郷里の、月忌回向のお手伝いに行きました。
朝早くにお寺を出て、九州へ向かいます。
高速で、1時間30分の道のりです。
外回りをしていると、どうしてもトイレに行きたくなります。
寒くなると、回数が増えていきます。
檀家さんのお宅でお借りすればよいのでしょうが、
これが、なかなか頼みずらいものです。
朝1番のお宅を辞した後、トイレに行きたくなりました。
確か、坂に上の公衆トイレがありました。
そこのトイレに行って。
私は、家内に頼みました。
坂の途中に車を停車して、ドアを開けました。
「前後に車がいるから、気をつけて。」
家内が注意します。
改めて見ると、前後に数台の車が停車しています。
その列の中に、私の車はいました。
車の列は、動く気配がありません。
道路工事でもしているの?
「ちがうわよ。
保育園に、子供を預けているのよ。」
車の列からは、子供を抱いた女性が、小走りで次々に建物に入っていきます。
朝の、9時前。
ちょうど、通園時間と重なってしまったようです。
「時間がないから、早くトイレに行ってよ。」
じれったそうに、家内が言います。
でも、この車の列の中。
それも、女性が見ている中で、作務衣を着た、はげ頭のお坊さんが、
公衆トイレに行く姿を想像して、私はおじけづきました。
はずかしいよ。
「何言ってるのよ。
だれも、あなたなんか見ないって。」
私は、前後の車を見ました。
やっぱり、無理だ。
男のプライドが、許さない。
我慢するから、車を出して。
「我慢できるの。
漏らさないでよ。」
私は、首を縦に振りました。
でも、車の列は一向に動きません。
下腹が、痛い・・・。
このままでは、漏らしてしまう。
あぶら汗が出ました。
季節は、冬。
なのに私は、汗まみれ。
羞恥心の中に、顔を隠して、私はトイレに走りました。
朝早くにお寺を出て、九州へ向かいます。
高速で、1時間30分の道のりです。
外回りをしていると、どうしてもトイレに行きたくなります。
寒くなると、回数が増えていきます。
檀家さんのお宅でお借りすればよいのでしょうが、
これが、なかなか頼みずらいものです。
朝1番のお宅を辞した後、トイレに行きたくなりました。
確か、坂に上の公衆トイレがありました。
そこのトイレに行って。
私は、家内に頼みました。
坂の途中に車を停車して、ドアを開けました。
「前後に車がいるから、気をつけて。」
家内が注意します。
改めて見ると、前後に数台の車が停車しています。
その列の中に、私の車はいました。
車の列は、動く気配がありません。
道路工事でもしているの?
「ちがうわよ。
保育園に、子供を預けているのよ。」
車の列からは、子供を抱いた女性が、小走りで次々に建物に入っていきます。
朝の、9時前。
ちょうど、通園時間と重なってしまったようです。
「時間がないから、早くトイレに行ってよ。」
じれったそうに、家内が言います。
でも、この車の列の中。
それも、女性が見ている中で、作務衣を着た、はげ頭のお坊さんが、
公衆トイレに行く姿を想像して、私はおじけづきました。
はずかしいよ。
「何言ってるのよ。
だれも、あなたなんか見ないって。」
私は、前後の車を見ました。
やっぱり、無理だ。
男のプライドが、許さない。
我慢するから、車を出して。
「我慢できるの。
漏らさないでよ。」
私は、首を縦に振りました。
でも、車の列は一向に動きません。
下腹が、痛い・・・。
このままでは、漏らしてしまう。
あぶら汗が出ました。
季節は、冬。
なのに私は、汗まみれ。
羞恥心の中に、顔を隠して、私はトイレに走りました。