教育の広場、第269号、マニフェスト素案(5、産業活性化)
マニフェスト素案にある産業活性化案には別に問題はないと思い
ます。少し付け足したい事があるだけです。
それは「産業活性化」と言う程のことでもないのですが、北区や
天竜区の農山村のお年寄り支援です(もちろん若い方や大規模に農
業をしている方でもこの運動の趣旨に賛成して下さるなら拒むもの
ではありません)。
それは、前にも書きましたが、月10万円以下の収入で生活してい
る人にとっては少しの収入でもありがたいということであり、それ
が生き甲斐になり、よってもって健康生活の維持に役立ち、従って
介護とか医療とかの費用を軽減することにも役立つということなの
です。
ではどうやってそういう方々の仕事を作るのか。
皆さんは『暮らしの手帖』の別冊に「誠実な食品」というのがあ
るのをご存じですか。それは2001年版と2006年版との2回出ていま
す。いずれも市立図書館にありますし、2006年版は今でも買えます
( 780円)。
ここでは文字通り「誠実な食品」を作り扱っている店が紹介され
ています。その一部は磯部晶策氏の提唱する「誠実な食品の理念」
(磯部理念。安全で安心してたべられること、ごまかしのないこと
、味のよいこと、品質に応じた買いやすい価格)を実践している人
達で、これは山形県に多いようです(「さらど協同組合」で検索す
ると一応の事は分かると思います)。
どの店の物も通信販売で買えます。食べたことのない方には一度
試食してみることをお勧めします。決して高くありません。
しかし、残念ながら、ここで紹介されている店の中に浜松の店は
1つもありません。近所の知人で立派な農業をしている人もいます
から、浜松にもそういう「誠実な食品」を作っている人はいるので
すが、やはりこういう雑誌に載らないのは寂しいです。
私の提案したいのは、浜松にこの磯部理念の運動に加わる店を作
る(募集する)ことです。そして、その店にこのお年寄りの作る農
産物を適正な値段で、全量引き取ってもらうのです。
もちろんそのためには条件があります。その農産物はこの運動の
理念に合致した物であることです。しかし、それは難しい事ではあ
りません。なぜなら、その条件とは、お年寄りがかつて自家用に作
っていた物とほとんど同じだからです。少しマネージャーの指導を
受けて、磯部理念に合致させれば好いだけです。
しかも、浜松には畑懐さん(これは屋号で「はふう」と読みます
。会社名は浜名農園)のように日本の在来種を扱っている種屋もあ
るのです。
ではその誠実屋はどこでそれを売るのか、です。
ネットによる通信販売は当然ですが、基本的にはとぴあ浜松農協
のファーマーズ・マーケットの1画に店を作らせてもらうといいと
思います。そうそう、こういう事は事前にとぴあと話し合って、円
満に進める必要があります。
市内各地の総合事務所や区役所とか使われなくなった教室とかに
受け付けを作って、予約を受け付けてもいいと思います。
駅前には大丸が出店してくれるそうですので、そこでも扱っても
らえるとありがたいです。山形市ではしにせ百貨店大沼が応援して
います。応援と言っても、犠牲を払っているわけではありません。
きちんと商業的に成り立っているのです。
こういう事は結局はリーダーの力量による部分が大きいと思いま
す。ではそれはどうするのか。
まず、誠実屋自身はやる気のある商店の人がするわけですから、
そちらに任せればいいわけです。
磯部理念の人々は何か事業組合を作っているようですから、それ
に入れてもらって指導を受ける必要はあります。こちらでも誠実屋
の数は増えていくと考えていますから、みなで定期的に研鑽会を開
いて切磋琢磨するといいでしょう。
問題は、農山村の現地でお年寄りを指導し、面倒を見るマネージ
ャーです。農産物の集荷なども担う必要があるでしょう。
これは行政サポーターなどのボランティア的な方の力を借りると
いいと思います。つまり役場も協力する必要があるということです
。
この食べ物が市内で広まれば、市民の健康が増進して健康保険財
政の健全化に寄与するでしょう。
いや、金の問題以上に、美味しくて安全な食べ物を日常的に食べ
られて、市民の生活がそれだけ楽しくなるでしょう。つまり我々の
スローガンである「元気で楽しい浜松」になるのです。
(私は今後の文章ではこの運動を「誠実な食品運動」と呼ぶこと
