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えん罪・布川事件 国賠を求めてたたかう夫の傍で

えん罪を晴らし、普通の一市民に戻った夫。二度と冤罪が繰り返されないようにと、新たな闘いに挑む夫との日々を綴ります・・・。

秋が来たけれど・・・

2013-10-07 | 日記
 水撒きを朝に、晩にとやっていたあの暑かった夏が去り、もうすっかり秋・・・。
庭の夏の花も、どこかこの涼しさの中では役目を終えたように見えて来るから不思議だ。
それにしても・・・。
我が家の庭は、ギボウシの葉も落ちて窪みに溜まり、荒れて見える。

 庭作りにあんなに張り切っていたのに・・・。
コスモスも嵐で倒されたまま花をつけてたくましくは見えるが、決して清楚できれい、とは言い難い。
日照時間や植えた花がその位置で適切だったのかなど、いろんなことをもっと考えなければならない。
せっかく新芽を出したくちなしもサザンカも葉をぜ~んぶ虫や毛虫に食べられてしまったし、水はけが思っていた以上に悪く苔を増やしてしまったことも予想外の展開だった。

 時間に追われる生活パターンが戻りつつある中で、何時間でも庭いじりに没頭したい気持ちが満たされず、今は少々気持ちが引き気味・・・。
でも、今日、久しぶりにNHKの園芸ビギナーズや趣味の園芸を観て、少しやる気が戻ってきた。
園芸店の店先の鉢花も目に入った。

 そろそろ秋の庭作りをはじめようと思う・・・。

 

仙台地裁へ

2013-10-07 | 日記
     


 9月27日、仙台地裁に対し、北陵クリニック筋弛緩剤冤罪事件の再審を求める第6回の要請が行われました。

 茨城の会から2474筆の署名を託された私たち女性3人は、千葉、神奈川、東京、栃木、徳島、宮城の会の方たちと現地仙台フォーラス前で合流。
一時間の街頭宣伝で、大勢の市民が行き交う交差点近くでハンドマイクを使って訴え、チラシをまき、署名をお願いしました。
茨城でも慣れた行動でしたが、事件当時の衝撃的なマスコミ報道が市民の脳裏に焼き付いているのか、なかなか「冤罪である」ことが浸透しにくい微妙な雰囲気を感じました。
それでも、署名に応じて下さる方に、「当時の報道を覚えていますか」、
「この事件は、初めから殺人などなかったところを『殺人事件として捜査』が行われてしまったことが発端だったんです」、
「この署名は裁判のやり直しを求める声として、裁判所に届けさせていただきます」など声かけをしました。

 裁判所では、
「全国から本日までに届けられた署名です。一日も早く再審開始を決定するよう裁判長に伝えて下さい」と言って参加者の思いを伝え、11,065筆の署名を担当官に手渡しました。
 宮城の会の鹿又会長が、
「検察は反論できないまま早い結審を希望していると聞いているが、曖昧なまま結審するのは許されない。(再審請求してから)1年7カ月で累計69,972筆になったこの署名の重みに応え、十分な審理の上、必ず再審開始決定を」と訴えました。

 交流会では、茨城からの2,000筆を超える署名をどんな方法で集めたのか、布川事件を勝利させた経験をぜひ聞かせて欲しいなど出され、次回12月20日の要請参加も受けて帰水しました。

 今回の参加で、捜査の誤りで「殺人犯」とされてしまった理不尽さを強く思い、これがすぐ改められないでなぜ「人権先進国」なのか、と政府官僚が国際会議で平然と言った場面を思い返していました。
今月末、千葉刑務所の大助さん面会も予定しています。

「他人事ではなく「自分事」として考えられるかどうか・・・。」

 夫から言われた言葉が私の行動を押してくれています・・・。

キンモクセイの季節

2013-10-07 | 日記




 玄関先のキンモクセイが咲きました。
「金木犀」に特別の思いを持つ夫が、昨年、この家を購入する時、気にいったひとつが、玄関先にキンモクセイが植えられてあったことでした。
夫の深い思いを推し量ることはできませんが、46年前の二十歳の秋、10月10日の夜の「逮捕」から夫の長いたたかいの人生が始まり、今があるのです。
この季節がくるたび、夫は決まって私より早くキンモクセイの香りに気付き、話題にして来ました。
そして、今年も・・・。
早朝、新聞を取るために玄関を開けた瞬間、私もその香りに迎えられ思いに耽ってしまいました。
夫は、今日は救援会の北海道本部大会へ。明日、帰ってくる予定です。

      
 一枝折って、お仏壇に・・・。






守大助さん支援水戸駅宣伝

2013-09-15 | 日記
 12日夕方、水戸駅頭で「守大助さん支援宣伝」を行いました。
13名で35筆♪
少ないときには、一桁しか集まらないときもあるので、35筆は元気の出る成果でした。
夫も久しぶりに参加。
夫の話を立ち止まってじっと聴いていた男子高校生。
すぐに署名板を持っているメンバーに近づき、署名をしてくれました。
そして、近くの仲間にも声をかけてくれ、ちょっとした高校生の人だかりができました。

