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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

「遅れた」「待たせた」なんて日常茶飯事!

2012年07月01日 21時00分26秒 | バス運転士

今日から“接客サービスなんちゃらかんちゃら”が始まった。そんな日の私の一発目… 乗客は少なめ、交通量は少し多め… 終点近くの交差点で、一回余分に信号を待ったくらい… 終点で忘れ物チェックをして、すぐに折り返しの乗り場へ着けたのだが… すでに発車時刻を4分ほど過ぎていた。

私は「そんなアホなぁ~! 接客サービスが何だって? これは罠? 嫌がらせ? こんな時間設定で運転士をイライラさせて、それでもシッカリと接客ができるかどうか試そうってか!? ハハハ… そうはイカの何とかだぜぃ!」と頭の中でブツブツと呟きながら、扉を開けて「お待たせしてすいません~」と言った。

乗客は5名ほど… みんな不機嫌そうな顔も見せず、普通に乗ってきた。いやいや… 僅か1~2分で怒鳴った何処かの誰かさんとはえらい違いである。それとも… もしもそこで怒鳴って私がブチ切れたら困るから??? ハハハ…

その後、某地区巡回バスをやっていたのだが、乗客も交通量も少なく… 途中で何度も時間調整停車をしなければならないほどだった。あるバス停で20~30秒早かったので、私は「発車までしばらくお待ち下さい」と言って止まって扉を開けた。

発車時刻になった時… 一人のおばさんが歩いてくるのに気が付いた。私は「どうせまた何処かで時間調整停車することになるだろうから、もう少し待って様子をみるか…」と思って、そのまま動かずにいた(ちなみに、その時の乗客数はお婆さん一人だけ…)。

すると、そのおばさんが前扉の外で立ち止まり「これは○○へ行きますか?」と言ったので、私は「いえ、△△の方へ… 今、○○の方から来たところなんですよぉ~」と答えた。それを聞いたおばさんが「△△かぁ… そこに◆◆がありますよねぇ?」と言ったのだが、私は「◆◆ですかぁ… う~む… すいません、ちょっと思い出せないんですけどぉ…」としか答えられなかった。

しばらくの間、おばさんは一人で考えて… 「うん、やっぱり乗ります。あ、アレ見せなきゃね…」と言いながら乗ってきた。そして、フリーパスを見せながら「ごめんなさい、待たせちゃって…」と言った。その時、チラッと時計を見ると、発車時刻を2分以上過ぎていた。もしも何処かの誰かさんがいたら… あ、もういいですかね。ハハハ…