番が日本に回ってきただけ。時が経てば、他の国にスポットライトが移っていくのは当たり前のことなのです。日本国内だけに投資をしているから、アベノミクスの終わりが、投資環境の終焉のように思い込んでしまうのです。世界には多くの経済圏があり、日本人はあらゆる投資機会を逃さないインフラを持っています。生かすも殺すもあなた次第です。

・「日本国債暴落」がカウントダウンと言われる中、私たちはどんな対策を打てばいいのでしょうか。私はカウントダウンが始まったとはぜんぜん思っていません。その理由は、3つあいます。第1に、日本の国債は国内でほとんど消化されています。海外から攻撃されても動揺することがありません。第2には、日本は世界最大の債権国です。外国との比較で見れば、まだ経済的には健全な国なのです。第3には、日本にはまだ改善の余地があります。消費税の増税余地、出生率の改善余地、そして企業経営の改善余地です。決して絶体絶命のピンチにまで追い込まれているワケではありません。しかし、「日本国債暴落」のカウントダウンが始まっていると考えると不安で仕方がない人もいるのでしょう。私が、そういう不安に対処するために、本書でおすすめしていることは、
 1に国際分散投資で海外資産を持つこと
 2に自給自足生活で耐久性を高めること
 3に自分の価値を磨いて稼ぐ力を上げることです

・100万円儲かったと思って使ってしまうと、後から20万円の納税を求められます。もうそのときには現金は残っていないので、納税にはたと困ることになります。こんなときは税務署に相談してください。税務署には怖いマルサの女性ばかりがいるのではありません。行ってみれば、意外に優しい人たちでびっくりすると思います。なんといっても、皆さんは税務署の究極のカスタマーなのですから、ひどいことなど決して言われません。いきなり差し押さえなんてされません。どうやって支払うかの相談に乗ってくれると思います。仕方がないときは、納税の猶予をお願いすることもできます。その場合には、延滞税がかかります。それがもったいなければ、どこかからお金を借りてくればいいのです。延滞税率と借入金利と、どちらが安いかの問題です。銀行も、納税資金となれば融資に応じやすくなりますので、金融機関からお金を借りるのも一法です。もし保険に入っていれば、契約者貸付という方法で保険会社からお金を借りることもできます。保険の外務員さんに相談してみてください。税金を一時的に払えなくなっても、時間をかけて納税を完了させることが必要です。未納の状態を放置しておくと、行政(税務署、市役所)は差し押さえなどの強制執行ができます。財産などなくても、給料があれば、それを差し押さえることもできます。納税証明書が取得できなくて、一般の市民権を失うことにもなります。決して放置しないいでください。

・私の愛読書でもある現代における「富の支配法則」を簡潔な言葉で教えてくれる「バビロンの大富豪」という本には5つの教えが載っています。
 1 収入の1割を必ず貯金する
 2 貯金した1割を投資する
 3 投資するときは、投資する分野の専門家の意見を聞く
 4 自分のよく知らない商売や投資には手を出さない
 5 ありえないもうけ話には必ず危険が潜んでいる
これは、なんと3000年前の古代都市バビロンでの実話だったと記憶しています。人間の課題は大昔から変わっていないんですね。

・平成27年に相続税が増税されました。今や、富裕層でなくても一般的な家庭に相続税がかかる時代となりました。一般的な家庭で大きな資産といえば、住宅があります。時価3000万円以上の家を保有している人なら、相続税の心配をしておくべき時代なのです。ただし、そうした心配から解放してくれる力強い味方が、小規模宅地の評価減という特例。自宅の不動産評価額を8割カットしてくれるのですから、数千万円というすごいインパクトのある優遇です。この特例で重要なのが、相続人の要件です。基本は同居している家族が相続すれば問題なく評価減できます。同居親族がいなかった場合に、遺された親族は「家なき子」でないといけません。つまり、「家なき子」とは自分の持ち家に住んでいなかった子どもという意味です。正確に記すと、こうなります。相続開始前3年以内に日本国内にある、本人または配偶者の所有する家屋に居住したことがなく、相続する住宅を相続税の申告期限まで継続保有すること。すなわち、親の贈与などを受けてマイホームを買ってしmと、あとで相続のときに、親の家の相続税が減額されないことがあるということなのです。特に親の家が、地価の高いエリアに建つ立派な家だったりしたら、使い損ねた評価減も莫大となります。この種の心配のあるご家庭では、子どもに家など買ってやらずに、いっそ親名義で買った家にタダで住まわせてあげる方が得なのです。これは複雑な特例なので、実務的には税務署か税理士さんにぜひ相談してください。

・実は国民年金加入者なら、ぜひ追加したい年金があります。それは、付加年金。加入資格は第一号被保険者で、お住まいの市区役所で申し込みができます。納める金額は毎月400円。それで月額200円の納めた月数分の年金を65歳から毎年受け取ることができます。たとえば、40歳から20年間納めた金額と、65歳から死ぬまでもらえる年金の年額は以下の通りです。