 あとでメンバーに聞いた話。
「自分も、警察で『イヤナ思い』をした、と話していた」とのこと。

夫の、
「自分は、昔、チンピラでした。当時は、警察がウソをつくなんて思ってもいませんでした」の話が耳に入ったのかな・・・。



         
                
               

                        

北陵クリニック事件大学習会(7/27)をあらためて振り返る

2013-09-15 | 日記
元同僚の篠原さん(当時看護助手・看護学生)がいったいどんなお話をされるのか、私はとても強い関心を持って学習会に臨みました。
 それは、私自身長く医療機関で看護助手として仕事をしてきて、多少なりとも手術室での薬剤や機器の管理、看護職員の各業務、医療従事者の指示系統など知っていたため、

そもそも医療関係者が「動機もなく大量殺人」など本当にするだろうか?
筋弛緩剤が使われたとするならその管理はいったいどうなっていたのか?
管理者の責任は?
患者さんの急変の原因が、医療事故、過誤の点から捜査はされなかったのかなどなど、疑問がいっぱいだったからです。

 私は、山口正紀さん(ジャーナリスト)の解りやすい進行と篠原さんの体験された真実の報告に、息をのむように聞き入りました。

 その内容は、患者さんA子ちゃんの急変の原因が、医師の間でも説明ができない状態にあったとき(当時症例があまり医療現場でも浸透してなかった「ミトコンドリア・メラス」による急性脳症であった、と弁護団が証明・主張している)、宮城県警が初めから「筋弛緩剤混入殺人事件」として捜査を開始し、誤った捜査方針の下「守大助犯人」を作り上げてしまったとのこと。

 そして、当時のマスコミも、警察発表の情報を鵜呑みに大々的に宣伝し、えん罪に加担して行ったということを知りました。

 篠原さんは、
「守さんが犯人であることを前提とした『悪い情報ばかり』」を刑事から強要され、本当のことを言っても聞いて貰えなかった」と話されました。
調書を読んで確認された時、自分の言ったことと違って書かれていて、訂正をお願いしても聞いてもらえず、押し問答を何回もした、とも。
被疑者でもないのに長時間拘束され、執拗な事情聴取を受け、一度だけ納得のいかないまま「判を押してしまった」ことが、守さんの有罪に影響したのではないかと、現在も苦しんでおられました。
また、職場の仲間も、それぞれが事情聴取され、警察の誘導で「警察の意のまま」に供述させられた人がいる、と。

 今回のお話で「守大助さんは全くのえん罪被害者である」ことに私自身確信に至りました。
本当なら、裁判の中で、真実が明らかにされ、大助さんは「無罪」になるはずでした。
でも、そうならなかった。
検察が「有罪立証」を強硬に推し進め、事件の無かったところに幻の事件を作り、証拠の不十分さや大助さんの無実の叫びがあったにも拘らず、裁判官は誤った判決を下してしまったのです。
この事件は、裁判所の責任も問われるべき大きな問題です。

 こうした経過から、「殺人犯」とされた大助さん本人、ご家族の無念さを思うと、本当に胸が苦しくなります。
裁判所に対し、一日も早く「再審」を認めるよう要請を強めていかなければ、と強く思う学習会でした。

気まぐれなナビ

2013-09-14 | 日記
 1か月ぐらい前になるだろうか?
車のナビのタッチパネルが利かなくなり、目的地設定ができなくなった。

 いつも世話になっている修理工場にみてもらったら、
「駄目ですね。シンじゃいましたね」と、若い工員が言った。
「純正のナビのため、修理の見積もりのために日数もかかりますが、どうしますか?修理代もいくらになるか・・・。結構、これって故障が多いんですよね」なんて言う。
え~!?「純正」だよ!!そんなもんなの?!お宅でつけてもらったんですよっと大きな声でいえずにぶつぶつ・・・。

 通常の画面は出るので、遠出しなければいいし、まっ、いいか、とほおっておいたら、夫がある日
「ナビ、めざめたぞ!」と言って来た。
私が触ると、また、動かない。
それで、あきらめていたら、やっぱり、ここにきて遠出しなければならない状況になった。
片道100キロ、目的地までナビなしでは自信がないのでネットで調べ、一応それなりの準備もした。

 だけど、「もしかしたら・・・」と前日に恐る恐る、「自宅」をタッチしたら、反応した!
「大丈夫だ!」と確認して就寝。

 翌朝、夫に「やってみて」と頼んだら・・・。ちゃんと目的地設定ができた!!  
同乗者がいただけに、運転を買って出た私は、
「とりあえず、目的地まで無事に案内して!」と祈るような気持ちで出発。
帰りも問題なく、帰途につけた。

 でも、今日は、また、『寝てしまった』・・・・。
あ~ァ・・・。

でも、当分、この「ナビ」のご機嫌伺いしながら乗り続けようと思う。
それもタノシミ・・・

美人の湯の効果あり!

2013-09-02 | 日記
 群馬県小野上温泉に行って来ました。
布川国賠事務局の親睦会と守大助さん支援する関東連絡会の交流会があったのです。

・・・で、
帰宅して、あれ?いつもと違う!って思いました。
お肌がつるつるなんです!
顔も、腕も、体も!

