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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

慌てなくてもいいのに…

2012年07月23日 22時30分11秒 | バス運転士

昨夜7時半頃、某駅へ向かっている途中のバス停で、ある女性から「土日切符ください」と言われた。ついつい、スキー場や遊園地などの“一日券”をイメージして、「こんな時間に買ってもったいない!」と思ってしまいがちだが…

単純にバスや電車を乗り継いで往復すれば、最低でも800円(現金精算)かかるところ、600円で行って帰って来れるのだから… そういう人にとっては十分に利用価値があるということなのだ。

さて、私が会社のカバンから一枚の土日切符を取り出し… 彼女はアタフタと大きな財布から百円玉を… 「トン! キン! コロコロコロ… パタッ」と落としてしまった。そんなに慌てなくてもいいのに…

彼女はすぐに百円玉を拾い上げ、あと500円を… を… を… どうやらなかったようで、千円札を出してきた。私は“お釣り専用小銭入れ”から… から… から… 「こんな時間だから」と油断して、小銭入れをカバンから出していなかったのである。

今度は私が慌てる番で、カバンの中に左手を突っ込んでゴソゴソと… 急いで百円玉4枚を取り出し… と思ったら5枚だった。が、そのまま左手だけで彼女の手に4枚だけ載せようと無理をしたら…

百円玉がパチンと弾けて、2枚が床に落ちてしまった… 私は「あ、ごめんなさい」と言いながら、上体を左側に折り曲げて1枚だけ拾い、その間に彼女が無言でもう1枚を拾っていた… 慌て合戦、私の負け!