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京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

解体して見ないとわかりません。

2010年04月17日 | 借地借家について
京都不動産コンサルタントのブログ

やはり築100年ともなると
何がでてくるか想像がつきません。

雨漏り点検で内壁を剥がせば
土台部分の土壁がなく、
隣家の縁の下が丸見え。

流しの取り外しにかかれば
その下から半円に残った井戸がでてくるとか。

大工さんも呆れるやら怖がるやら。
井戸は皆一様に扱いに困るということで、
そのまま同じように新しい流しを置き蓋をします。

その位置は大昔おくどさんだったんでしょう。
前の借主が作業所仕様に中途半端に改装したようです。

入居者の入れ替わりも適度にないと
建物の構造部分にチェックが入れません。

今回は連棟で土壁が剥がれてはいるものの、
柱は大丈夫で一安心です。

先日の同じような古い店舗現場では
柱が腰下あたりまで腐って
中ぶらりんでした。

また借主の改装工事と大家さんの責任範疇である
躯体補強工事を分ける為にも、
改装は工事着手前に大家さんへ
内容説明と承諾をとることを
お薦めします。
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100年前の雨漏り

2010年04月01日 | 借地借家について
京都不動産コンサルタントのブログ

たまたま大正時代の京町家の2店舗。
どうもどちらも同じような雨漏りです。

改装工事で前店舗の内装解体した途端、
工事業者が泣きついてきて言うことには、
「土台がありません」そして片や「土壁が水で濡れています」という。

雨漏りで濡れているのは
古い物件にありがち、
ある程度予測も付き原因を探る作業に入ることになります。

しかし、
土台がない、
柱が浮いています、
とはにわかに信じられません。

工務店が取り急ぎ持参した写真には
おぞましくも指摘の通り、
亡霊写真でした。

柱が途中から段々細くなり基礎の立ち上りに達していません。
土台は少しあったものの
ほうきで掃くとなくなったという。

経年劣化とお隣さんとの境界隙間からの
雨漏りで腐ったとのこと。
おおよそ100年ですから仕方ありません。

前借主も気が付いていたものを報告がなかったようで、
今さらながら悔やまれるも、
災い転じてこれを機会に構造補強に取り掛かることに。

賃貸店舗の場合、
内装工事については借主の責任にて改修するも、
構造躯体はオーナーさん負担が原則。
工事細目分担で気持ちよくお互い納得して頂き、
後は店舗のスムーズな工事と
商売の発展を祈るばかりです。
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西洞院通(にしのとういんどおり)四条界隈

2010年01月29日 | 借地借家について
京都不動産コンサルタントのブログ

「東風吹かばにほいおこせよ梅の花
主なしとてはるな忘れそ」
な…そ、の古典の勉強に必ず出てくる道真の歌。
郷愁以上の悲哀歌ともいうべき歌。

西陣に住んでますのkazuさんによれば、
北野の天神さんは梅がチラホラ咲きだそうです。

ブログによれば蝋梅は満開でしたね。
京都に居ながら25日の初天神もパスでしたが、
節分の頃には出かけてみたいと思っています。
入試の眞ただなかで人出は多いでしょうが。

その菅原道真の生誕の場所と掲げている
菅大臣天満宮が西洞院通にあります。

説明によれば、
飛梅伝説の地でもあるそうです。

しかし今では近所はビジネス街となり、
境内も街中公園の様相です。

この天神さんと四条通を挟んで北に
当社企画の京都初登場コンパクトオフィス京都があります。

3弾目の企画に当たり、
オーナーさんに初商品の状況説明で久しぶりの訪問でした。

こちらの方は企画者なしとて
運営は順調のようです。
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テナント事情は・・・

2009年12月23日 | 借地借家について
京都不動産コンサルタントのブログ

現況の経済状況を反映して、
借りている賃貸物件の賃料を抑えたい
と考える方も多いと思います。

亀井法案が出るまでもなく、
住宅ローン債権についての金融機関の対応は
近年穏やかになっているように、
賃貸オーナーさんも原契約賃料のダウンに応ずる
姿勢を少なからず見せています。

住宅については中々難しいものの、
テナント系については柔軟な対応になっています。

というのも、
一旦空室のなると6ヶ月~1年の空きは
ざらにあります。
その意味では、
計算上は5%から10%までの家賃交渉は
仕方のないところといえます。
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晩秋の京都東山調査

2009年12月06日 | 借地借家について
京都不動産コンサルタントのブログ

小雨降る京都駅からバスに揺られ、
紅葉の観光客がめっきり減った清水寺、
そして高台寺、祇園、知恩院、
蹴上疎水を渡り熊野神社前へ。

バスを降りるとニッキの香りが漂います。

このあたりは八ツ橋で有名な聖護院であり、
多くの八ツ橋の老舗が立ち並び
我こそは正統八ツ橋とでも言うように
店を構えています。

この辺りは
京都大学病院の門前薬局さん、
食品スーパーさんや個人大家さん等
おなじみさんが多い場所柄。

今回の新規賃貸物件、
ややもするとその顧客の中で完結できてしまいそうですね。

というのは物件が築100年以上という条件では
一般受けしない分、
地域を熟知した方がターゲットとなりそうです。

そして想定は文教地区岡崎に隣接という立地を生かした
ゲストハウスというところでしょうか。
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