 すっご~い!!

そう言えば、「美人の湯」って書いてあったような・・・。

今夜も泊まっている夫に、
「温泉水、ペットボトルに入れて貰ってきて」って、頼もうかな・・・。

「誤捜査」が守大助さんを殺人犯にし、無期懲役刑に!

2013-08-20 | 日記
7月27日、青少年会館には、医療関係者を含む約60名の参加があり、大学習会は、ジャーナリストの山口正紀さんが、
事件、捜査、裁判の経過を説明しながら、
守大助さんと一緒に働き、参考人として警察の取り調べを受けた元同僚篠原幸子さんの体験を織り込むという形で進められた。

 その真実の報告に参加者が息をのむように聞き入りました。
クリニック内で起きた患者さんの急変が、
患者さん自身の病気が原因か、また医療過誤ではないかの視点から捜査されることなく、
初めから筋弛緩剤殺人事件として捜査され、担当した守さんを犯人とする異常な状況だったといいます。
否認しているにも拘らず、「犯人逮捕」のマスコミの過熱報道が続く中、
篠原さんは
「守さんが犯人であることを前提とした『悪い情報ばかり』」を刑事から強要され、本当のことを言っても聞いて貰えなかったと言います。
そして、「裁判も全く公正なものではなかった」と。

「こんなことあっていいのか!?何とかしなければ!!」と会場から声があがりました。
間違った捜査、間違った裁判で「無期懲役刑」を受け、現在千葉刑務所に収監されている守大助さん(42歳)。
私も、この理不尽な現実から一日も早く守さんを救い出さなければ!と、布川事件と同様、えん罪がどれだけ明らかになっても、誰も責任を問われず、繰り返されている現実に改めて強い怒りを覚えました。

 この会場で、守る会会員が5名増え、救援会会員も1名、入会約束が1名、さらに参加者が帰宅後家族に話してくれ「家族が入会しますので申込書を届けて下さい」という嬉しい電話が県本部に入りました。

さらに支援の輪が広がるきっかけとなる学習会でした。

なるべく早い機会に、千葉刑務所の大助さんに面会に行ってこようと思います。

水戸で「北陵クリニック筋弛緩剤事件」大学習会

2013-07-24 | 日記
普通に准看護士として勤務していて、
たまたま、その時の担当した患者さんが急変し、死亡に至ってしまった。
その急変の原因、病名の特定ができなかったとき、どのような調査がされるのだろうか?

医師はどう対応したのか?
指示は?
看護師は?
看護記録は?

通常は「医療過誤」として取り扱われるのではないか・・・。
それなのに、いきなり「殺人事件」として捜査が始まり、あげくは、その担当した看護師が関わったときに「亡くなられた」過去の患者さんなで次々と上げられ、「大量殺人事件」として捜査は進んでいく。
動き出したベルトコンベアーは、担当した看護師の「自分はやっていない。指示通り、通常の看護師としての仕事をしただけ」の無実の叫びを黙殺し、警察はマスコミに情報を流し、マスコミはここぞとばかりにその看護師を「殺人鬼」呼ばわりで報道を加熱していく・・・。

私たちの記憶にしっかりと残っている、あの時の報道。
そしてそれを観ていた私自身も、それが真実だったように当時は受け入れていた。

 しかし、その当事者「守大助さん」は、あれからずっと「無実」を訴え続けていた。
それでも裁判所は彼の無実の訴えを退け「無期懲役」を言い渡した。

何を持って裁判所がそのような判断に至ったか?
それが、警察、検察が作ったストーリーに基づく「ねつ造した証拠(鑑定書)」であったとしたら、二重、三重の罪を犯したのは捜査陣のほうで守さんは全くのえん罪被害者となる。

私は、この事実を知れば知るほど、「こんなことは決してあってはいけない。守さんは、すぐにも釈放されるべき」と思った。
しかし、裁判のやり直しは依然として行われようとしない。
相変わらず、検察がでたらめな主張を繰り返し、裁判所がそれを認めてしまっている。
でも、裁判だけではなかなか勝てないのは、布川事件で実証済み。
多くの世論の後押しを必要とする。
だから私たちは支援する会を作って応援する。
すでに全国に34もの支援する会(守る会)ができていると言うが、今回は茨城の会が「大学習会」を計画した。
もっともっとこの真実を広げて力に変えて行かなければならないから。
いよいよ7月27日、
その「大学習会」が行われる・・・。

だれでも参加できるので、たくさんの人たちに参加していただきたいと思う。

                 

 



明日いよいよ投票日

2013-07-20 | 日記
 今回の参院選ほど、自分の中で争点が明らかになった選挙はなかった。
それだけに、明日の結果がまた今までになく気にかかる。
国民は、どんな選択をするのだろうか。

ふたたび訪れた、日本の岐路となるだろうと言われている今回の選挙。
憲法、原発、TPP、外交、被災地の復興、雇用、医療、福祉、貧困の格差、司法改革・・・。
いのちとくらし、平和、民主主義、人権、・・・・。

明日は、選挙権の戻った夫と一緒に投票所に行く、二度目の選挙です・・・。