支払い合計額:400円×20年間×12ヶ月=9万6千円
受け取り年額:200円×20年間×12ヶ月=4万8千円(付加年金)

上記の計算式をご覧の通り、付加年金は65歳から2年間生きていれば、元を取れます。もし20年間生きていえば、65歳か85歳までにもらえる年金の総額は96万円。なんと10倍も戻ってくるのです。少額ですが素晴らしい仕組みです。

・住宅選びで重要なファクターは交通の便です。首都圏で環境のことを度外視して、便利さだけで住む場所を考えると、乗降客の多い大きな駅の近くというのが、一番人気があります。そこから、大きな駅から小さな駅へ、駅の近くから遠くへと条件を緩めると人気は下がり、価格も下がります。予算の厳しい人は、交通の便の悪い場所を選んで、少しでも割安な購入に動きます。もちろん、それは見当違いの努力ではありません。しかし、長い目で見て、どうなのかを考えてみた方がいいと思います。というのは、私たちは家を買うときに、「そこにいつまで住むか」という期限をとくに考えずに選んでいます。それはいけません。住むとしたら何年間住むか?引っ越すとしたら何年後か?あるいは死ぬまですみ続ける終の住処なのか。そこをはっきりと決めてから物件選びをしましょう。もしこれから買う家が、終の住処でないとしたら、それはいつか売る可能性があるということです。そうならば、売れる物件を選ばなければ、結局は高い買い物になってしまいます。

・私は、20年後の21世紀中盤になると、駅から徒歩圏でない住宅地は激しく値下がりをすると思います。理由は3つあります。その1つ目は団塊ジュニアの世代がマイホームの購入をすでに終えたこと。2つ目は東京の人口が2020年から減り始めること。3つ目は首都圏の農地が宅地化することです。ですから、いま割安な物件を選ぶよりも、将来に値崩れしない物件を選ぶことが、大切だと思っています。

・売る側は、人生の最高の買い物である家を、衝動で決めてもらいたいと考えます。マイホームこそ究極の衝動買いなのです。だからこの業界では事前の広告宣伝、モデルルーム、着工前の販売に力を入れます。大勢の見込み客を集めて、早くしないと売り切れてしまうという焦燥感を演出します。完成品を冷静に見ながら考えていたら、人はこんな高額な買い物を思い切れないからです。大体の人は最初から、そんなに計画的には考えていません。まったくマイホームの購入や買い替えを考えていなかった人が、たまたま販売事務所や販売現地を訪れて、突然買いたくなってしまうのです。「こんな家に住んでみたかった!」と、今の自分の現実の住まいとの差にショックを受けるからです。買うつもりのないようなおっとりしていた人が、物件を実際に見て急に熱くなる。売り手側は、その衝動が冷めないうちに契約まで持っていく-これがマイホーム販売の手口です。とくに、初めてマンションを買う若い家族持ちの人たちは、この手口で落ちていきます。逆に、緻密に計画をして、冷静に慎重に探している人たちはほとんど買いません。熱くなれないからです。

・個人的には、日本の地価のピークは2020年であると予測しています。オリンピックとは関係ありません。2020年から東京都で人口減少が始まるからです。地価とは、人口と逆相関にある資産です。人口が減れば地価は下がる。しかし、今それを実感できないのは、東京の人口がいまだに増え続けているからです。地方の田舎には、タダでも売れない土地がたくさんあります。お金の相談の現場で、マイホームの購入時期についてよく聞かれますが、どうしても買う必要があるのなら、2020年以降にした方が良いと回答しています。2020年以降、東京の人口が減り始めると、首都圏の住宅地でも、地価が急降下というような恐ろしいことが起こるかもしれません。たとえば、
 ・駅から徒歩15分圏内の物件しか売れない、入居しない
 ・バス便の物件には買い手がつかない
 ・耐震化していないマンションにも買い手がつかない
 ・選り好みしなければ、家は数百万円で手に入る
売れない物件の価格は暴落するかもしれません。もしそのときに、すぐに使える金融資産を持っていたら、きっと安値で良い買い物ができると思いませんか?ただし、日本の不動産が安くなる時が来ても、麻布とか汐留とか、都内の人気エリアの価格は下がりません。なぜなら外国人のニーズが今よりももっと高まるからです。アジアから富裕層がいっそう集まりそうです。

・終身保険は相続対策に使えます。現在は、法定相続人ひとり当たりに500万円までの死亡保険金が非課税となります(遺産総額に加えなくて済みます)。そこで総資産額5000万円以上のご家庭の世帯主なら、保険金500万円程度の終身保険を買っておくと、相続税の節税になります。それ以外に、終身保険の有効な使い道を知りません。ただし、過去に加入した高利率の終身保険をお持ちの方は、解約してはいけません。転換もいけません。保険のセールスマンになんと言われようとも、しっかり死ぬまで離さないでください。

