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京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

マンションを「売るか貸すか」の大テーマ

2011年07月14日 | 不動産売買について
京都不動産コンサルタントのブログ

「売るか貸すか」このご質問の要旨を纏めてみると、
現在居住のマンションを処分し新居の購入資金とするのか、
はたまた賃貸として新居のローン返済に当てるのか、
といったところです。

結論から言えば、
迷ったときは「売る」べきだと私は考えます。

大きな要素としては、
区分所有マンションは不動産でも建物比率の高い
減価償却資産であるということです。
現在日本で評価・流通しているマンションは。

その意味では建物部分は年々劣化していきます。
土地だけ見れば、地価の
上昇する地域も日本中を見ればあるかもしれませんが、
ごく少数ですね。
しかも土地の持分はごく微量です。

よって年々マンション価格は下がります。
極端に言えば1分1秒でも早く売ること、
売れるときに売ることがより多くの利益に繋がります、
というのが一般的な考え方です。

残債が多く売却代金で抹消できないという相談もありますが、
それでも何とか手当てし精算するべきです。
先送りはマイナスが膨らむだけですから。

先送りは残債を賃貸家賃で賄おうという計画に
つながるのですが、
一歩間違えば破綻につながります。

区分マンション1戸を賃貸で持つということは、
賃料が入っているときは100%、
入らないときは0でALL OR NOTHING。
NOTHINGの時は管理費共々持ち出しになります。

しかも残債の減少スピードと
賃料下落スピードどちらが早いでしょうか?
マンションの長期返済年数は購入時は買いやすく良いのですが、
時としてマイナスにもなります。

不要不急の不動産は
次の利用者にバトンを渡すことで活性化できます。

不動産屋さんが今なすべきことは・・・

これからの不動産屋さんの儲け方
/京都不動産コンサル研究所


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