おかあちゃん 生きるよ

おかあちゃん、私ね。
今日、ワン子は４時過ぎから泣くの。「シィー。６時までは泣いちゃだめ。」
そう言ったら、５時過ぎに泣くの。それで又言ったら今度は６時２０分まで泣かなかったよ。
お散歩に出たら、太陽はだいぶ上がっていた。手を合わせて「おかあちゃん、私頑張るよ」
おかあちゃん、私、頑張ってみようと思う気持ちが少し芽生えてきたよ。
おかあちゃん、ありがとう。前に向かって行こうと思うよ。
でもね、また泣いたり戻ったりすると思う。おかあちゃんが私の横からいなくなって
もう４カ月経つ。明日が月命日だよ。
おかあちゃん、月日は待ってくれない。私からいろんなものを奪っていった。
けれど、きっと新しい何かを持って来てくれると思えるようになった。
おかあちゃん、私はおばあちゃんになる。おかあちゃんに似たかわいいおばあちゃんになれたらいいな。
腰が曲がっても、私はおかあちゃんのように少しの間はいややって言って何もなしで歩くんだろうね。
そして、押し車を使って「楽や」って何でも出来るよ。
車の運転はいつまでするんだろう。運転は好きだけど、安全第一。止める時期も考えないと。
そして動けなくなったら、誰かのお世話になるんだろうか。
もしも、出来るならお世話にならないでおかあちゃんのとこに行きたいね。
人は、最後は一人で死ぬ。だから孤独死なんて言わないでほしい。
これからの私の人生プランかな。

おかあちゃん、今日はとてもいい天気だけど風が冷たい。寒いって感じるよ。
おかあちゃん、私はおかあちゃんに会いたい。おかあちゃんのところに行きたい。
そう思う。でも、今は生きるよ。おかあちゃん、私を見ていて。
何か、何か、何か私はこの世界にお返しいたい。役立つ事を捜すよ。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好き。愛しているよ。
これからも、ズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。