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源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

51浮舟13 水まさる

2009年06月06日 | 49宿木~52蜻蛉
源氏物語歌集 746
巻五十一 浮舟 13 薫

    水まさる をちの里人 いかならむ
    晴れぬながめに かきくらす頃


2009-0606-ysg746
Kad10-056

□・・・、はしがきに、
(薫)「水ま・・・す頃
常よりも、・・・□

51浮舟12 ながめやる

2009年06月05日 | 49宿木~52蜻蛉
源氏物語歌集 745
巻五十一 浮舟 12 匂宮

    ながめやる そなたの雲も 見えぬまで
    空さへくるる 頃のさびしさ


2009-0605-ysg745
Kad10-055

□つきせぬ事ども書き給ひて、
(匂宮)「なが・・・しさ」
筆にまかせて書き乱り給へるしも、・・・□

51浮舟10 峰の雪

2009年06月03日 | 49宿木~52蜻蛉
源氏物語歌集 743
巻五十一 浮舟 10 匂宮

    峰の雪 みぎはの氷 踏みわけて
    君にぞまどふ 道はまどはず


2009-0603-ysg743
Kad10-052

□・・・、あはれ多う添へて語り給ふ。
(匂宮)「峰の・・・はず
木幡の里に馬はあれど」など、・・・□

51浮舟09 橘の

2009年06月02日 | 49宿木~52蜻蛉
源氏物語歌集 742
巻五十一 浮舟 09 浮舟

    橘の 小島の色は 変はらじを
    このうき舟ぞ ゆくへ知られぬ


2009-0602-ysg742
Kad10-050

□女もめづらしからむ道のやうにおぼえて、
(浮舟)「橘の・・・れぬ」
折から、人のさまに、・・・□

51浮舟08 年経とも

2009年06月01日 | 49宿木~52蜻蛉
源氏物語歌集 741
巻五十一 浮舟 08 匂宮

    年経とも 変らむものか 橘の
    小島のさきに 契る心は


2009-0601-ysg741
Kad10-050

□・・・、千年も経べき緑の深さを」と宣ひて、
(匂宮)「年経・・・心は」
女もめづらしからむ道のやうにおぼえて、□

51浮舟07 絶え間のみ

2009年05月30日 | 49宿木~52蜻蛉
源氏物語歌集 740
巻五十一 浮舟 07 浮舟

    絶え間のみ 世にはあやふき 宇治橋を
    朽ちせぬ物と なほ頼めとや


2009-0530-ysg740
Kad10-046

□いま見給ひてむ」と宣ふ。
(浮舟)「絶え・・・とや」
さきざきよりもいと見捨てがたく、・・・□

51浮舟05 涙をも

2009年05月28日 | 49宿木~52蜻蛉
源氏物語歌集 738
巻五十一 浮舟 05 浮舟

    涙をも 程なき袖に せきかねて
    いかに別れを とどむべき身ぞ


2009-0528-ysg738
Kad10-040

□女も、限りなくあはれと思ひけり。
(浮舟)「涙を・・・身ぞ」
風の音もいと荒らましく、・・・□

51浮舟04 世に知らず

2009年05月27日 | 49宿木~52蜻蛉
源氏物語歌集 737
巻五十一 浮舟 04 匂宮

    世に知らず 惑ふべきかな さきに立つ
    涙も道を かきくらしつつ


2009-0527-ysg737
Kad10-040

□・・・、え出で給はず。
(匂宮)「世に・・・つつ」
女も、限りなくあはれと思ひけり。□