にします)
マニフェスト素案にある産業活性化案には別に問題はないと思い
ます。少し付け足したい事があるだけです。
それは「産業活性化」と言う程のことでもないのですが、北区や
天竜区の農山村のお年寄り支援です(もちろん若い方や大規模に農
業をしている方でもこの運動の趣旨に賛成して下さるなら拒むもの
ではありません)。
それは、前にも書きましたが、月10万円以下の収入で生活してい
る人にとっては少しの収入でもありがたいということであり、それ
が生き甲斐になり、よってもって健康生活の維持に役立ち、従って
介護とか医療とかの費用を軽減することにも役立つということなの
です。
ではどうやってそういう方々の仕事を作るのか。
皆さんは『暮らしの手帖』の別冊に「誠実な食品」というのがあ
るのをご存じですか。それは2001年版と2006年版との2回出ていま
す。いずれも市立図書館にありますし、2006年版は今でも買えます
( 780円)。
ここでは文字通り「誠実な食品」を作り扱っている店が紹介され
ています。その一部は磯部晶策氏の提唱する「誠実な食品の理念」
(磯部理念。安全で安心してたべられること、ごまかしのないこと
、味のよいこと、品質に応じた買いやすい価格)を実践している人
達で、これは山形県に多いようです(「さらど協同組合」で検索す
ると一応の事は分かると思います)。
どの店の物も通信販売で買えます。食べたことのない方には一度
試食してみることをお勧めします。決して高くありません。
しかし、残念ながら、ここで紹介されている店の中に浜松の店は
1つもありません。近所の知人で立派な農業をしている人もいます
から、浜松にもそういう「誠実な食品」を作っている人はいるので
すが、やはりこういう雑誌に載らないのは寂しいです。
私の提案したいのは、浜松にこの磯部理念の運動に加わる店を作
る(募集する)ことです。そして、その店にこのお年寄りの作る農
産物を適正な値段で、全量引き取ってもらうのです。
もちろんそのためには条件があります。その農産物はこの運動の
理念に合致した物であることです。しかし、それは難しい事ではあ
りません。なぜなら、その条件とは、お年寄りがかつて自家用に作
っていた物とほとんど同じだからです。少しマネージャーの指導を
受けて、磯部理念に合致させれば好いだけです。
しかも、浜松には畑懐さん(これは屋号で「はふう」と読みます
。会社名は浜名農園)のように日本の在来種を扱っている種屋もあ
るのです。
ではその誠実屋はどこでそれを売るのか、です。
ネットによる通信販売は当然ですが、基本的にはとぴあ浜松農協
のファーマーズ・マーケットの1画に店を作らせてもらうといいと
思います。そうそう、こういう事は事前にとぴあと話し合って、円
満に進める必要があります。
市内各地の総合事務所や区役所とか使われなくなった教室とかに
受け付けを作って、予約を受け付けてもいいと思います。
駅前には大丸が出店してくれるそうですので、そこでも扱っても
らえるとありがたいです。山形市ではしにせ百貨店大沼が応援して
います。応援と言っても、犠牲を払っているわけではありません。
きちんと商業的に成り立っているのです。
こういう事は結局はリーダーの力量による部分が大きいと思いま
す。ではそれはどうするのか。
まず、誠実屋自身はやる気のある商店の人がするわけですから、
そちらに任せればいいわけです。
磯部理念の人々は何か事業組合を作っているようですから、それ
に入れてもらって指導を受ける必要はあります。こちらでも誠実屋
の数は増えていくと考えていますから、みなで定期的に研鑽会を開
いて切磋琢磨するといいでしょう。
問題は、農山村の現地でお年寄りを指導し、面倒を見るマネージ
ャーです。農産物の集荷なども担う必要があるでしょう。
これは行政サポーターなどのボランティア的な方の力を借りると
いいと思います。つまり役場も協力する必要があるということです
。
この食べ物が市内で広まれば、市民の健康が増進して健康保険財
政の健全化に寄与するでしょう。
いや、金の問題以上に、美味しくて安全な食べ物を日常的に食べ
られて、市民の生活がそれだけ楽しくなるでしょう。つまり我々の
スローガンである「元気で楽しい浜松」になるのです。
(私は今後の文章ではこの運動を「誠実な食品運動」と呼ぶこと
にします)