源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

頌歌042 大空の-晶子

2008年12月31日 | 頌歌
頌歌042_2008-1231 与謝野晶子

大空の日の光さへつくる世の
やうやく近きここちこそすれ


(晶子源氏 41幻)

【編者注】「幻」の巻と「匂宮」の巻の間の「雲隠」の巻は、巻名だけ残存するが、晶子はこれにも次の一首を捧げている。ここでは紹介だけに留める。
  かきくらす涙か雲かしらねども
  ひかり見せねばかかぬ一章