去年の9月10日に観たんだ。ふと、テレビ番組を見ると日曜洋画劇場で放映されるというじゃないか!日頃は見ないコマーシャルも今日は苦にならずに全部流していた。何なんだろうね。高倉健の淡々と展開するストーリーに見入ってしまった。彼こそ、巧い演技を魅せるんじゃーなくって自分の世界に観客を引きずりこんでしまうのじゃーないだろうか。
映画館で観た時は、草なぎ剛、ビートたけし、故・大滝秀治さんなんかがいやに目立ったが、こうしていろんなシーンを懐かしんでストリーを振り返っていると皆、見事に脇役を演じている。やはり健さんの大きさ、やさしさが映画全体を包み込んでいるんだと思う。
あらあら観ていませんでしたか!
世界陸上かな?(笑)
>・・・映画でも同じ雰囲気のようなきがしますが
演技をされているとしたら、目や体でやっているのかな?
高倉健さんの情感は伝わってきますよね。
すごいと思います。
ひょんなことから通りすがりの草なぎ剛主任のもとで佐藤浩市がその部下でイカ?弁当屋のイベントの手伝いを健さんがやらされるんです。
もう、草なぎがづけづけ命令して健さんは必至でイカのわた出しなんかやるわけです。
芝居であってもなかなか出来ないと思いますね。
>今でも帝国ホテルに住んでいらっしゃるのでしょうか
ああ、そうなんですか。
それでこそ似合いますね。
兵庫県の竹田城跡は田中裕子、高倉健の思い出の地なんです。
天空の城は昔むかし会社の車から見上げたことしかないんです。
山友にも行くことを持ちかけてはいるんですが、登るにはちょっと低いので行かずじまいです。
残念ながらまだ観れていませんが、この配役だけで感動間違いないだろうなと思います。
高倉健さんって、正直どの映画でも同じ雰囲気のようなきがしますが
存在感があるんですよね。
他の誰でもない健さんしかだめという気持ちにさせられます。
ただ最敬礼をするだけで、胸にじ~んと来る俳優さんって早々いらっしゃらないと思います。
今でも帝国ホテルに住んでいらっしゃるのでしょうか。
最後の本物の「映画スター」だと思います。
ところで、この小さな写真にあるロケ地は竹田城跡でしょうか。
小父さんは行かれたことがおありですか?
そうですね。
日本ではあまり話題ならなかった、この前の作品『単騎、千里を走る。』には、映画とその高倉健氏の制作への情熱には感銘を受けたものです。
今、日中間がどやこやと言っていますが、この映画を撮った中国雲南省に言ったら彼は英雄どころは神様みたいな扱いを受けると思います。
『あなたへ』も上の撮影風景を見るかぎり、地元の歓迎と高倉氏の謙虚な態度に皆感動したことでしょう。
故・大滝秀治さんとの撮影が終わった時も高倉氏は大滝に深々と頭を下げて涙まで浮かべているドキュメンタリーがテレビでありましたが、いろんな資料を見ていたら、高倉主演、大滝脇役という作品が若い頃からたくさんあるんですね、それにも驚きました。
ビートたけしとは今回が初めての共演だと想像しますが、撮影の合間がとても楽しかったようでテレビドキュメントではたけしに対していやにふざけていましたね。
>・・・圧倒的な存在感です。
いやいや、いろんな世界を含めてそんな人って少なくなりましたね。
>・・・2日間何も食べないで臨んだといいます
そうなんですか!演技をするのにみんな努力するんですね。
次回に観る時、その部分に注目しておきます(笑)
>共演の田中裕子は大好きですね、
彼女、この作品の1年前くらいに、浅田次郎の原作で日中合作のテレビドラマ『蒼穹の昴』で西太后を演じていたんですね。
ほとんどが中国人の俳優の中で、その威厳や非情さなど堂々としていてずっと見続けていたのですが、西太后の仕打ちなどが見ていられないような芝居をやっていました。
ところが、この『あなたへ』では可愛く演じきるので大したものだと感心したものです。彼女、刑務所の慰問でまた兵庫の竹田城で素朴な童謡を唄うんですが、それが何とも言えない良さがありました。
最後の伝説に残る俳優かも知れませんね。
寡黙、律儀という男としてのエピソードは数多く、圧倒的な存在感です。
これほど自分の持ち味を俳優として100%発揮してきたのは希有でしょう。
「幸せの黄色いハンカチ」で、刑務所を出所した直後に食堂で、ビールを飲み干し、ラーメンとカツ丼を食べるシーンではこのために2日間何も食べないで臨んだといいます。
共演の田中裕子は大好きですね、久しぶりに観てみたいです。