早咲きの桜が咲いています。
車窓を流れる風景が、暖かな陽射しに浮かび上がる。
それでも、早朝の外気は冷たい。
玄関を出ると、身体がキュッとなります。
「行きたくないよ」
心の中で、僕はつぶやく。
着ぶくれをした家内。
僕も防寒着を着たい。
でも・・・
「お坊さんは、毎日が修行なんだから、
薄着じゃなきゃ、だめ」
「人が見ているのよ。
頑張っていますって、アピールしなくちゃ」
あったかそうにしている君が、
なぜか僕は、腹立たしい。
はげ頭に手をやると、凍ってしまいそう。
キンキンに冷えていますよ。
指先も痛い。
どうにかしてください。
「仕方がないわね。
これでも入れていなさい」
手渡された物体を見て、言葉が出ませんでした。
使い捨てカイロ・・・。
君は、こんなものまで使っているの。
馬鹿正直な自分が情けない。
お坊さんだって、厚着がしたい。
そんなことを思う、今日この頃。
車窓を流れる風景が、暖かな陽射しに浮かび上がる。
それでも、早朝の外気は冷たい。
玄関を出ると、身体がキュッとなります。
「行きたくないよ」
心の中で、僕はつぶやく。
着ぶくれをした家内。
僕も防寒着を着たい。
でも・・・
「お坊さんは、毎日が修行なんだから、
薄着じゃなきゃ、だめ」
「人が見ているのよ。
頑張っていますって、アピールしなくちゃ」
あったかそうにしている君が、
なぜか僕は、腹立たしい。
はげ頭に手をやると、凍ってしまいそう。
キンキンに冷えていますよ。
指先も痛い。
どうにかしてください。
「仕方がないわね。
これでも入れていなさい」
手渡された物体を見て、言葉が出ませんでした。
使い捨てカイロ・・・。
君は、こんなものまで使っているの。
馬鹿正直な自分が情けない。
お坊さんだって、厚着がしたい。
そんなことを思う、今日この頃。