おかあちゃん(高齢者のガン)私のオッパイ(石灰化)??? とワン子

2006年8月母は肺がんと診断される。完治目的の定位放射線治療を受ける。

おかあちゃん 太陽がいっぱい

2012年04月08日 10時01分26秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃん、私ね。
朝の太陽は綺麗だと思うよ。大きくて上にあがっていく。力強さを感じる。
思わず手を合わせる。何の信仰もない私でも神々しさを感じるよ。
おかあちゃん、私ね。ボランティアの講習を申し込んだ。
このボランティアは、私のように辛い悲しいと悩んでいる人の声に耳を傾ける。
聞くと言う事を大切にしているんだよ。私はこの悲しさ、辛さを知った私だから
出来る事があると思うんだ。大それた事だけど、お役に立てると嬉しいな。
決して自分の意見ではなく、その方の苦しみに耳を傾けようというのがいいね。
私も、それで救われた。力を入れるのではなくそっと寄り添えればいいな。
おかあちゃん、お仕事も頑張るよ。私に合う仕事がきっとあると思う。
今の時代、1回2回で見つからない。これは力を入れて頑張るよ。

おかあちゃん、私はよく泣く。今日だってワンこと散歩から帰って来て「おかあちゃん、
私は寂しいよ」そう言って泣いた。お外で言っているから近所の方に聞こえているかも。
いつもお外で空に向かって「おかあちゃん、おはよう。ありがとう。」そう言っているよ。
でもね、気にしない。私はおかあちゃんとお話しているんだもんね。
昨日は、「おかあちゃん、会いたい。私をなんで置いて逝ったの」おかあちゃんを責めたのかな。
私はいつもおかあちゃんに責めごとや頼みごとを言わないようにしていたの。
もう天国に行ったおかあちゃんに、心配ごとはさせたくない。
だからね。いつも見ててくれるだけでいいの。私を忘れないでほしいの。
おかあちゃん、今初めて『天国』って言えた。どうしても、逝ってしまった事を信じたくなくて
今まで言えなかった。今日がおかあちゃんの4度目の月命日です。
少しは、私も変わってきたのかな。変わりたくなかったり。変わらないとと思ったり。
今も涙を拭きながら書いている。
おかあちゃん、私ね。今になって、本当に何も出来なかった。そう思う事がいっぱい出てきた。
私は、何をしていたのかな。おかあちゃんを大事に思っていたのに。
私は今思うのは、看護師さんに毎日来て貰う契約をいた事を1番悔いている。
看護師さんは来てくてるが、おしもの変えもその時してくれた。
看護師は、おかあちゃんの具合などお構いなしに「ごめんね。」と言いながら右に左にごろごろと動かす。
私はハラハラしながら見ていた。「後は私がやりますので」といっても「大丈夫です」
私なら、おかあちゃんとお話しながら、ゆっくり体を動かして変えた。
おかあちゃんは、しんどかったろう。可哀想だったね。ごめんね。
私は、何度も看護師の契約は断った。そんな事は私がします。そう言ったけど押し切られた。
看護師さんのやってくれた事は、血圧を測ったり検温をしたりくらいだった。
ごめんね。お下の事は私が、私が、やるべきだった。人には例え1回でもさせたくなかった。
最後の最後に苦しい思いをさせたね。おかあちゃんは、それでも私に笑って見せてくれた。
愛している人にこんな思いをさせてしまった。2人でやってる時は楽しかったね。
おかあちゃんは、私に負担をかけていると思ってたみたいだけど、私は楽しかったよ。
お下の変えなんか、何ともなかったもの。嬉しかったんだ。おかあちゃんのお世話をする事が
私の生きがいだった。おかあちゃんは「どうして、こんなにしてくれるの」そう言ったけど
私はとても幸せだった。「おかあちゃんだもん」て答えたね。二人で笑ったね。
こんなに幸せにしてもらったのは、私なんだよ。もっともっと私の横に居てほしかった。
私は確実におかあちゃんに近づいている。Ⅰ日1日私はおかあちゃんに近づいている。
だからね。おかあちゃん。待っていてね。必ず会いに行くから。会えるから。
おかあちゃんが望んでくれたように必ず必ず強く生きるから。
会った時に、おかあちゃんにいっぱいお話出来るような生き方するから。待っていてね。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好き。愛している。
ズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。
コメント
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