・リーマンショック前、2006~2007年頃に投資は絶好調でした。資産は毎年10%超で増えていました。しかしリーマンショックに突入してから、株安円高がどんどんと進行して、最悪期でお客様たちの資産はほぼ半分に減りました。私は、暴落した相場は5年以内に元には戻ると信じていたので、解約をしないこと、投資行動をやめないこと、できれば追加投資をすることをすべてのお客様に伝えました。しかし、投資に失敗した人たいあ、それと反対の行動をとりました。
 ・暴落におじけついてやめてしまった!
 ・積極的な資産購入ができなくなる
 ・パニックになって売り払ってしまった
一方で私のすすめに応じて、積極的な姿勢を維持した人たちは、その後数年で元本を回復しました。5年後には、すべてのお客様の資産が元本を回復しました。積極的だった人たちは、5年後には、年率13%を超える平均リターンを築いていたのです。投資をするなら、暴落を怖れてはいけません。暴落こそ、最大のチャンスといえるのです。

・投資のリスクはどのようにコントロールすれば小さくできるでしょうか。
 ・投資対象を分散する
 ・投資する時期を分散する
 ・投資期間を極大化する
以上の3つを行えば投資のリスクはかなりコントロールすることができます。

・まずは投資対象の分散。投資というと、東芝や郵政グループの株を買うとか、金先物に投資するとか、為替FXで円安に賭けるとか、資産を特別な何かに突っ込んでしまいがちです。しかし、穏やかな投資とは、「世界のメジャーな資産にまんべんなく分散して投資をする」ことなのです。できれば、値動きが異なる資産を併せ持って分散できれば、鬼に金棒というもので、リスクを小さくできます。

・次に時間の分散。これは投資機会を分散する、つまり積み立て型投資のことです。いちどきにいっぺんに資金を投入しないで毎月コツコツ買っていく方法は、損する確率をぐっと下げてくれます。毎月の買っていくタイミングも自分で決めないで、証券会社のルールに従って自動的、機械的に買っていくことで、平均的なリターンを築くことができるのです。私たちは自らの考えで、投資のタイミングを計ってはいけないのです。

・最後に投資期間の極大化。実は時間をかければかけるほど、投資リターンは平均に回帰するという統計があります。だから投資には時間をたっぷりかけたい。すなわち、早く始めた人が勝ちというわけです。しかも、始めるのは悪い環境の時が良いのです。だから、世界経済に暗雲が立ちこめるような時期に長期投資を始めた人は損することが難しいくらいです。きっと大きな収益に預かれることと思います。Time is moneyという格言も、急いでやれという意味ではなく、時間をかけろという意味だったのです。

・分散投資の普及を加速させたのが、投資信託の登場です。その昔に国内外のすべての優良資産に分散していくとしたら、数十億円の資金が必要でした。分散投資とは、昔は大資産家にしかできない方法だったのです。しかし19世紀に英国でファンドが大衆商品化されて、20世紀には米国でミューチュアルファンドとして整備されると、投資信託はもっとも基本的な分散投資のコマとして、代表的な座を占めるようになりました。もし、あなたに老後まで、10年以上の時間があり、投資に時間や労力を割きたくないとしたら、投資信託を使った、国際分散投資を始めるこおが、もっとも穏当な資産運用法だと胸を張っておすすめします。

・昔あるところに、貧乏で不運な男がいました。もう死んでしまおうかと思っていると、観音様が現れて、お告げをします。「初めに触ったものを大事に持って旅に出ろ」と。男はお告げに従って、最初に手に触れたワラを持って道を進む。ワラの先にアブを結びつけていると、大泣きしていた子どもがそれを欲しがった。そこで、ミカンと交換してあげる。さらに歩くと、喉の渇きに苦しんでいる商人と出会い、ミカンと上等な織物とを交換してあげる。今度は、馬を連れた侍に出会う。死にかけた馬と織物を交換させられた男だが、馬に水を飲ませて介抱したところ元気になった。最後に、その馬を欲しがった大きな屋敷の主人に乞われて、大屋敷を預かることとなった。話の中で、男の資産はワラ→ミカン→織物→馬→屋敷と化けていきます。男は、貧乏だったけれど、自らすすんで大金持ちになろうとしたのではありません。目前に起こったひとつひとつの出会いに誠意をもって対応したことで、資産がより大きな資産へと交換されたのです。ここに、人が豊かになっていく、ひとつの法則が込められています。同じような物語は、ブータンや朝鮮、イギリスにも存在するそうです。この男の出世に貢献した要因には、次のようなものがあります。
 ・お告げに従う素直さ
 ・他人の願いを聞き入れる思いやり
 ・大事なものを他人に差し出す利他の気持ち
 ・生物をいたわる優しさ
 ・欲をかかずに運命に従う従順さ
 ・偶然の出会いを大切にする丁寧さ
さて、これらの要因は、現代でも共通していることです。素直、思いやり、利他、優しさ、従順、丁寧といずれも、成功者の物語に出てくる言葉ばかりです。

