僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

白羽の矢

2019年06月10日 | 日記
月忌回向でのことです。

午前8時20分に、最初のお徳の到着しました。
すると、奥様が車にかけよてきました。

僕に何か用事があるのかな?
私は当然のように、そう思いました。

でも、檀家さんは、私を素通りして、

「奥さん、月忌回向の後、
 私を病院まで、車で送ってくれない?」

えっ・・・。
私と家内は、一瞬、意味が分かりませんでした。

聞けば、昨日お嬢さんの車で、ドライブをしていると、
長時間車に乗っていたので、持病の腰痛が悪化したとのこと。

お嬢さんは別居で、今は仕事中です。
だから、私・・・いや、家内に白羽の矢が立ちました。

ここは一発、サービス精神を発揮して、
どこへでも、お連れしましょう.

次のお宅の、通り道です。

病院は、午前受付。
午後には、関東地方に住む息子さんが帰郷します。

「どこかに連れて行ってあげる」
と、やさしい息子さんは言ってくれます。

でも、これじゃ、ちょっと無理みたい。

病院の玄関で檀家さんと、お別れしました。
お大事に。

子供さんがやさしい家庭・・・。
ちょっと、うらやましくなりました。

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