えん罪・布川事件 国賠を求めてたたかう夫の傍で

えん罪を晴らし、普通の一市民に戻った夫。二度と冤罪が繰り返されないようにと、新たな闘いに挑む夫との日々を綴ります・・・。

syoujiさんと会ったのは

2006-05-12 | 日記
 keikoさんが初めて、この家にsyoujiさんを連れてきたのはいつだったかな?
その日、ワタシも初めてsyoujiさんに会ったわけだから、びっくりしたよね。
いきなり連れて来るんだもの。
夕方の予定まで時間があるからと、keikoさんが誘ったみたいだった。
ひとり静かに寝ていたところ起こされてしまったワタシは、見慣れない男の人だったから周りをうろうろしてクンクン臭いをかいでしまった。
悪い人ではないと思ったけど、でも気になって、気になって・・・。
子ども達がいなかったのは何故だったんだろう・・・。
Kちゃんは学校?Aくんは仕事だったのかな?

 夏だったかな?秋だったかな?
台風の影響で那珂川が増水していた。
keikoさんが窓際に立って「見て!」とか言っていた。
でも、二人ともなんかぎこちなかった・・・。
syoujiさんは、子ども達の留守の間に来てしまったことを悪いと思っていたようにも思えた・・・。

 この日は、1時間ぐらいでsyoujiさんはまたkeikoさんと出かけていった。
「結婚する」なんて聞いてなかったときだったモン。
気にはなったけど二人が出て行った後、ワタシはまたお昼寝を続行しちゃった。。。

 次にワタシが会ったのは、二人が結婚してから・・・。
ワタシとsyoujiさんの関係が決定的になる事件(ワタシにとっては・・・)が起こったのだ。
          
 

いったい誰に?

2006-05-12 | 日記
 ある年の1月、keikoさんが新年会の受付の手伝いをしたんだ・・・。
その日、帰ってくるなり花も恥らう18の乙女Kちゃんにkeikoさんが言ったんだ。
「お母さん、恋しちゃったみたい!」って。

「ふーん、そう・・・それで?」
Kちゃんは驚きもせずそう答えたような・・・(よく覚えていないャ・・・)

本人はウキウキして
「あのね、今日ね、すっごい不思議な人に会ったの。
 何だかよくわかんないけど、布川事件というので刑務所に29年も入れられていたんだって。
 仮釈放で社会に戻ってきてまだ1年チョットらしいんだけど、それがね、全くそんな暗さを感じさせなくって、すっごく明るい人なの。
 何か、意気揚々としていて、生きてるっていうことがとても嬉しい、楽しいって
 感じだった!」
「あのね、『家に帰ってもひとりだから』って近くの人と話しているの聞いたから、残った料理をパックに詰めてあげたの・・・。でも、話は全然しなかった・・・」

 あの夜のkeikoさん
 異常にハイテンションだったなぁ・・・。

それにしても
いったいkeikoさんの会った人ってどんな人だったんだろう?

そこまでkeikoさんを「元気」にさせた人って・・・

ワタシはコタツで丸くなりながら、耳をピンと立てて聞いていたもんだから
興味深々だったよね~