・もっとも使用頻度の多いクレジットカードだけを残します。使用頻度の低いカードは、たとえ優待が受けられなくなってもいさぎよく捨てます。そえからコスト。入会金や年会費を取られるカードはNGです。カードを使って消費をしてあげているのに、なぜ代金以外のお金を取るのですか?それこそ無駄ガネです。最後に利用範囲が最大なものをひとつだけ選びます。たとえば、空港では自動チェックインができ、買い物で割引になり、施設利用でマイレージが貯まる。海外のどこでも使える。そんなカードが1枚あればいいと思いませんか?

・インターネット上では、カードをできるだけ使わないようにしています。なぜなら、フィッシング詐欺が怖いからです。特に初めて使うショッピングサイトでは絶対にカードではなくて、振り込みを選びます。同じ支払うなら、カードではなく、ネット銀行から振り込んだ方が安全です。

・クレジットカードの決済忘れは、絶対にしてはいけません。もし決済の遅延などがあると、その記録は相当期間、カード会社に残ります。この客は約束を守らない人だというレッテルを貼られて、以後の利用で差し支えることが起こりえます。金融機関は、利用者の信用格付けとなるデータを非公開ですが、共有しています。つまらない不注意で、預金金利を下げられたり、ローン金利を高くされたりという報復を受けないとも限りません。アメリカでは、そうした履歴がクレジットスコアとしてひとり歩きしています。スコアによって就職が不採用になったり、入居審査で断られたりします。あなたの行動はいつもだれかが見ているのです。

・安く銀行サービスを使うことにこだわるなら、いっそネット銀行を選んではどうでしょう。今ならスマホからも利用できます。定期預金や外貨預金もインターネットで24時間取引できます。さらに、以下のネット銀行では、他行宛て振込手数料が無料となっています(毎月の利用回数には上限がありますが)。
 ・住信SBIネット銀行
 ・新生銀行(リアル店舗もあり)
 ・ソニー銀行
 ・じぶん銀行

・人間の最大の財産はエネルギーです。最高の仕事の方法は、エネルギーの高い状態を維持することです。そのためには、ワクワクと楽しめる心の状態が必要です。だから、ワクワクすることだけにお金を使えばいいのです。ワクワクしないことにはお金を使わない-それが良い節約です。周りの人がそうするからといって、ぜいたくをしなが(スマホ、マイカー、マイホームなど)、日常の生活費を切り詰めて収支を合わせようとするのは、悪い節約です。自分がやりたいことをやっているわけではないのに、お金の厳しい状況を作り出してしまって、そのつじつま合わせに節約という大義名分を持ち出すような場合です。欲というよりも、外聞とか人並みとかの見栄の部分に動機づけられているのではありませんか。私には、ほとんど物欲がないので、他人の持ち物を見てうらやましいと思うことはありませんし、熱望しないものを買うこともありません。ただ、好きなことをして生きていられれば、最低限の食事とみすぼらしくない程度の衣類で平気です。もちろん、マイホームやマイカーにこだわりません。なんか仙人みたいに聞こえるかもしれませんが、いえ単純なだけです。余分なものを持ちたくないのです。
 ・本当に欲しいものだけを買う
 ・ワクワクする状態が維持できるようなお金の使い方だけをする
これができたら、お金は自然に貯まります。

・将来の健康不安のために預金をしたり、何らかのたくわえを考える人も多いことでしょう。ただ私が思うに、そんな不安を消し去るための最高のお金の使い方は、心身を病気から予防することです。病気になって治療費や薬代でお金を使うことを考えれば、予防費はどんなに使っても使いすぎということはありません。健康を維持できていれば、医療費と薬代を節約できるだけでなく、回復に要する時間も節約できるのです。

・健康体を作るためには、まず自分の遺伝子体質を知っておかなければなりません。遺伝子検査はオンラインで完結します。自分の口内の粘膜や爪を検査機関に送ると、検査結果を分析レポートの形で送ってくれます。費用は1万円もしません。会社によっては、ダイエット遺伝子、葉酸代謝遺伝子、エクササイズ遺伝子、アルコール感受性遺伝子などと複数のコースに分かれている場合もあります。私が受診したのは、東京の高輪クリニックでした。オンラインでレポートをもらうだけでなく、専門家からの解説つきで結果を理解したい人には、通院がおすすめです。

良かった本まとめ(2016年下半期)

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