先日、作曲家志望の青年が私のところに尺八の楽理を学びにきた。
アメリカのバークレー音楽院に留学中だが、日本人なら邦楽を
知らなければと、日本に帰ってきて、雅楽や三味線、箏など、
しかるべき師を求めて、一日講習を受けているとのこと。
作曲志望ならと、尺八のさまざまな奏法を五線譜でどう記述するか
を中心に教えた。その中で彼が言うには、
「どうして先生の世代は、そんなに洋楽への対抗意識があるんですか?
洋楽と邦楽は、もともと別のものでしょう?」と、ずけずけ歯に衣着せず
云う。なるほど。我々の世代は、フルートに追いつけ追い越せでやって
きて、今盛んに洋楽との違い、優位性を強調したがる。そうした尺八家の
誇りが、若者から胡散臭く見られるのか。
かく云う私も、若い頃は、当時の年寄りの尺八家の偉ぶった言動に
反発していた。これだから尺八は滅びるのだと。今同じ過ちを繰り
返しているか?。
「若者叱るな来た道じゃ。年寄りバカにするな行く道じゃ」の言葉が、
遠くで侘びしく聞こえる。
「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。
「一休と虚無僧」で別にブログを開いています。
アメリカのバークレー音楽院に留学中だが、日本人なら邦楽を
知らなければと、日本に帰ってきて、雅楽や三味線、箏など、
しかるべき師を求めて、一日講習を受けているとのこと。
作曲志望ならと、尺八のさまざまな奏法を五線譜でどう記述するか
を中心に教えた。その中で彼が言うには、
「どうして先生の世代は、そんなに洋楽への対抗意識があるんですか?
洋楽と邦楽は、もともと別のものでしょう?」と、ずけずけ歯に衣着せず
云う。なるほど。我々の世代は、フルートに追いつけ追い越せでやって
きて、今盛んに洋楽との違い、優位性を強調したがる。そうした尺八家の
誇りが、若者から胡散臭く見られるのか。
かく云う私も、若い頃は、当時の年寄りの尺八家の偉ぶった言動に
反発していた。これだから尺八は滅びるのだと。今同じ過ちを繰り
返しているか?。
「若者叱るな来た道じゃ。年寄りバカにするな行く道じゃ」の言葉が、
遠くで侘びしく聞こえる。
「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。
「一休と虚無僧」で別にブログを開いています。