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源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

22玉葛04 年をへて

2008年03月30日 | 21乙女~24胡蝶
源氏物語歌集 340
巻二十二 玉葛 04 乳母

    年をへて 祈る心の たがひなば
    鏡の神を つらしとや見む


2008-0330-ysg340
Kad04-125

□あれにもあらねば、返すべくも思はねど、女どもに詠ますれど、
(女)「まろはまして物も覚えず」とて居たれば、いと久しきに思ひわびて、
うち思ひけるままに、 (乳母)「年を・・・見む」 と、・・・□

22玉葛03 君にもし

2008年03月29日 | 21乙女~24胡蝶

源氏物語歌集 339
巻二十二 玉葛 03 監

    君にもし こころたがはば 松浦なる
    鏡の神を かけて誓はむ


2008-0329-ysg339
Kad04-124

□その日ばかりといふに、「この月は季の果なり」など、田舎びたる事を言ひのがる。
下りて行くきはに、歌よままほしかりければ、やや久しう思ひめぐらして、
(監)「君に・・・はむ ・・・□


22玉葛02 来し方も

2008年03月28日 | 21乙女~24胡蝶
源氏物語歌集 338
巻二十二 玉葛 02 乳母妹娘

    来し方も 行方も知らぬ 沖に出でて
    あはれいづくに 君を恋ふらむ


2008-0327-ysg337
Kad04-119

□(乳母姉娘)船人・・・ゆる
ひなの別れに、おのがじし心をやりていひける。
 金の御崎過ぎて、「われは忘れず」など、世とともの言ぐさになりて、・・・□

22玉葛01 船人も

2008年03月27日 | 21乙女~24胡蝶
源氏物語歌集 337
巻二十二 玉葛 01 乳母姉娘

    船人も たれを恋ふとか 大島の
    うら悲しげに 声の聞ゆる


2008-0327-ysg337
Kad04-119

□・・・、かへる波もうらやましく、心細きに、ふなごどもの荒々しき声にて、
「うら悲しくも遠く来にけるかな」と、謡ふを聞くままに、
二人さし向ひて泣きけり。 (乳母姉娘)船人・・・ゆる ・・・□
【編者注】依拠本(角川版)に以下二首の設定作者がない。小学版『日本古典文学全集 源氏物語3』に、「二人」とは「乳母の娘たち。次の二首の和歌も、姉妹の詠。ただし、少弐夫婦の歌とする説もある。」 岩波版『新 日本古典文学大系 源氏物語二』脚注では、「乳母の娘は二人。次の歌もその二人の詠作。」 新潮版『日本古典集成 源氏物語三』も、姉妹の歌とする。以後、依拠本の空白は編者(悠山人)が充足しておく。

21乙女16 風に散る

2008年03月26日 | 21乙女~24胡蝶
源氏物語歌集 336
巻二十一 乙女 16 紫の上

    風に散る 紅葉はかろし 春の色を
    岩根の松に かけてこそ見め


2008-0326-ysg336
Kad04-115

□若き人々、御使もてはやすさまどもをかし。御返りは、
この御箱のふたに苔敷き、巌などの心ばへして、五葉の枝に、
(紫の上)「風に・・・見め」□

21乙女15 心から

2008年03月25日 | 21乙女~24胡蝶
源氏物語歌集 335
巻二十一 乙女 15 中宮

    心から 春待つ園は わが宿の
    もみぢを風の つてにだに見よ


2008-0325-ysg335
Kad04-115

□さる所に侍ひなれたれば、もてなし有様、ほかのには似ず、
好ましうをかし。 御消息には、
(中宮)「心か・・・見よ」□

21乙女14 うぐひすの

2008年03月24日 | 21乙女~24胡蝶

源氏物語歌集 334
巻二十一 乙女 14 主上

    うぐひすの 昔を恋ひて さへづるは
    木伝ふ花の 色やあせたる


2008-0324-ysg334
Kad04-108

□(蛍宮)「いに・・・らぬ」
あざやかに奏しなし給へる、用意ことに、めでたし。取らせ給ひて、
(主上)「うぐ・・・たる」 と宣する御ありさま、こよなくゆゑゆゑしくおはします。□


21乙女13 いにしへを

2008年03月23日 | 21乙女~24胡蝶
源氏物語歌集 333
巻二十一 乙女 13 蛍宮

    いにしへを 吹き伝へたる 笛竹に
    さへづる鳥の 音さへ変らぬ


2008-0323-ysg333
Kad04-108

□(源氏)「九重・・・の声」
帥の宮と聞えし、今は兵部卿にて、今の上に御かはらけ参り給ふ。
(蛍宮)「いに・・・らぬ」□

21乙女12 九重を

2008年03月22日 | 21乙女~24胡蝶
源氏物語歌集 332
巻二十一 乙女 12 源氏

    九重を かすみへだつる すみかにも
    春とつげくる うぐひすの声


2008-0322-ysg332
Kad04-108

□(源氏)「鶯の・・・れる」
院の上、
(源氏)「九重・・・の声」□

21乙女11 鶯の

2008年03月21日 | 21乙女~24胡蝶
源氏物語歌集 331
巻二十一 乙女 11 源氏

    鶯の さへづる声は むかしにて
    むつれし花の かげぞかはれる


2008-0321-ysg331
Kad04-108

□・・・、昔の花の宴のほど思し出でて、院の帝、「またさばかりの事見てむや」と、
宣はするにつけて、その世の事あはれに思し続けらる。舞ひはつる程に、大臣、
院に御かはらけ参り給ふ。 (源氏)「鶯の・・・れる」□