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源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

44竹河04 をりからや

2008年12月28日 | 41幻~44竹河
源氏物語歌集 598
巻四十四 竹河 04 内の人(女房)

    をりからや あはれも知らむ 梅の花
    ただかばかりに 移りしもせじ


2008-1228-ysg598
Kad08-063

□・・・、内の人の返し、
(内の人(女房))「をり・・・せじ」
あしたに、・・・□

44竹河03 人はみな

2008年12月27日 | 41幻~44竹河
源氏物語歌集 597
巻四十四 竹河 03 蔵人少将

    人はみな 花に心を うつすらむ
    ひとりぞまどふ 春の夜のやみ


2008-1227-ysg597
Kad08-062

□・・・、あぢきなうぞ恨むる。
(蔵人少将)「人は・・・やみ」
うち嘆きて立てば、・・・□

44竹河02 よそにては

2008年12月26日 | 41幻~44竹河
源氏物語歌集 596
巻四十四 竹河 02 薫

    よそにては もぎ木なりとや 定むらむ
    下に匂へる 梅の初花


2008-1226-ysg596
Kad08-059

□口はやしと聞きて、
(薫)「よそ・・・初花
さらば袖ふれて見給へ」など言ひすさぶに、・・・□

44竹河01 折りて見ば

2008年12月25日 | 41幻~44竹河
源氏物語歌集 595
巻四十四 竹河 01 宰相の君(上臈)

    折りて見ば いとど匂ひも まさるやと
    少し色めけ 梅の初花

2008-1225-ysg595
Kad08-059

□・・・、よみかけ給ふ。
(宰相の君(上臈))「折り・・・初花」
口はやしと聞きて、□

43紅梅04 花の香を

2008年12月24日 | 41幻~44竹河
源氏物語歌集 594
巻四十三 紅梅 04 匂宮

    花の香を にほはす宿に とめゆかば
    色にめづとや 人の咎めむ


2008-1224-ysg594
Kad08-049

□・・・、さすがに御心ときめきし給ひて、
(匂宮)「花の・・・やは」
など、なほ心とけずいらへ給へるを、・・・□

43紅梅03 本つ香の

2008年12月23日 | 41幻~44竹河
源氏物語歌集 593
巻四十三 紅梅 03 紅梅大納言

    本つ香の にほへる君が 袖ふれば
    花もえならぬ 名をや散らさむ


2008-1223-ysg593
Kad08-049

□・・・、また、
(匂宮)「花の・・・やは」
と、「すきずきしや。・・・□

43紅梅02 花の香に

2008年12月22日 | 41幻~44竹河
源氏物語歌集 592
巻四十三 紅梅 02 匂宮

    花の香に 誘はれぬべき 身なりせば
    風のたよりを 過ぐさましやは


2008-1222-ysg592
Kad08-048

□・・・、なほざりなるやうにて、
(匂宮)「花の・・・やは」
さて、・・・□

43紅梅01 心ありて

2008年12月21日 | 41幻~44竹河
源氏物語歌集 591
巻四十三 紅梅 01 紅梅大納言

    心ありて 風のにほはす 園の梅に
    まづ鶯の とはずやあるべき


2008-1221-ysg591
Kad08-046

□・・・、聞こえおかさむかし」とて、
(紅梅大納言)「心あ・・・べき」
と、くれなゐの紙に若やぎ書きて、・・・□

42匂宮01 おぼつかな

2008年12月20日 | 41幻~44竹河

源氏物語歌集 590
巻四十二 匂宮 01 薫

    おぼつかな 誰に問はまし いかにして
    初も果も 知らぬ我が身ぞ


2008-1220-ysg590
Kad08-030

□・・・、ひとりごたれ給ひける。
(薫)「おぼ・・・身ぞ」
いらふべき人も無し。□

【編者注】巻四十二の巻名は、依拠本では、「匂兵部卿」。


41幻26 もの思ふと

2008年12月19日 | 41幻~44竹河
源氏物語歌集 589
巻四十一 幻 26 源氏

    もの思ふと 過ぐる月日も 知らぬ間に
    年もわが世も けふやつきぬる


2008-1219-ysg589
Kad07-195

□・・・、よろづに忍びがたし。
(導師)「ちよ・・・ぬる」
ついたちの程のこと、・・・□