れいな日記《Reina- diary》

複数画像で北茨城市の歴史、観光、ニュースなどをお伝えし「北茨城市」を勝手に応援しています。

創作古布ハンドキルト個展 ー茨城県天心記念五浦美術館ー 北茨城市

2008-03-12 | ローカルニュース
優秀賞を受賞した作品・作品名「向日葵の花」
ー当作品に対する作者の思いー
私が目指すキルトな自然をテーマに四季折々の美しさ、輝きを布の状態に合わせた作品。
この向日葵の花の晩夏の頃まだ太陽が照りつけるときの、多くの実をつけた力の強さ、情熱ある魅力を創作古布ハンドキルト作品に仕上げました。

新たな命を古布に吹き込む
ー常陸太田市のキルト作家・佐藤のり子さんー
1月に東京ドームで開催された日本最大のキルトの祭典「東京国際キルトフェスティバル2008」で常陸太田市の佐藤のり子さん(57)が「第7回日本キルト大賞」の優秀賞を受賞した。地元の自然をモチーフに、古布を使って仕上げた作品で、独創性が高く評価された。16日(日)まで北茨城市大津町の茨城県天心記念五浦美術館展示室Cで「創作古布ハンドキルト個展(作品19点)」を開催している。<入場無料> (3/12付週刊「茨城朝日」記事から)

以下数点紹介↓

作品名「かぐや姫」
ー当作品に対する作者の思いー
昔の職人技が光る時代縮緬の珍重する打掛着物
「優美な模様、見事さ」に熱い想いが‥ <作者の必然の目が光る> いま、たった<これだけになった布の数々> 布の命が絶えぬまに‥。


作品名「睡蓮(パノラマ)」
ー当作品に対する作者の思いー
初めてのパノラマ作品です。
初夏の湖沼に白や黄色など水面から背高く伸びた睡蓮の花が見事に咲き誇り、その下の水面には、空気の泡が輪を描く湖沼に見とれていると晴天の空の彼方にそびえる富士山の姿が背景にあった旅の思い出からのものです。


作品名「こだま(木霊)」
ー当作品に対する作者の思いー
滝川渓谷の清流と紅葉の錦秋風景 <東北の最南端の秘境(矢祭山)>
巨大な奇岩や自然の老木が生茂り、全長3kmにわたり<滝また滝>の渓谷美と爽やかな滝の爆音が訪れる人に‥。


作品名「里の秋」
ー当作品に対する作者の思いー
故郷の金砂郷の地に根を張る柿木。
残り少なくなった柿の葉と熟した実が冬へ変わり行く晩秋の青空に向かって語りかけている声が聞えてくるような‥。
真っ赤に燃える山 黄金に輝く山 
そんな心安らぐ風景に心打たれて作品にした。


作品名「かぼちゃ」
ー当作品に対する作者の思いー
私の大好きな味覚! 早く夏を感じながらいただく美味しさは格別です。
この作品づくりも一針ひと針が思うように進まず、指ぬきが幾度も落ちてしまい‥思い出が沢山ある作品となりました。


作品名「つわぶきの花」
ー当作品に対する作者の思いー
暖かいポカポカ陽気にさそわれて夏の間に蓄えた沢山の養分から元気な新芽をのぞかせる優しさがある好き花です。この花に何げない優しさを表現するのに工夫した作品です。


作品名「無限」
ー当作品に対する作者の思いー
ご僧衣の素材と母の古き着物に思いを込めて、この正絹織の古き袈裟○のご法衣を得られたことに心から感謝し、また亡き母が残してくれた古き着物に思いを込め(ご僧衣と古布)を組み合わせ、限りなきお礼の心で作品を仕上げました。


撮影するには暗めな個展会場
会場内は、撮影禁止となっていますが、許可を得て撮りました。但し、フラッシュは使用しませんでしたので、暗めの画像かと思います。