おかあちゃん(高齢者のガン)私のオッパイ(石灰化)??? とワン子

2006年8月母は肺がんと診断される。完治目的の定位放射線治療を受ける。

おかあちゃん 桜が綺麗に咲きましたよ

2012年04月09日 14時10分38秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃん、私ね。
今日は、泣かないでいけるかな。て思った。
けど、やっぱり涙が出るよ。おかあちゃん、おかあちゃん、おかあちゃんの事思うと
悲しいよ。辛いよ。おかあちゃん、考え方を変える事で私はいつも言っている一緒だと思えた。
おかあちゃんが横に居てくれるんだ。そう思った瞬間、最高に嬉しかった。
だから、もう泣かないでいられる。そう思った。
なのに、今泣いている。ごめんね。きっと「○○子、良かった」そう言ってくれたと思う。
なのに、また泣いている。ごめんね。もう泣かないから。
おかあちゃん、桜が綺麗だよ。携帯の待ち受け画面におかあちゃんのチョコのアイスクリームを食べて
少し口からチョコがはみ出している可愛い可愛い超可愛い超超可愛い写真にしたよ。
私は、待ち受け画面にチュウをした。おかあちゃんは「いや、いや、チュウいや。」て言うよ。
でもね。私は追いかけて抱きしめてチュウするよ。ありがとう。おかあちゃん、私は最高に幸せだった。
私が、小さい頃おかあちゃんは私を抱きしめて「○○子、チュウ」ってした。
私が拭くと、またチュウをした。嬉しかったんだよ。おかあちゃんにチュウされるのが。
おかあちゃんは、チュウの事は「プーしよ」って私のほっぺに「プー」って口を当て吹いたよ。
私は、どっちも好きだった。この人は、私を何があっても愛してくれる。守ってくれる。
小さな私でも、分かるほど愛をくれた。もういないなんて私には耐えられない。
誰が、おかあちゃんほどの愛をくれるの。愛なしで生きるって死んでいるのと同じ。
私は死にながら、生きていくのかな。
昨日は、もう涙とはさよなら出来たと思ったのに、何で今日は泣いてるの。
おかあちゃん、桜がとても綺麗だよ。おかあちゃんとよくお花見に行ったね。
京都御所・京都植物園・祇園の夜桜・高台寺・御室・木屋町の桜並木・鴨川の桜並木等々
京都には沢山の名所があるもんね。哲学の道もだね。もっともっといっぱい。
一時に咲くから、まわるのが大変。並木道は車で通ったね。
おかあちゃん、楽しい思い出だね。私は、桜が嫌いになったことがあった。
おかあちゃんが、初めて入院した時。桜が咲こうとしていた頃だった。
おかあちゃんは、一時血圧が20位まで下がった。意識もなかった。
59歳。私は冷静だった。このままおかあちゃんの意識が戻らないのかも。
おかあちゃんは、すぐに戻って来てくれた。だけど長い入院になった。
私は、会社からの車の中から、安静にしなければならないので、桜が見られないおかあちゃんを思った。
いつも、車の中で泣いていた。大声で「おかあちゃん」と叫んでいた。
おかあちゃんは、見る見る元気になった。若かったものね。
桜はおかあちゃんが入院している間、嫌いだった。
桜を見ると泣いていた。あのままおかあちゃんが元気にならなかったら、私は一生桜嫌いだったかも知れないね。
おかあちゃんは、桜が大好きだった。私も本当は好きだよ。

近所の桜です。今年も綺麗に咲きましたよ。


おかあちゃんは、お花が大好きだった。おかあちゃんが、ベットから見えるようにとパンジーを買った。
結局は植えられなかった。そのパンジーが今とても綺麗に咲いているよ。
おかあちゃん。見ていますか。おかあちゃんのパンジーですよ。



おかあちゃんが大事にしていたランが咲きましたよ。



おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好き。愛しています。
これからもズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。
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おかあちゃん ボランティア

2012年04月09日 00時16分47秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃん、私ね。
今日はワン子にせがまれて3度も散歩した。
そして、半日は遊んでやったよ。
散歩の途中でワン子はいろんな人に遊んでもらう。
ワン子は、人懐っこいから可愛がられるよ。
お婆さんが、押し車の座席で座ってじっとしてられた。
ワン子が気がついてお婆さんに構っていくかな。と思ったけど気がつかず通り過ぎたよ。
私は、戻った。お婆さんに「犬は嫌いですか」「好きだよ」
ワン子は、お婆さんの膝に前足をのせて立ちながらお婆さんに甘えたよ。
お婆さんは、嬉しそうな顔をしてた。私より先にワン子がボランティアをしたよ。
お婆さんは、とても寂しそうに座ってた。ワン子がいて良かった。

おかあちゃん、前に話したよね。
私が、高台寺の近くでアルバイトをしていた時、「おかあちゃん、毎朝鳥居をくぐったら、同じ場所にお爺さんやお婆さんが座っているの、誰も話すわけでもなく。家の人は心配してないのかな。」
私は、そのお婆さんと話す機会があった。雨が降ってきた時、そこを通った。もう何時間も経っていたが、そこに座っていた。
足の悪いお婆さんは、動きが悪いのかじっとしていた。雨に掛かりながら。私は、お婆さんに、傘をさしかけ「送って逝きましょうか」と言ったが笑って首を振った。傘を置いていこと思ったが「いらない」と言った。
それでも置いていこうとするとお婆さんは怒りだした。私は、その場から離れた。
お婆さんは、どうしただろう。おかあちゃんは、私に怒った。
「何で、お婆さんを送って行かなかったん」「あんたは、お婆さんが可哀想って言うけど、結局何もしなかった」
おかあちゃん、何も出来なかったと言う私に怒った。
本当だね。何もしなかった。あのお婆さんは風邪なと引いていないだろうか。
それを言うとまた怒った。おかあちゃんの目には涙が薄っすらと光っていた。
私は偽善者だ。いい事しようとしたんだよ。そんな風に見られたかったのかな、
そんな私をおかあちゃんは、見抜いていたのかな。最低だね。怒られて当然だね。
おかあちゃん、ごめんね。この時、悲しい思いをさせたね。きっと腑甲斐ない娘だと思っただろうね。
それでも、それ以上は私を責めなかった。私を守ってくれた。私には分かっていたよ。
私は、おかあちゃんにいつも守られていた。今は辛い。おかあちゃんのいない世界がある事を考えた事がなかった。

私は、今から、おかあちゃんが私の横に居てくれると思う事にしよう。
それなら、寂しくないものね。そうだよ。ズーとズーと一緒だもんね。
おかあちゃん、私なんだか楽しくなってきた。ズーとズーとズーと一緒。嬉しいよ。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好き。愛しているよ。
これからも、ズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。
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