小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

グレゴリー・ペック主演の『大いなる西部』(The Big Country 1958年 米) / NHK BS

2024年06月20日 | 映画

ストーリー 抜粋
 舞台は、アメリカ合衆国。1870年代のテキサス州に、東部から1人の紳士(左と標題は、マッケイとパット)ジェームズ・マッケイ(グレゴリー・ペック)が、やってきた。地元の有力者テリル少佐(チャールズ・ビックフォード)の1人娘パット(キャロル・ベイカー)と結婚するためだ。出迎えた牧童頭のスティーヴ・リーチ(チャールトン・ヘストン)は、彼に何となく敵意を示した。スティーヴは、主人の娘に惚れていたのだった。途中まで婚約者を迎えたパットはスティーヴを先に帰し、ジェームズと父の牧場に向かった。

 途中、酒に酔ったヘネシー家の息子パック(チャック・コナーズ)たちに喧嘩を仕掛けられたが、ジェームズは彼らを相手にしなかった。パットの父テリル少佐は、大地主ルーファス・ヘネシー(バール・アイヴス)と、勢力を二分し合っていた。2人が、共に目をつけている水源のある土地ビッグ・マディを、町の学校教師でもあるパットの親友ジュリー・マラゴン(ジーン・シモンズ)が所有していた。彼女は一方が水源を独占すれば必ず争いが起こると考えて、どちらにも土地を売ろうとしなかった。

 少佐は娘の婚約者への乱暴に対して、ヘネシーの集落を襲い復讐した。そんな少佐の行為にジェームズは、相いれないものを感じた。


(上は水源を見せたジュリーとマッケイ)
 
彼は争いの元になっている土地ビッグ・マディを見聞し、女主人ジュリーにも会った。そして、中立の立場で誰にでも水を与え、自分でこの地に牧場を経営したいと申し出た。ジュリーはこの説得に応じ、二人は売買契約をかわすに至った。

一方、血気にはやるパットと少佐には、慎重なジェームズの態度が不満だった。水源地ビッグ・マディを手に入れるため、少佐に対抗するため、ヘネシーはジュリーを監禁する暴挙に出た。ジェームズはメキシコ人牧童の案内で、ヘネシーの元に単身のりこみ、水源は自由にすると明言してジュリーを助け出そうとした。ヘネシーの息子バックは、ジュリーに対する横恋慕からジェームズと決闘したが、卑怯な振舞いから父親に射殺された。~ウイキペディア




 聞いたことあるタイトルの映画だと見入っていたが7割くらい過ぎて過去に観ている!と思ったね(笑)。ところがストーリーを覚えていないので存分に楽しめた。私のブログを探してみたら2011年02月22日に投稿していた(汗)。主なキャストは下、クリックすると拡大します。



 主観(笑)、 主演のマッケイに水源の所有者・ジュリーは、もちろんいい人だが、大地主ルーファス・ヘネシー(バール・アイヴス)こそヤクザの暴れ者かと思って観ていたら、一番男気があり真っ当な人物だと思った。なんでもバール・アイヴスだけが、アカデミー助演男優賞とゴールデングローブ賞 助演男優賞を受賞していたね。
 

 THE BIG COUNTRY/大いなる西部 HD
 
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4 コメント

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偉大な叙事詩 (FUSA)
2024-06-21 13:12:02
この作品が1958年ですよね、まさにハリウッド黄金期50’sの終盤を飾るにふさわしい作品だと思います。
この映画は私が見たあらゆるジャンルの作品の中でもトップクラスと思います。スケールの大きな叙事詩といった印象ですがさすがはウィリアム・ワイラー監督ですね。ワイラー監督とともにプロデューサーの一人でもあるグレゴリー・ペックは主役でありながらよそ者であり、狂言回し的な役割だったと思います。
ちょっと屈折した役柄のチャールトン・ヘストンは他の映画ではあまり見ませんので印象深かったです。カントリー歌手のバール・アイヴスは一世一代の名演技だったと思います。
返信する
Unknown (ごーさん)
2024-06-21 14:01:09
西部劇映画は好きでよく好んで観ています。
西部劇で有名なのは、黒澤明の「七人の侍」を元にした荒野の七人、OK牧場の決斗、シエーン、駅馬車など
数々の作品を見てきましたが、大いなる西部は観たことないのでアマゾンプライムで調べてみることにします
返信する
FUSAさんへ (小父さん)
2024-06-21 16:59:52
>・・・ハリウッド黄金期50’sの終盤を飾るにふさわしい作品だと思います。

うわ~、FUSAさんは、映画公開の頃もう、このような作品に接していたんですか!

>あらゆるジャンルの作品の中でもトップクラスと思います。

そうでしたか。
最初、私はモンゴル草原で遊牧民が暮らすゲルに似た光景をイメージしました。
今でこそ、米国じゅうに大きな都市が出来ているが、こんな時代もあったんだな~と思い浮かべていました。

それをスケールの大きな叙事詩と呼ぶんですね。

ウィリアム・ワイラー監督のwikiに目を通しています。
うひゃっ、「ローマの休日」を撮って「大いなる西部」「ベン・ハー」に「おしゃれ泥棒」でしたか!監督名を全く見ていないもので・・・(汗)。
オードリー・ヘプバーンとシャーリー・マクレーン共演の「噂の二人」って観たいですね。

ああ、本当だ。
製作欄にグレゴリー・ペックの名を見つけました!

>・・・狂言回し的な役割だったと思います。

なるほどですね~。

>屈折した役柄のチャールトン・ヘストンは他の映画ではあまり見ません

なるほど。

>カントリー歌手のバール・アイヴス

うひゃー、よくご存じですね、下を聞いてみました。
       ↓
https://www.youtube.com/watch?v=QuC8DBN3hl0

有難うございました。
返信する
ごーさんへ (小父さん)
2024-06-21 17:35:37
>西部劇映画は好きでよく好んで観ています。

そうでしたか。
昔はジョン・ウェインを代表に映画館でよくやっていましたね。
日本の東映の時代劇みたいな気がします。

>西部劇で有名なのは、黒澤明の「七人の侍」を元にした荒野の七人

これこれ
  ↓
https://blog.goo.ne.jp/goo221947/e/bfb5cd848582b5d6e9585f2c46b81b65

「OK牧場の決斗」は観たことないのかな?
「シエーン」はよく覚えていますが、私のブログ投稿はなかったです。
「駅馬車」は観たかどうかわかりません。

私が、数えきれないほど観ているのが「西部開拓史」です。
      ↓
https://blog.goo.ne.jp/goo221947/e/d8a6239b4f3de097c70f2af8a8fbbf7e

第1話 The Rivers(河、1830年代末)、第2話 The Plains(平原、1850年代)、第3話 The Civil War(南北戦争、1861年-1865年)、第4話 The Railroad(鉄道、1868年)、第5話 The Outlaws(無法者、1880年代末)まであり、4人の監督がそれぞれを受け持ち、それまで様々な西部劇映画に出演したスター級の豪華俳優陣が端役に至るまで数多くキャスティングされています。

私は、高校時代に映画館で観ましたが、シネラマという3台の映写機で横長スクリーンに映し出す方式で
した。

西部劇って我々世代には、本当に魅力的だと思います。

有難うございました。
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